おはようございます。スーです。
伊豆半島では
夕刻の海辺に秋風🍃が流れるように感じられ始めたが
まだまだ蝉の声が元気な8月後半
海中は水温高く
いま暫らくは盛夏の趣
こんな時季は、クーラーの効いた部屋でのんびり
メジナ釣りの良いシーズンへ思いを馳せるのが一番
そういう流れでw
来るメジナシーズンに向けて
新たなポイント紹介をすることとしたい。
今回紹介するのは
この冬&春先。絶好調だった西伊豆・仁科地区から
これまた、良型メジナの釣果に恵まれた
オジカゴシ
オジカゴシ全景
この磯は
ヤトリの先(田子寄り)の地方に位置し
地元の常連の間では
好きな人、嫌いな人の評価が分かれる。
評価の分れる理由は
良い釣りをしたか、ぜんぜん釣れなかったか
そういった単純なことが主に語られることが多い。
しかし、それは
この磯の攻略が難しいということを物語っているとも言えるのである。
ポイント図
上り潮 ― 下り潮 ―
紫色のラインに潮目が生じることが多い
この磯の釣座は、船着きとなるA
厳寒期だとBからワンド奥の磯際を狙っても良い釣果が得られるが、今回は釣座Aにポイントを絞って紹介していくこととしたい。
足下の水深は、10m以上。
釣座の右手方向、沖右手の隠れ根方向へ浅くなっていく。
釣座から20m超先にある独立した2つの隠れ根は
水面から根の頭までの水深が
4~5m。
根元までの水深は15m超もある。
また、隠れ根と(その先にある)磯から伸びる隠れ根との間の水深も15m程。
さらに、隠れ根から先
ヤトリ沖方向に向かって、さらにダラダラと水深は深くなっていく。
釣座Aから隠れ根方向を望む
【潮の流れ】
上り潮は
ヤトリ方向から釣座方向に入ってくる流れになる。
目に見える潮の流れは
直接的に水道へ入ってくる流れは少なく
左手の磯際伝い(ヤトリの水道を抜けてくる)流れが
(沖にある)隠れ根方向に沖へ抜けていく。その流れの一部が隠れ根に当たり、水道方向に入ってくる。
ただし、その流れは複雑で
釣座方向にアテ潮になったり、底の流れは足下の深い所を磯際伝いに通していたり、本流の強弱によってコロコロ流れが変わる。
下り潮は
(釣座右手の)水道方向からの流れ。
この流れも一筋縄ではいかない。
狭い所から広い所へ、浅い所から深い所へという流れであるために、上潮(うわしお)がダラっとした流れ方になりやすく、狙い処が定まらないケースも多い。
【釣り方】
仁科地区の(昔からの)常連さんは
少量のコマセでポイントを1点に絞った釣り方をする人が多いが、この複雑な流れ、水深の中では不向き。
潮の流れを読み
2点、あるいは3点と投入箇所を変えたコマセワークが求められることが多い。
もう1つ、この磯での釣りを難しくする要素に
足下2か所で生じるサラシがある。
潮の流れが左右に流れている状況で
サラシで生じる表面上の流れにウキや道糸が取られ、仕掛けが沖方向へ弾かれやすい。
サラシの大きさやタイミングも頭に入れた仕掛けの投入位置や流し方が要求される。
このサラシが意外にやっかい
また、下り潮では
沖に本流が走り、その流れに引かれていくような(水道側からの)流れが生じていないのであれば、仕掛けを流す範囲をある程度の距離までで見切りをつけた方が釣果に結び付きやすい。
この磯(釣座A)は、足場が高く
足下の磯際が(さほど)エグレていないため、大きな魚でも取り込みやすい。
また、中間距離で掛けた魚は、沖に向かって走ることが多い。竿をしっかり立てていれば、竿の力で魚が浮いてくれる。ただし、右手沖から伸びている隠れ根は、釣座から見ると向こう側(沖側)のエッジが立っている。隠れ根の向こうまで魚を行かせないことが肝要だ。