【輸尿管】 (23)Ureters
腎臓と膀胱をつなぐ管です。
尿管ともいいます。
長さは25~30cm、左右に一対あります。
腎臓でつくられた尿を膀胱に送っています。
単なる管ではありません。
尿管はゆるやかな「ぜん動運動」を繰り返し、重力の助けを借りながら尿を膀胱へ送っているのです。
そこのところ、世間の認知度は高いとはいえませんが、評価されようがされまいが、尿管は日々黙々とうねり、はたらいています。
尿管内に尿石ができる病気を「尿管結石」といいます。
尿管自体で尿石がつくられるのはまれで、腎臓でできたものが尿管に運ばれてくるケースがほとんどなのだそうです。
尿管には、生理的に狭くなっているところが3箇所あります。
①尿管の入口
②太い動脈と交差するところ
③尿管の出口(膀胱壁内)
男性は女性より発生率が3倍高いといわれています。
側腹に差し込むような痛みが起こり、息もつけないほどの苦しみに襲われることもあるそうです。
「出産に匹敵する痛み」と表現されることさえあります。出産と尿路結石の両方を経験した、お友だちのNさんが真顔でうなずいていたので、きっとそうなのでしょう。
彼女の場合、石が無事排泄されると、激痛は嘘のようにケロッとおさまったそうです。
よかったよかった。
●輸尿管の反射区
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