リュウの生まれる前から、うちには犬がいる。
犬は私のお腹が大きくなるのも、私がある日突然1週間いなくなったのも、小さな赤ちゃんを連れて戻ってきたのも、ぜんぶ見ていた。
犬は赤ちゃんのことを、守るべきものと心得ている。
その目は母犬のように優しく、たとえリュウにしっぽを引っ張られようと、毛を引き抜かれようと、決して怒らない。
自分の場所であるサークルの中に侵入されても、そばに座って静かに見守る。
リュウにとって、犬用サークルの中はワンダーランド。
(注:サークルの中は毎日きれいにしています、リュウが入るようになってから)
犬からも愛情をたっぷりもらえる、幸せなリュウ。
そして私は、食事のたびにリュウのぐちゃぐちゃな食べこぼしを、犬がきれいに舐めて掃除してくれるのが大助かり。
うちの犬の、唯一役に立つお仕事。
※以前見たテレビによると、一昔前のように家畜が周囲にいる生活はアレルギーを抑制していたそうです。
人間が家畜と分離して過ごすようになって、アレルギーが急増してきたらしいです。