幼稚園給食で3月、セシウム1400Bq/kgの乾燥しいたけ「直ちに健康影響のおそれない」愛知県 | 男も女もすなる日記といふものを、オカマもしてみむとてするなり

男も女もすなる日記といふものを、オカマもしてみむとてするなり

現在は原発事故に関連した記事が多いですが、どの記事にも自分なりの物の見方・考え方を書くようにしています。

NHKNEWSWEB4月5日によれば次の通り。
①愛知県岡崎市の幼稚園で先月(暫定規制値500Bq/kg)、1400Bq/kgの放射性セシウムが検出された乾燥しいたけが給食で提供された。
②茨城県から出荷されたもので、およそ30キロが流通。
③幼稚園園児と教職員530人分で、2キロがうどんの具として出された。
④1人が摂取する放射性物質の量にすると少なく、直ちに健康に影響するおそれはない(愛知県)

   量が少なくて大丈夫と言うなら、県の職員が「直ちに健康に影響するおそれはない」範囲で食えばいい。問題は暫定規制値超の食材が流通していることだ。また放射線の健康被害には確定的影響と確率的影響があり、低線量被ばくの確率的影響が問題なのに、確定的影響はないと言っても、それははぐらかしているだけだ。土下座しろとまでは言わないが、流通を許してはならないレベルの毒物を、放射線に対する感受性が強い幼稚園児に、提供者が責任を持つべき給食で出したという自覚に欠けている。


   新基準値だと100Bq/kgとなるが、他方乾燥しいたけは水で戻した状態で考えるため(左のファイル9ページ)、単純に新基準なら14倍、とは言えない。厚労省には確認していないが、乾燥しいたけ業者のホームページでは、「生しいたけで50Bq/kgだったものが乾燥すると500Bq/kg超という不合理が生じていた」とある。そこで単純に10分の1にしても140Bq/kg。いずれにしろ暫定規制値も新基準値も超えている。