伊藤華づ枝先生の「食のスペシャリストをめざして」の講座に行って来た。

今月は半年に一度の、お楽しみバスツアー。

 

お楽しみといっても、そこはお勉強講座。

バス車中で、食に関するクイズ20問が先生より出題される。

 

ヤマ勘半分で、○×を挙手した。

さすがに食のスペシャリスト講座とあって、全問正解者が2名!

わたしはハズレ3個…。

 

上位成績優秀者には、伊藤先生から素敵な器のプレゼントが。

私もご褒美をゲットできた。

そうこうしている間に、多治見にある日本料理・水野に到着。

木綿のナフキンに、チョット感動!

店の名前が入っているのはもちろん、絵柄が桔梗とススキで秋を感じさせるもの。

 

さて、お食事です。

向付

縁高

春慶塗の素敵な蓋を開けると、秋~って感じ

揚げ物もアツアツで美味しかった!

 

炊き合わせ

今日は蒸し暑い日で、いやウナガッパの多治見だからかも…だが、このような料理は口当たりも良くてとっても美味しく感じた。

 

御飯

これもまたアツアツ!

鱧に銀杏に松茸に…と、今の季節そのもの。

 

お菓子

枝豆の葛饅頭だが、黒糖とのミルフィーユ状になっていた。

素晴らしい~!

 

私たちが座っていたカウンター席に、ご主人が挨拶に来て下さった

写真撮影にもお答え下さり、ありがとうございました!

 

超辛口の日本酒も頂き、大満足で水野を後にした。

 

次の目的地は、道の駅・志野織部

器を見ると、ワクワク~となる。

玄関先に、なるほど~!?なポスターを発見した

焼き物生産日本一県は、岐阜県。

美濃焼は東濃地方で生産されている焼き物で、織部焼や志野焼が代表格。

日本の焼き物の半数以上が、ココで作られているらしい。

 

このポスターで、私の故郷・九谷焼を擁する石川県は第3位なのだ~!と知った。

有田焼の佐賀県には負けてる。

ガンバってね!

 

そしてそして、次はこの地方ならではのお店。

栗の季節ですもの。

今年の採れたて栗のモンブラン。

青々しい新鮮な味わいに、うれしくなった。

 

あれだけの料理を食べても、甘いものは別腹です!

ほとんどの方が、ココでスイーツを召し上がっていた。

サスガです。

 

まだ蒸し暑い日が続いてウンザリするほどだけれど、確実に季節は秋に向かっているな~と感じた一日だった。

 

そして、やぱり日本料理や日本の食文化は素晴らしい~!とも実感した日でもありました。

 

 

 

お盆休みの間に、是非とも歩みを進めておきたかった東海道ぶら歩~の旅。

前回は静岡県のJR藤枝駅がゴールだったので、そこからのスタート。

スタート地点までは電車で3時間ほどかかるが、一日だけしか時間が取れなかったので始発で出掛けることに。

 さすがにこの時間は、国道一号線もガラガラ。

 

到着した藤枝市は、シティーカラー(って言うのかな…)が藤色。

ゴミ収集車も

バス停も

そしてサッカーの街だもの。

 

大慶寺

日蓮上人お手植えの「久遠(くおん)の松」は、樹齢750年とか

素晴らしい枝振り

鬼島の一里塚 日本橋から49里目

アパートの壁面にそっけなく建っているだけ…

 

昔々、鷹狩で立ち寄った家康が、鯛の天ぷらを食べたのがこの辺り。

それが原因で体調を崩し、亡くなったとされる。

松明か送り火か、お祭りの準備のよう

藤枝宿から岡部宿に入ってきた

 

岡部宿の街に入ると、麹屋さんの「甘酒スムージー」と書いた気になる看板が目に入る。

おやつタイムにも丁度いい時間だったので、入ってみた。

 

旬のイチジク入りをオーダー。

このお店では、自家製(麹屋さんなので…)麹から作った甘酒と地元産の果物や野菜を組み合わせている。

 

東海道を1人で歩いていると、何処に立ち寄っても好意的にもてなして貰える。

こちらのお店でも、ご主人と色々話が弾んだ。

話のネタはもちろん、今話題の腸活から塩麹しょう油麹、手作り味噌など、料理の話。

 

麹の写真を撮りたいと言うと、店の奥からわざわざ出してくれた。

左は白米で作った麹、右は玄米で作った玄米麹

 

玄米麹は買って帰りたいな~と思ったが、これから静岡まで炎天下の中歩き、さらにその後帰宅するとなると、管理面で麹には悪条件。

「今度車で来たときに買ってね」と、売ってくれなかった。

 

素晴らしい!

 

なので、ここで是非ともお店の宣伝をしておきます。

静岡県藤枝市岡部町内谷633-5 

かど万米店 「かど万 スムージー」でポチッと検索してね。

 

1食抜いてもokなほど栄養満点で、元気もたくさん頂いた。

さて出発。

さすが藤枝、手まりもサッカー仕様。

と、この写真を撮った斜め前のお家が、ゴン中山の実家だった。

お父さんの名前の表札がかかって人の気配も感じた。

 

さすがにピンポンダッシュはしなかったよ、大人なので。

美女と言われた小野小町が東國に下る際、この川に姿を映し老いた身を嘆いたとか。

私も映してみたけれど…。

岡部宿本陣跡

大旅籠柏屋

国の登録有形文化財になっている

 

そろそろ宇津ノ谷峠にかかる。

ここで腹ごしらえすることに。

出汁を見ると、関東だな~と実感。

食べ物で地方色を感じるのも、この旅の面白さ。

 

ご飯をたべつつ地図で調べるも、どっちの道か迷うところ。

こっちかな…と思い、歩き始める

道幅も街道よりは狭いし、違うかも…と不安になったところで、民家からおばさんが顔を出した。

地図を広げて道を尋ねると、「おと~さ~ん!」とお家に居るご主人まで呼んで2人で説明してくれる。

やっぱり街道ではなかった。

このまま進めば、焼津の方に行ってしまうらしい。

 

ここで40分ほどタイムロス。

ムダと思う事も必ず意味のあることだと、自分を納得させてみたりする。

 

優しい心に出会えたことが、何より嬉しいこと。

コチラが正解の宇津ノ谷峠だった。

 

東海道はコチラの看板があるものの、ホントにココ?と疑いたくなる道…

熊除け鈴を付けていないし~

まだまだ続くし~

本当にヒヤヒヤしながら歩いた。

 

現在の国道1号線はもちろんトンネルなのだが、「大正のトンネル」や「明治のトンネル」それに東海道以前の峠の道「蔦の細道」など道が色々あって、迷うのも無理はなかったカモ。

ポンと町並みに出た。

なかなかここも雰囲気満点。

お羽織屋

豊臣秀吉が馬のわらじを取り換えようとした際、3脚分しか渡さない主人に理由を尋ねると、「4」を避けたとのこと。

この縁起の良い話に秀吉はとっても喜び、勝利した際褒美として着用していた羽織を与えたと言われている。

秀吉にあやかるようにその羽織を見に大名が訪れたとも言われているとか。

峠を越えると、藤枝市から静岡市に入ってきた

日本の紅茶発祥の地、丸子紅茶

今はもう稼働していない感じだった

丸子(まりこ)宿に入ってきた

とろろ汁で有名な丁字屋

お盆休みで、お店は超満員。

昔はこんな風?

 

スムージーとうどんでお腹は満足していたのと、満席だったのでスルーした

本陣跡は建物もなく、コレのみ

街道沿いの大木は、カーブミラーも飲み込んだ?!

 

安倍川を渡れば、府中宿に入る

ココの店主が家康に、砂金に見立てたきな粉をつき立てのお餅にまぶして献上したところ、「安倍川もち」と家康が名付けたとか

 

街中に入ってきた

ここ静岡県も、お堀の中に県庁があるのね

本日のゴールも見えました

JR静岡駅

 

数年前、障がい者施設で働いていた時に静岡駅前のホテルで研究会が開催され参加した。

その時は職場の同僚と新幹線で来て「こんな遠くまで、歩いて来る日が来るのだろうか…」と漠然と思った。

 

ちゃんと自分の足で、来ちゃいましたヨ。

 

今回は45051歩 30.27km

 

念のためタブレットをリュックに入れて歩いているが、道案内をそれに頼ることをしていない。

旅がつまらないものに、なってしまうからだ。

 

やはり人が作った地図や旅の本を自分なりに解読し、迷った時は人に聞く。

 

今回も、それで多くの人の親切に出会えた。

 

これからの道中も、そうやって味わって進めていこうと思っている。

注)電車の時刻と乗り換えを調べるには、タブレットはとっても便利ですっ!

 

 

伊藤華づ枝先生の「食のスペシャリストをめざして」の講座に行って来た。

 

今月のテーマは、「基本のギョーザか羽根付きギョーザを、1人が全行程を作ります」

 

料理教室はだいたい、3品ほどのメニューを4人前後のグループで実習することがほとんど。

そのため、自分が手掛けたものは実感があるのだが、いつの間にやら他の料理が出来上がってた?!という現象が起こる。

 

そうかといって、3品すべてを1人で作るということも、時間や食材の関係上難しい部分が多い。

 

その丁度いい具合のところで、伊藤華づ枝先生が考え出されたこのカリキュラムは、ある意味スゴイ!と思う。

実は、この基本のギョーザも羽根付きギョーザも、大垣中日文化センターで私が講座を担当させていただいたレシピ。

 

自宅でも何度か作り、大垣の生徒さまにも指導させて頂いた。

 

今回の料理教室では、作り方ももちろんだが、どのようにして教え伝えるのかという先生のワザを是非とも押さえておきたかった。

 

これまでも伊藤先生が他の講座でギョーザを指導された時、”先生の術や技を盗まねば!”と、アシスタントとしてお手伝いさせて頂いたことがある。

 

だが、完全に自分が受講生として聞くと、また違った気づきもあったりして、本当に勉強になった。

 

先生のスペシャルトークは炸裂しまくりで、その技に近づくのはマダマダ…とひれ伏すのみ。

伊藤先生のように、”歌って踊れる”にはまだまだ修行が足りません!

先生の作品

 

今回同じグループの方4人で仲良く?ジャンケンをし、先に勝った2人が羽根付きギョーザを作る係となった。

 

わたしは見事に勝者?となり、羽根付きギョーザを作った。

家庭でも3~4人分の量のギョーザを4人が作ったのだから、こうして並べてみると圧巻!

それにミニトマトとグレープフルーツのはちみつチーズサラダと、冬瓜の中華風カレースープ

 

ミニトマトのサラダは、手軽だけれどとっても美味しかった。

早速、我が家の今日の晩ごはんに採用予定。

 

オマケの話

 

料理教室に向かう途中、名鉄の神宮前駅でハタと”今日は朔日だ”と気が付いた。

帰りは是非とも熱田神宮に寄って、お詣りしようと思った。

ご神木の大楠を仰ぎ見ていると、警備の男性が足元でゴソゴソしている。

パックに入った玉子を木箱から出しているのだ。

 

思わず警備の方に色々聞いてしまった。

 

何でも大楠を守っている蛇ちゃんにあげて下さい!的な思いで、市民の方々がこの木箱に玉子を入れていくらしいのだ。

良く見ると、蛇ちゃんが食べることができるようエサ場も作ってあり、夜中にはトグロを巻いて玉子を食べているらしい。

 

大楠を見上げても、今日は蛇ちゃんを見ることは出来なかった。

 

「機会があれば、夜中に来て見て下さいね」と警備の男性に言われた。

 

…ん、ちょっと勇気が必要カモです。

私の料理の師・伊藤華づ枝先生の、お誕生日をお祝いする食事会に参加させて頂いた。

 

いつもパワフルで、チャレンジングに仕事をされ、それでいて細やかなお心遣いをされる素晴らしい先生。

 

伊藤先生の会社・ハンナプロジェクトの仲間と共にお祝いさせて頂き、本当に幸せなひと時だった。

 

場所は、名古屋市中区錦にある「レスト K ヤマウチ」

 

以前に伊藤先生とグルメ会の下見に来たお店でもあり、その時先生と2人で3杯づつグラスワインを楽しみ、とても楽しい”仕事”をさせて頂いたお店。←役得ですっ!

 

お料理は…

 

アミューズ

創業150年 種久の最中 枝豆・鰻・山椒 豊橋よっちゃんファームのトマトのギモーブ

一口サイズの中に、しっかりと素材を感じる。

トマトにも感動!

 

冷製桃のあわ

本当に、全部が桃の泡!

 

この辺りで、お店一番のコレが登場~

ズラッと並ぶと、圧巻です!

焼き立てで登場し、モチモチ・フワフワで何とも言えない食感。

これだけで、酒(ワインだけれど…)が飲めますっ!

 

アミューズ
宮崎県産尾崎牛のコンソメジュレ 胡瓜 雲丹 鮑

コレも美味しかった~!

 

天竜川の稚鮎

見ているだけで、お皿の上の芸術、アートです。

「鮎がそれこそ泳いでいるみたい~」と、みなで感動していると、サービスの方が「今まで泳いでいたんです」と…。

だからこそ、お皿の上で泳いでいる状態になるのだとか。

 

お魚料理
三重県産天然鯛とおかひじき

サクッ・カリッと揚げた、おかひじきが良かった!

 

お肉料理
北海道産牛ヒレ肉ソテー

お料理ももちろんだけれど、お皿も素敵!

 

デザート
豊橋産西瓜と抹茶の泡 ココナッツのアイスクリーム

丸くくり抜いて抹茶の泡に隠れている西瓜と、グラスの底にある西瓜のゼリー、それにココナッツアイス…。

これらを口に含むと、幸せ~!

 

プチフール

今の季節らしい色合いのギモーヴ、オシャレ過ぎです。

 

と!?シェフからのサプライズが!

先生のローソク「ふ~~ッ!」と、イケメンシェフの2ショット

写真左をよ~く見ると、ハンナプロジェクトのスタッフが芸能人の記者会見状態でカメラを構えているのが写っている…。

 

3年前に伊藤先生の「食のスペシャリストをめざして」の講座を受講したのが、先生との出会いだった。

 

「わたしの完熟レシピ」というテーマで講義をされて、そのトークの素晴らしさに圧倒された。

とっても強烈な印象が、思い出される。

 

今でも生徒として、月に一度学ばせて頂いているが、毎回えんぴつを舐めてメモをするのに忙しい。

 

それよりも何より、先生の”家庭料理の大切さを伝える”という強い信念は、ひれ伏したくなる。

先生との出会いをありがたく、そして先生のそばで多くの学びをできることを、幸せに思っている。

 

そんな先生のことを私は密かに、”歌って踊れる空飛ぶ料理研究家!”と認定?しているのです~(*^_^*)

 

 

毎月22日は、”チョットご馳走&ワインの日”

(11月22日が結婚記念日なので、月命日的発想で執り行っています)

 

今月も忘れずに行いました~!と言いたいところでしたが、スッカリ…

 

先週末、旦那ちゃんが申し訳なさそうに「あの~、22日が過ぎたんだけど…」。

 

押し入れセラーをのぞくと白ワインが一本だけあったので、それに合わせて冷蔵庫にある食材で”チョットご馳走”を作ってみた。

・牛しゃぶしゃぶ

・人参とオレンジのマリネ

・16ササゲのソテー

・チーズ

 

牛肉とオレンジ以外は、全て頂き物の野菜で出来上がった料理。

皆々さまのおかげです<(_ _)>

 

ワインは、2012ロマンティック ヒル ドイツワイン

最近はワインを開ける口実のための”ワインの日”になっている感がありますが、感謝を忘れず旦那ちゃんが日本画の道を邁進し、わたしは料理の道で少しでも皆さまにお役に立てるよう、元気に明るくやって行きます!

 

オマケの話

 

ちょっと前になるが、家族で恵那峡温泉にお泊りに行った。

その帰り道に恵那サービスエリアに寄ると、テントを張って焼き物がズラッと並んで売られていた。

 

かなりソソられる。

 

ちょうど旦那ちゃんの湯飲み茶碗を割ってしまったところだったので、買うことにした。

 

旦那ちゃんが自分で選び、支払を済ませた。

わたしも気に入ったマグカップがあったので、購入。

 

家に帰って包みを開けてみると…

何と!?

同じ色、同じ作家さんのもので、デザイン違いだった!

 

仲良しだね!

オシマイ…。

ソムリエの友人のお誘いで、グラスでおなじみのリーデルのグラスセミナーに参加してきた。

店内に入ると、色々なグラスが飾られていて見ているだけでワクワクする。

お皿も素晴らしい

夏のテーブルコーディネートには涼しげで、とってもいい感じになりそう…と、料理がのった状態をイメージをしてみる。

 

シャンパン、赤のワインの試飲と、それらに合う料理も出されている。

鮎のムース

こちらは、シャンパンにピタピタ!

 

豚肉のロースト

こちらは、赤ワインにとっても合う。

 

多くのワインラバーで店内は賑わっていて、みなさまとてもオシャレで優雅な雰囲気。

 

わたしとソムリエの友人は、Tシャツ姿で「カジュアル過ぎてスミマセン…」な状態…。

「同じワインを違うグラスで飲んでみると…」といった面白い飲み比べのセミナーがあるとのことで、参加することに。

 

色々なワインを飲み比べすることは今まであっても、グラスを違えての飲み比べなど、さすがリーデルしか出来ないこと。

”スネイク”と名の付くデキャンターで、赤ワインが注がれる。

 

文字で説明しずらいが、ただ傾ければワインが注がれる…という代物ではない。

スネイクのトグロを巻いている部分を一周させることで、注ぎ口にワインが溜まる仕掛け?になっている。

さらに一周した時に溜まるワインの量が、だいたいグラス一杯に注ぐ量となっているの。

 

スゴイ!

 

こうして、赤ワインを右端の大振りなグラスに注いでもらい、香りを楽しみ、グラスを回してまた香りを楽しみ、そして一口。

 

今度はそのワインを、バーベキューなどでおなじみのプラカップに注いで鼻をクンクンさせると…

 

全く何の香もしない!

 

さらに飲んでみると…

 

ニガッ!!酸っぱ!!

 

ビックリです\(◎o◎)/!

 

今度はシャンパンを左の細いグラスに注いで飲んでみる。

 

美味しい!

 

そして泡を消さない様にソ~ッと中央のグラスに注ぎ、飲んでみる。

 

美味しい!そして味わいがまろやか。

同じシャンパンだが、味わいが違う。

 

シャンパンは細いグラスで!が定説なような気がしていたが、キリっと飲みたい時には細いタイプは良いようだ。

 

それとは別に、ゆっくりと料理などと共に味わいたい時は、中央にあるグラスのように少し大振りなグラスだと、優しい味わいで楽しめるよう。

 

なかなか出来ない、貴重な体験をさせて頂いた。

 

随分昔に、”ソムリエの資格を取るぞ!”と、ワインの勉強をしていた頃がある。

自宅の料理本棚をのぞくと、2006年のソムリエ協会の教本があった。

ちょうど10年前だ。

 

ワインは食卓を豊かにしてくれるし、不思議と人と人をも繋げてくれる。

 

これまでもワインを通して素敵な出会いがたくさんあり、私の人生を本当に豊かにしてもらった。

 

飲みたいお酒に合わせたつまみを作るのを得意とする私としては、ワインももっと深くお勉強したいな~と感じた日でもありました。

毎年お盆は、旦那ちゃんの絵の制作が忙しい時期なので帰省することがない。


この3連休を利用して、実家に帰省してきた。



実家の前から見る白山

白山は、さすがにこの時期は白くない。

登山者で大賑わいのシーズンを迎えるハズ。


今回は、近場でプチ観光をした。



小松市のお隣、加賀市大聖寺にある石川県九谷美術館へ。


玄関には、サスガ!と思わせるモノが…



九谷焼で作られたポップな傘立て


中でもここに所蔵されている、赤絵が本当に素晴らしい。

写真でお見せできないのが残念!


その後は、加佐岬灯台へ



ここ加佐岬は、加佐岬⇒白山⇒御嶽山⇒富士山⇒神奈川県の真鶴と、一直線に連なるパワースポットらしい。


ただ今回は、日本海も凪いでいて穏やかだしあまりパワーは感じなかったワ。


駐車場から灯台までの道すがら、こんな看板を発見!



大戦の頃、松の樹液で戦闘機を飛ばしていたらしく、その時の爪痕をそのまま残しているとか。

戦闘機を1台1時間飛ばすのに、松の木が200本必要だったとか。


冷静に考えれば分かりそうなことでも、一直線になるとこんな愚かなことも真剣になるのか…とマジマジと看板を見てしまった。


その後は、北前船の里資料館へ



この先ズーッとお屋敷の塀が続いているのだが、一軒のお家なのです。



チョット手を加えて近代的にはなっているものの、昔のお家の台所はこんな感じ!



お風呂


150m先にももう1軒あるので、そちらも見に行ってみた



大聖寺藩藩主の前田利幽公が「蔵六園」と命名されたとか



庭には、天然石の灯篭が…。

こんな大きい灯篭は、見た事ないかも。


北前船とは、江戸後期から明治にかけて大阪と北海道を往復していた船。


他人の荷物を運んで運賃を稼ぐのではなく、大阪から下関を通り日本海側を通りつつ、港港で売買しながら航海するというもの。


大儲けか大損、それ以上に命の危険という世界。


それでもこの屋敷群を見ると、スゴさを感じた。


オマケの話


道中遅めの昼食を摂った。

小松うどんの鍋焼きを注文したら…



小松市のゆるキャラ「カブッキー」のかまぼこ。


ガンバってね!!

お食事会の下見ということで、料理研究家の伊藤華づ枝先生に同行させて頂きました。

名古屋市中区のとあるフレンチレストランです。


アミューズ



奥の桃と並ぶのは、”桃のあわ”、左は最中の中に鰻蒲焼と枝豆など、楽しさいっぱい


面白いのは…



焼き立てのバゲット


これにバターをつけただけで、ワインが飲めます!


前菜



多少地味~な印象のきゅうりですが、雲丹、キャビア、鮑がのって、超豪華!


お魚



今でも泳いでいる感アリアリの、天竜川の稚鮎


お肉



牛ヒレ、地鶏、ポークからのチョイスで、北海道産牛ヒレを迷わずオーダー


デザート



無花果と口の中でフワッと解けるようなクリーム


プチフール



スイカのマカロンは、初めて食べた!

外もスイカ、中もスイカだった。感動~


私は料理をチョイスする場合、全く迷いはなくパっとヒラメイタものをオーダーする。


それに輪をかけて伊藤先生は、素早い。

今日は何故か先生がオーダーされる料理と、私がパっとヒラメイタ料理が一致した。


本来は、ここで私がもっと気を利かせて、違うオーダーをすべきなのだが、本心のまま食べたい物をオーダーしてしまった。


更に、デザートにおいても先生は「無花果を!」と即答されたので、私は「メロンを!」というべきところ、本心が勝ってしまい、「私も無花果!」などと同行者としてはあるまじき発言…。


同行者失格かも…です。


更に更に、「今日は、飲んでね!」の先生の言葉に甘え、ワインも大いに楽しんでしまいました。


「料理に合わせて3種類のグラスワインをセットで3,000円」という文字をメニューで発見し、目がキラキラしてしまったのです。←もちろん完飲!


食事会の告知が未だされておりませんので、場所はヒミツ!

こんなお仕事させて頂いて、ごめんなさ~いって感じです。


ごちそうさまでしたっ!


伊藤華づ枝先生の「食のスペシャリストをめざして」の、講座に行って来た。


今月のテーマは、「テーブルフラワーを習得する」として、講師は中日ビルの地下2階にある「花甚」の内山早智子先生。


それこそ”華を添える”という言葉もあるとおり、花があると美味しそうな料理がより美味しく感じられ、雰囲気もグッとアップする。


出来上がったテーブルフラワーを見ることはあっても、過程を知ったり見たりする機会はなかなか無い。

そんな意味でも、とても興味深い内容だった。



ぶどうを花材にしたアレンジの途中経過を、内山先生が丁寧に説明して下さる


先生の作品



大きいものと、小ぶりなものを取り合わせることで、一つのラインが出来る。

目からウロコ!!


それをまた違う雰囲気で並べると…



余談であるが、皇室主催の晩さん会では、美智子皇后さまがテーブルのお花をお考えになるという話をどこかで読んだことがある。


おもてなしする国や相手を考え、花材や高さなどご配慮されるとか。


というワケで、私の作品



ひとえに、花材を選んでくださった先生のセンスに尽きると思う。

わたしはそれを、刺したダケなので…。


面白いのは、同じ花材でこうも違うか!?ということ。

同じ実習テーブルの4つの作品を並べてみてみると…



個性が出てます。


そしてこの講座は、ココで終わらない!


伊藤華づ枝先生にバトンタッチされ、料理のデモンストレーションと実習がある。


今日のメニューは、

・トマト味のハヤシライス

・にんじんのオレンジマリネ

・スイカのゼリー


しかも、お花と共にテーブルセッティングをする!という課題も出される。


伊藤先生の作品



私たちチームの作品



コーディネートは、全てチームメイトさまが考案。

私はと言えば、、、何してたのやら(すみません)。


食べることに華を添えることの、豊かさや深さや心持ちなどなど、普段とまた違った目線で「食」を見てみる素晴らしい機会となった。


+花を活けてみるという、自分の新しい一面を知る機会も?!

⇑ ⇑ ⇑

多くの方に言われたので…(汗・汗です)




今年4月から、名古屋・栄の中日文化センターで「1~10までひとりで作るベーシッククッキング」講座を担当させて頂いております。を


1品を1人で作り切る!という内容で、中日新聞の毎週土曜日に掲載されている「楽しくマイごはん」でおなじみの料理研究家の伊藤華づ枝先生のレシピです。


第1回目

「出汁の取り方から学んで、つゆだく親子丼をつくりましょう」



第2回目

「ハヤシライスを作りましょう」



第3回目

「冷やし中華を作りましょう」


いずれの講座も、お楽しみのプレゼント献立が付きます。


初回は、包丁の持ち方や、まな板との距離や立ち方、お米の研ぎ方などをお教えし、私自身も初心に帰るような気持ちになりました。

7月からも、伊藤華づ枝先生のバラエティに富んだ数あるレシピの中から、テーマに合わせて選んだ内容です。



料理を習ってみたいな~!とお考えの方、お待ちしております。

名古屋・栄 中日文化センターまでお気軽にお問い合わせ下さいませ。