「宮城県じゃあ、レガシーが残らない。」

最初、何を言ってるのか

言ってる意味が解かりませんでした。

 

よくよく聞いたら

「海の森」という 有り得ない矛盾した名前の場所に

立派な競技施設を造って残したい

ということみたいです。

 

何のことはない、

「レガシー」という言葉が「競技施設」に置き換わり

むかしの幻影、「箱もの」が欲しいみたいです。

 

もう「箱もの」の政治はうんざりだ、

いい加減、止めようよ

と葬り去られた古い政治が

まだスポーツ業界では罷り通っているようです。

 

罷り通るどころの話ではありません。

オリンピックという50年に一度の儲けの大チャンス、

千載一遇、

この機会を逃してなるものか、

政治屋もゼネコンも欣喜雀躍。

 

「箱もの」が欲しいのは政治屋ばかりだと思っていましたが

今は「競技団体」が政治屋みたいなことを言い出しています。

まあ

同じような人種なんでしょう。

 

「レガシー」。

どういう意味なんでしょう。

遺産?

そうだと思いました。

だけど、その受け取り方が

あの人たちは違うみたいです。

レガシー=施設みたいです。

 

日本の「ボート」業界、

過去にオリンピックで目ぼしい「遺産」を残したことがあるのでしょうか?

ここで謂う「遺産」とは

勿論 「記録」とか「成績」です。

 

すくなくともわたしは

日本のボート界が

どこかで活躍した

なんていう話、

聞いたこと、ありません。

山ちゃんに聞いても

聞いたことはないそうです。

 

ろくな「成績」も残さないで

建物のことなんかに首をはさみ

「アスリート優先」なんていって

もっともらしく語るのは

バカじゃねえの?

 

ってゆうか、

バカだ

ってゆうの。

 

わたしは運動が嫌いなので

どうしても運動選手を見下す言い方になりますが

「アスリート優先」なんていう言葉はないの。

「アスリート」はどんなコンディションの運動場でも

文句を言わずに飛んだり跳ねたりしていればいいのです。

 

たかが選手が政治の問題に口を出すんじゃない。

お前たちに「競技施設」なんて語る資格はなく

選手なら選手として

与えられた場所で

一生懸命オールを漕いでいればいいの。

 

外国の事情は知りませんが

日本に於いては

ボートとかカヌーというのはプロの成立しない

アマチュアの競技であり

競技者もアマチュアのプレーヤーです。

 

アマチュアはアマチュアのプライドを持って

下世話で世俗的な問題に口を挟んで

己を汚すんじゃない。

 

と言いながらわたしは

酒を呑み

舟をこぐ毎日です。

 

イヒヒヒ・・・・。