国際機関は1000Bq/kgなのになぜ日本は100Bq/kg?:低レベル放射線審議会とCODEX | 男も女もすなる日記といふものを、オカマもしてみむとてするなり

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現在は原発事故に関連した記事が多いですが、どの記事にも自分なりの物の見方・考え方を書くようにしています。

信じられない報道を読んだ。

毎日新聞web版によれば、文科省放射線審議会の審議で、毎回大半の委員から
国際機関は日本と同じ年間1ミリシーベルトを根拠にしながら、一般食品のセシウムの基準値を1キロあたり1000ベクレルとしているのに、なぜ日本は100ベクレルなのか」
など新基準案を批判する考えが続出したそうだ。

1000Bq/kgの国際基準とは、CODEXの基準を指す。

確かにCODEXでは1000Bq/kgを基準としているが、これは輸入に関する基準値なのである。
食品中輸入食品の占める割合を10分の1と想定し、残り9割の自国産の食物は汚染されていないとの前提での1000Bq/kgなのである。

詳しくはこちらのブログを参照されたい。
http://makeadifference.blog.so-net.ne.jp/2011-05-28

原発事故前にシーベルトもベクレルも知らなかった私が、ネットで検索して分かる程度のことすら放射線審議会の委員らは分からないのだ。
皮肉でもたとえ話でもなく、背筋が凍った。