4月29日に横浜で放射線科の権威の先生のセカンドオピニオンを受けて来ました。

 今までお世話になっていた都内の病院からの診断書とMRI画像を見た先生の診断としては「診断書には腹部リンパ節炎症ってあるけど画像を見た限りはお腹の中はきれいになって特に問題はないんですよね。それと、放射線は無理って言われたようですけど、それを言ったのは放射線が専門じゃない外科のドクターでしょ?放射線の医者の僕から見ればまだ充分放射線で腫瘍を小さくする望みはあるし、消える事も視野に入りますよ。逆にどうして今まで放射線照射をしなかったのか、僕には不思議ですね。抗癌剤と放射線を組み合わせた治療で効果が上がる可能性はまだ充分あるし、放射線治療をやらないリスクの方が放射線治療をやるリスクよりずっと高いと思います。」と。

要するにこの放射線科の先生のお見立てでは、私の症状だとまだ緩和ケアに移行する時期ではなく放射線に期待を持っていいレベルのようです。

 この放射線科の先生、かなりの皇族顔なので『宮様』と勝手に名前をつけたんですが、宮様が信頼を寄せる同級生ドクターが、これから私がお世話になるがんセンターの放射線科にいらっしゃる事が判明しました。宮様が「向こうもいい加減な事はしない医者ですから1度受診して話し合ってみて下さい」って教えてくれたので今日早速緩和ケアの外来受診の時に緩和ケアの主治医の先生(ブラザートムにそっくりなので『トム』と命名)に放射線治療の話を相談してみるつもりです。

すっかり諦めの境地で死ぬ準備や心構えを冷静にしていたんだけど、これはもしかしたらもう少し命に猶予があるのかも。もし万一癌から生還したら、その時はドMドクターのウチの彼と結婚でもするかなぁ。