東日本大震災の発生から半月・・・買いだめ買い占めの騒ぎはだいぶ終息したものの、一部食料品等は今だ品薄が解消されていません。

中でも最近では見掛ける事すら困難となったのが、ヨーグルトや牛乳です。お店の人に聞いても、入荷はするものの、たちどころに売り切れてしまうそうです。


これは決して買占め買いだめが原因では無く、原料となる乳だけでなく、容器である紙パックも不足が指摘されています。


品薄・売り切れのその理由は、大手乳業メーカーが震災のため牛乳や乳製品の生産工場が相次いで操業停止に追い込まれているからだと言います。


また、農林水産省が公表している「牛乳乳製品統計調査」で、2011年1月の生乳の生産量を見ると、ダントツの首位は北海道ですが、それに続く一大産地は北関東や千葉、さらに岩手や宮城など今回の震災で被害が大きかったところが多くなっています。


しかも、福島原発の事故の影響で、福島県と茨城県は生乳の摂取制限、出荷制限を受けました。

という事で、東日本では牛乳やヨーグルトの加工工場が被災しただけでなく、原材料も入手しづらい状況に陥っている=品薄という事になっているワケです。


一方で、西日本に拠点を置く乳製品メーカーは、少しでも消費者に行き渡るようにと生産効率をアップし出荷を増やしているようです。


しかし残念ながら、牛乳やヨーグルトに使われる紙容器の生産工場の稼働率も震災の影響で落ちているようなので、まだまだ牛乳・ヨーグルトの品薄感は完全解消とは行かないようです。


毎夕食後にヨーグルトを食していた身としては、今の状況はミネラルウォーター不足よりも閉塞感を感じております。