睡眠と枕の関係
Amebaでブログを始めよう!
午後の眠気は古くから人々を悩ませてきたもので、眠いときには眠ってしまおうという「昼寝」文化と、昼寝はせずに「お茶の時間」として「休憩」を楽しむ文化が育ちました。

不思議なことに「昼寝」の時間と「休憩」の時間は午後2時から4時の時間帯に集中し、たがいに重なり合っているのです。

この眠気が人類に広く共通して体験されるものだとすると、日中に起こる眠気は生理的なものであり、健常者にとっても当たり前の現象であることを示しています。

そこで午後2時から4時の強い眠気は何が原因で起こるのか、そのメカニズムの解明が課題になりました。

その結果、人間の眠気には24時間周期の夜の眠気のほかに、12時間周期の眠気のリズムがあることが、だんだんわかってきたのです。

現代の先進国の大部分は「休憩」文化を採用していますが、短い仮眠をタイミングよくとると、休憩よりも午後の気分が改善し覚醒も高い水準を維持できることが検証されています。