※この日記は私が中絶手術を行ったことについて書いています。
中絶手術について生理的嫌悪を抱く方はお読みにならないでください。







子供は3人欲しいねー、なんて話を昔から旦那としていた私は、
2歳差での子供が欲しくて、頑張ってたんですよね。
まさか自分が乳がんになっているとも知らずに。

でも阪大病院で乳がんの可能性が極めて高いことも聞かされ、
家で若年性乳がん(35歳以下で発症する乳がんのこと)を調べました。

若年性乳がんの場合、年齢が若いために進行が早いこと、
妊娠・出産・授乳をすることによって予後が明らかに悪いことなどが
分かりました。
やっぱり乳がんはホルモンのことが大きく影響するので、当然ですよね。
また、CTやマンモグラフィーなどの放射線を使う検査や、その後の治療も
安定期に入るまでは一切行えません。安定期に入っても治療に制限が
出るのは阪大病院の先生から聞いていました。

・・・そして家族ともよく話し合って、お腹の子を諦めることに決めました。

ほんとにいっぱい泣きましたねー・・・。
お腹を撫でながら旦那と2人で「ごめんね」と何度も謝りました。
いつか私が元気になった時は絶対にまた帰ってきてくれると信じてます。

そこからは早かったなぁ・・・。
まだ幸い妊娠の週数も5週?6週ぐらいで、エコーでも赤ちゃんの姿は
確認出来ませんでした。もちろん胎嚢はありましたけどね。
この時のエコー写真はアルバムにきちんと残してます。

そして1月26日、中絶手術をしてもらいました。

当然中絶手術は初めての経験なのですが、
全身麻酔(?)することにびっくりしました!
静脈麻酔って不思議だったなあ。頭がぐわんぐわんで、
自分が自分じゃない感じ。寝てるっていうよりずっと目の前で
謎の映像が流れてる感じだった!
何故か「あぁ、死ぬってこういう感覚なのかも」って
思った。すごく遠くで声とかも聞こえるし。

2時間ほどで麻酔も覚め、若干ふらつく足で
産婦人科の向かいにある神社(本当はお寺が良いんでしょうが)に
旦那と娘と3人でお参りをして帰りました。

その数日後、CTの検査やリンパの検査の結果を聞きましたが、
今のところ転移はなさそう、というお話を聞きました。

まだMRIとか、骨シンチという検査とかが残ってるので油断は
出来ませんが、とりあえずまだ転移は見つかってないのは
お腹の中にいた子が守ってくれてたのかなぁ・・・なんて
考えています。

ずっと会いたかった2人目の子に、こんなに早く別れを告げることに
なるとは思わなかった。産んで、思いっきり抱きしめてあげたかった。
でも、ここで無理をして私もお腹の子も死んでしまうのだけは避けたかった。
まだ1歳半の娘のためにも、もっとママを続けたかった。

諦めてしまったお腹の子のためにも、絶対治さないとね。
それが私に出来る一番の供養だと思うので、
これから先、どんな辛い治療が残ってても私、頑張ります!!!