今回の磯ポイント紹介は、
加賀根・アワフリ
冬期の釣り場であるけど、状況によっては釣れるのです
加賀根には、小ドブから大ドブまでの沖向き、港向いの水道、タタミ根向かいの3つの主な釣り座がありますが、『アワフリ』はタタミ根向かいに位置します。
釣り座は3ヶ所。
Aは、水深が足元で約6m、沖では最深部で水深約8m。
海底には、タタミ根方向に溝が何本か入っているほか、ゴロタ石のような根が点在している。
ポイントはタタミ根との間を流れる潮の流れの影響に応じて変化するが、狙いは足元のサラシから生じる流れと潮がぶつかる潮の壁やヨレ、左右に流れる潮に引かれていく流れの中となる。沖(河吾方向)へ流る下り潮でのポイントであるが、松ケ下方向(上り潮)へ潮が流れる場合でも、(陸付けの流れであれば、釣座近くにも潮が通すため)水深は浅くなるが、タタミ根との間に複雑に点在している沈み根周りも狙うこともでき、チャンスはある。
Bは船着場であるが、水深は約5m。
ポイントは足元及び対岸の磯際を中心に狙うことになる。ここでは入ってきた潮が沖へ抜けていく緩やかな流れの中でアタリがあることが多い。また、ワンドの中心より対岸側に他より一段深くなっている部分があり、ここに魚が着いていることが多いので覚えておくと良いだろう。
なお、足元の際で掛けた大型の魚は磯先端にあるハエ根へ必ず走っていくので、強引に魚を止めることが必要となる。
Cは、ワンドの最奥部であるが、Ⓑから直接は行けず、沖側を周って(もしくは水道側から)入釣することになる。
A・Bが使えないような荒天のときや厳寒期に特に実績が高い。水深は、約6m。アワフリの出口に釣りびとが居ないことも条件になるが、厳寒期でもオナガメジナの40センチオーバーが当たることが多くなった近年。どっサラシの下に仕掛けを入れて、ピンピンに張って待つ釣り。試してみる価値は大いにある!(2024.4追記)
ポイントは両岸の磯際が中心になるが、ワンド内に入ってくる潮、出て行く潮の中を丹念に探ることになる。
荒れ気味のときであれば、尚最高 この釣り場は、水温が高い時期には下り潮であることが絶対条件
ぜひ、参考にしてください