つい先日

オウムの菊地と一緒に逃げていたということで逮捕された高橋寛人という男

菊地に結婚を申し込み

彼女がオウムであるという身元を明かされ

それを知って尚ふたりで隠遁の生活を送った

ということで

なんという美談!


なんて6月5日の「目黒川春秋」で持ちあげたんですが

この高橋寛人、

菊地の逮捕は前妻と子供と夕食を食べながら見ていたテレビで知った

なんていうことを言い

なんか変な男だなあ

と思っていたのですが


実はトンデモない男だったみたいで

懸賞金目当てに菊地が隠れているという通報も高橋寛人がしたんだとか

逃亡していた高橋克也を強請って金を巻き上げていたとか

次から次へ奇想天外な話が飛び出し

なんという鬼畜

と思いますが

まあわたしが高橋寛人の立場だったらやはり強請っていたでしょうから

そんなに責められないか。


それにしても高橋克也の逃亡追跡劇以来

街のあちこちの防犯監視カメラが珍重され

遂に日本中切れ目なくカメラを設置する勢い

これじゃあ凶状持ちには住みにくい世界

まづ逃げ切ることは不可能でしょう。


これはわたしの勝手な思い込みですが

まんが喫茶とかネットカフェとかいう場所は

社会から逃げる者のせめてもの隠れ場所、

そんな所の店員なんかは逃亡者を匿う味方かと思っていましたが今は逆に警察に通報するみたいで

いやはや生きにくい時代です。


ましてわたし等社会のはみ出し者、

社会全体が品行方正清廉潔白

ネコも杓子も無菌状態になり

禁煙禁酒当たり前

痴漢変態指弾され

口臭腋臭ヒンシュクで

ますます生活しづらくなり

無菌デオドラントに窒息しそうです。


この徹底的に清潔を指向し無菌を希求し

無菌故に抗体ができず抵抗がなくなり花粉症になったりして尚清潔を指向する病理

このひ弱な人間はどこへいくのでしょう


なんてえことは余計なことで

台風がくると

ワクワクするのはどうしてなんでしょうか。


遠い野生の時代の記憶が呼び覚まされるんでしょうか、

夜中台風の中に立ち

雨にびしょ濡れになり

暴風に吹き荒らされるのは

ああ、

なんて気持ちがいいんでしょう。


イヒヒヒ・・・・・。