放影研「原爆被爆者の死亡率に関する研究、第14報、1950-2003、追記あり | 男も女もすなる日記といふものを、オカマもしてみむとてするなり

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現在は原発事故に関連した記事が多いですが、どの記事にも自分なりの物の見方・考え方を書くようにしています。

 武田教授ブログ「被爆と健康:決定版!!・・・広島・長崎の被爆論文が出ました」で指摘されている
放射線影響研究所
Studies of the Mortality of Atomic Bomb Survivors,Report14,1950-2003:
An Overview of Cancer and Noncancer Diseases
日本語要約版がサイトで見られると分かったので取り急ぎ紹介します。
英語全文版はこちら。

(追記 2012年7月31日)
  先ほど確認したところ、上記日本語要約版リンク先の内容が「リスクが有意となる線量域は0.20Gy以上であった」などと書き換えられていました。
  放影研に電話確認したところ、「内容は同じだが前の表現だと内容を誤解する一般の方が多かったので変更した」とのこと。日本語としては内容が変更されたとめぐは思いますが。
  なお日本語全訳版もあり希望者には送ってくれるそうですが、英語論文の直訳。
(追記2012年7月31日終わり)

  武田教授のブログでは日本語要約版に基づき、グレイをシーベルトに直すなど、分かりやすく説明されている模様。ちと現時点でめぐの実力では、武田教授の説明が全て正しいと断定できないのですが、日本語要約版にはっきりと
「総固形がん死亡の過剰相対リスクは被曝放射線量に対して全領域で直線の線量反応関係を示し、閾値(いきち・と読む。一般的にはしきい値ともいう)は認められず、リスクが有意となる最低線量域は0ー0.2Gyであった」
と書いてあることはお示しできます。

  これまでめぐはICRP、国、放射線審議会など世界の共通理解は「低線量被ばくでも確率的影響があると仮定して放射線防護基準を決めている」との前提でさまざまな主張をしてきたが、この瞬間から「放射線影響研究所という政府系機関の長年による疫学的研究の結果として、0より大きいならどんなに低線量であっても被ばく量に応じた発がんリスクなどがあることが有意に証明された。疑うなら上記放射線影響研究所の日本語要約版を直接見よ」と主張します。

  このエントリーに書いた範囲の事項は、めぐが素人なりにソースに基づいて自らの考えを示したものであり、ご自分のアタマで判断してご納得頂ける範囲があるなら、その範囲内での大々的拡散よろしくお願いします。  
  もう一刻も猶予はない。

(追記5月1日20時)厚労省に電話した。「放影研は厚労省と外務省所管だが、今回の報告で低線量被ばくでも被ばく量に応じた発がんリスクなどの健康被害が生じたと疫学的に証明された、と理解している。これまで国はICRP準拠で「疫学的証明はないものの放射線防護上はあるものと仮定して防護基準を定めている」と理解していた。今回の報告はこれまでの国の立場を覆すものだが、厚労省として報道発表の予定はあるか。事実関係の理解としては今申し上げた内容で正しいか」聞いた。
  担当官は「事実の認識としてそれでよい。放影研が発表しているので厚労省としては発表の予定はない」との回答であった。

自分たちが言ってたことが自分たち所管の権威ある研究機関で否定され全世界に向けて発信されてるのに、自分からは公表しないってのは完全にイッチャッテる。

(追記5月2日19時)コンピュータ画面の印刷方法
1 印刷したい画面を開いた状態にする
2 キーボード右上(大抵の場合)にあるPrtScnボタンを押す
3 2をした後にペイントソフトを立ち上げる
4 貼り付けをする
5 範囲の選択をする
6 コピーをする
7 新規作成を押す
8 7をすると「保存しますか?」と出るが、コピーした範囲だけが必要なら保存しないを選択
9 新規ファイルに貼り付けをする
10 必要なファイル形式で保存または直接印刷(プレビューで確認したほうがよい)する

この方法は、ファイルそのものを印刷できない場合に「パソコン上の画面自体を印刷する方法」です。
2 をすることでパソコン上はコピーされています。2の前に3のペイントソフトを立ち上げてしまっていると、出来ません。
利用価値のあるブログのこの部分を印刷したい、という場合など活用できます。