パリコレ81 ☆『灰羽連盟』☆ | パリの大事なコレクション

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何年前だったか、深夜に放送していたアニメーションです。


偶然、テレビで観て、雷に打たれた如くの衝撃を受けました。




架空の世界の設定ですが、


現実世界とも繋がりを感じさせるストーリーになっています。



大きく現実と違うのは、灰羽と呼ばれる存在がいることです。


それは、人と同じ姿で灰羽が生えています。


灰羽は、年齢も性別もバラバラで、繭から生まれてきます。



『灰羽連盟』は、架空の灰羽という存在を通して、


現実世界で直面する様々なことを、


よりリアルに表現しています。


例えば、生きる意味とか、存在の意味、等です。




灰羽にとって死は、ありませんが、


壁を越えるという表現のものがあります。



普段生活している場所は、壁に囲まれており、


壁の向こう側を知ることは、出来なくなっています。



それが、“その時”が来たら、


灰羽は、誰にも知らせずに、壁を越えます。


それは、永遠の別れか、また会えるのかは、誰にも分かりません。



もし、“その時”が来ても壁を越えないと、


灰羽は、灰羽がとれ、人間でもない存在になってしまいます。



正に、死を思い起こさせるものです。


もの凄く、鋭くショックを受けます。



でもまた、感覚的に的確な感じがあり、


とても、観る価値のあるアニメーションだと思います。


何かに迷っている方、何かに傷ついている方、等にオススメします天使