仮面ライダードライキ 第三十五話 「マジなアンリミテッド」 | ウィンガーの日常や小説を書かせて頂きますぜ。

ウィンガーの日常や小説を書かせて頂きますぜ。

小説やブログなどやってますわ。主に特撮が多いです。ではお楽しみください。

いよいよ最強フォームが・・・。


どうぞ!!


――――――――――――――――――――――――


スーパーヒーロータイム!


レッド「ウイラーに倒されてしまったドライキ。どうなってしまうんだ!そして、アンリミテッドフォーム登場か!」


ドライキ「グリーンの正体が明らかになるらしいが・・・一体誰なんだ?」


ドライキ「マジでスーパーヒーロータイム・・・。」


レッド「プリーズ!!」


It`s show time!


――――――――――――――――――――――――


――――――街中―――――――


ナオコ「龍牙君!龍牙君~!!」


龍牙「グッ・・・グァァ・・・。」


彼はもがき苦しんでいた。


ダーク「フッ・・・仮面ライダーとはいえ普通の人間。所詮こんなもんですか!」


春磨「貴様!!」


春磨はダークの元へ走って行った。そして、ダークへパンチを放ったが、あっさり避けられて逆に強烈な蹴りを入れられた。


春磨「グァァァ!!」


春磨は吹っ飛ばされた。


ダーク「ダークネス、彼女を連れ去れ!」


ダークネス「はい!」


すると、ダークネスはナオコをの腕をつかみ、ダークの元へ戻った。


ダーク「仮面ライダードライキ、彼女を救いたければ明日。海岸に来い。待ってるぞ?フッハハハハッ!!」


すると、ダークの周りに闇が現れ、二人はナオコを連れて姿を消した。


龍牙「ナオコ・・・さん・・・。」


―――――――龍牙とナオコの家―――――――――


龍牙は二階の部屋で寝ていた。体には至る所に包帯、絆創膏が張られていた。


リビングには春磨、そして雅人たちがいた。


春磨「今、先生がドライキになれない以上、俺がカイズになって海岸に行くしか。」


竜二「いや、そんなことをしたらナオコさんに何をされるかわからない。やめておけ。」


雅人「確かにそうだが、龍牙先生自身が出向いて行かないと。でも、あんな大けがしてるし・・・。」


恵理子「先生はどう思ってるのかな・・・。海岸には行きたいと思ってるのかな。」


美羽「それは当たり前でしょ。何年も一緒に過ごしてきた相棒が危険な目にあったら当然救いたいでしょ。」


ユウコ「もう、どうすればいいの~!」


しばらく、沈黙が続いた・・・。


春磨「俺が一緒にいておきながら・・・先生をあんな目に・・・。俺のせいだ・・・。」


龍牙「いや、お前のせいじゃないぜ・・・。」


すると、龍牙は階段の手すりをつたって、降りてきた。


ユウコ「先生!大丈夫なの?」


龍牙「あぁ、こんな怪我なんぞ・・・グハァ!」


彼は胸のあたりを押さえた。


美羽「Oops!大丈夫なの!?」


美羽と恵理子は龍牙の肩を持った。


龍牙「俺がナオコさんを救いに行く。絶対だ。」


新次郎「でも、無茶です!そんなに怪我をしてるのに。」


龍牙「ありがとな、新次郎。でもな、男にはやらなくちゃいけない時があるんだ。どんなに体が傷ついても。」


雅人「でも、ドライキドライバーとドライフォンがこんなんじゃ。」


雅人は砕けたドライバーと軽く壊れたドライフォンを見せた。


龍牙「あぁ・・・。それは・・・。」


春磨「だから、無茶なんですって!俺が行かないと、ナオコさんは!!」


龍牙「やめろ!!」


龍牙の声は家に響き渡り、時が止まったかのように静かになった。


龍牙「大事に思うものは自分の手で守る。それを邪魔する者はたとえ仲間でも絶対に許さない。」


春磨「先生・・・。」


龍牙「俺は大丈夫だ。ありがとうな。お前らも疲れただろ?今日は家に帰ってゆっくり休め。な?」


すると、春磨達は家から出て行った。


龍牙は立ち尽くした。すると、彼の目から涙がポロリと落ちた。


龍牙「こうなったのは俺の実力不足だ。ドライキの力が・・・。」


彼は拳を強く握りしめた。そして、壁に思い切りパンチを放った。


龍牙「今の俺が何とかしねぇと・・・。何か限りない力が・・・!無限の力が!!」


すると、龍牙は光に包まれた。


~~~~黒色の空間~~~~


龍牙「ここは・・・。」


すると、そこへライオーがやってきた。


ライオー「雷本龍牙、雷本龍牙。」


龍牙「お前は・・・ライオー。」


ライオー「どうだ、悔しいか?自分の力に満足していないのか?」


龍牙「あぁ、そうさ!やる気はあるっていうのに・・・俺の持っている力が俺のやる気に追いついてくれねぇ・・・。」


ライオー「ホォ・・・。おもしろい!気に入った!!なら、お前に適した力があるだろう。すべてのドライキの力を一つにしたフォームを手にしろ!ナオコのパソコンにデータがある。それを見るがよい。」


龍牙「ナオコさんのパソコン・・・?」


ライオー「精々頑張るんだな。期待してるぞ?ハハハハハッ!」


~~~~~~~~~~~~~


龍牙は目を醒ました。


龍牙「今のは・・・。そうだ、ナオコさんのパソコン!」


彼はナオコのパソコンで何かドライキの新データがないか探していた。


龍牙「やっぱり・・・無いのか・・・。ん?これは・・・。」


彼が見つけたのは ”Anlimited”と記されたデータ。


そのデータを開いた。すると、画面にこんなものが出た。


―――――――――――――――――――――――


        ~Anlimited~


仮面ライダードライキの最強にして最終のフォーム。

ドライキの各フォームを集めて、発揮した力。それがアンリミテッド。

仮面ライダードライキ アンリミテッドフォーム。


メカニカルの強化された戦闘能力。

ライトニングの電撃能力。

スピーダーの高速移動能力。

シャイニングの怪力能力。

それらをカバーする器がアンリミテッド。

それを使うことによって極限のない、無限の力を手に入れることが出来る。


――――――――――――――――――――――


龍牙「これだ・・・アンリミテッド・・・。」


すると、ページの最後にはデータのインプットページのリンクが貼っていた。


そして、彼は近くにあった空のドライカードを見つけた。


龍牙「(そうだ、これにアンリミテッドの力を加えれば!)」


彼は空のドライカードにコネクターをセット。そして、インプットページに移動し、インプットを開始した。


数分後、水色のアンリミテッドドライカードが完成した!


龍牙「よし、これを使えば・・・ナオコさんを救うことが出来る!」


―――――――翌日 海岸―――――――――


すると、そこでは縄に縛られたナオコとダーク、ダークネスがいた。


すると、そこへ静かに歩み寄ってくる龍牙がやってきた。


ナオコ「助けて!龍牙君!」


龍牙「来たぞ!さぁ、ナオコさんを離せ。」


ダーク「フッ・・・ダメだ。」


龍牙「何!?」


ダーク「ダークネス・ウイラーを倒すことが出来たら彼女を離してやろう。」


龍牙「畜生、卑怯な真似を!!」


彼はダークネスの元へ走って行った。


龍牙は渾身のパンチやキックを放ったが、全て避けられて逆に強烈なパンチやキックを放たれた。


彼は海の方へ投げ出された。


そして、龍牙の腹や背中にキックをダークネスは放った。


龍牙「グァァ!!」


ナオコ「もうやめて!龍牙君!」


龍牙「おとなしく待ってろ!助けてやるから!グハァァ!」


ダークネス「うるさい!お前は死ぬ運命なんだよ!」


ダークネスは龍牙を倒れさせ、腹に強烈な蹴りを入れた。


龍牙「グァァァァ!!」


ダークネス「死ぬがいい!ハハハハハッ!!」


龍牙「俺はまだ死ねない!!」


彼はダークネスの足を振り払った。そして、ダークネスの腹に強烈なパンチを放った。


すると、ダークネスは吹っ飛んで行った。


龍牙「ナオコさん、打開策見つけて来たぞ?」


彼はナオコに向け、アンリミテッドカードを見せた。


ナオコ「それは!」


龍牙「俺はこの力に運命を感じた。この力で倒すことだ。」


彼はポケットからひびが入ったドライフォンを取り出した。


龍牙「(できるかわかんねぇが・・・。やってみるか!)」


彼はドライフォンにアンリミテッドカードを挿入。アプリを起動させた。


マッ・ジッ・デッ・ア・・・・エラー!!エラー!!


龍牙「嘘だろ・・・!!」


ダークネス「ハハッ、何だ何だ!ハプニング発生か?ハハハハ!」


龍牙はドライフォンからアンリミテッドカードを抜いた。


ダークネスは龍牙の腹に蹴りを入れ、龍牙は膝をついた。


そして、ダークネスは大剣を取り出した。


ダークネス「それじゃ、死ね!」


龍牙「俺は・・・あきらめない・・・。ウイラーが全滅する、その日まで・・・!!」


すると、龍牙の目から涙が流れた。その涙は頬を伝い、手に持っていたアンリミテッドカードに落ちた。


すると、カードから眩い水色の光が放たれた。


ダークネス「うわっ!ま、眩しい!!」


ナオコ「眩しい・・・!」


ダーク「クッ!」


龍牙「この光は・・・何だ!?」


すると、光が放たれるのが終わった。アンリミテッドカードが覚醒したのだ!


そして、ひびが入っていたドライフォンも元に戻っていた!


龍牙「もしかしたら!」


彼はドライフォンにアンリミテッドカードを挿入。アプリを起動させた!


マッ・ジッ・デッ・アッ・ン・リッ・ミッ・テッ・ドッ?


龍牙「変身!!」


そして、アプリを起動させた!!


アンリミテッドフォーム・・・・・アンリミテッ・・・ドォォォ!アンリミ~テ~ッドォォォ~!!


そして、彼は絶望を無限の力に変え、仮面ライダードライキ アンリミテッドフォームに変身したのだ!!


――――――――――――――――――――――――――――――


※ここからは仮面ライダーウィザード挿入歌「Missing Piece」を聞きながらお楽しみください。


こちらから聞けます。


――――――――――――――――――――――――――――――

ドライキ「仮面ライダードライキ、アンリミテッドフォーム!!」


ダークネス「小癪なぁぁ!!」


そして、再びドライキとダークネスは戦闘を始めた。


ダークネスはドライキの胸にパンチを放ったが、全く効かず、逆にパンチを放った。そう、メカニカルの強化された戦闘能力の力が発揮されているのだ!


ドライキ「ダァ!」


そして、強烈なキックをダークネスに放ち、軽く吹っ飛んだ。


ドライキは背後からクリスタルアックスを取り出した。


すると、アックスからは電撃が走っていた。そう、ライトニングの電撃能力だ!


ドライキ「タァ!ダァ!喰らえ!!」


彼は勢いよくアックスを振りかざした。


ダークネス「グァァァァァ!!」


ダークネスは膝をついた。


ドライキ「まだまだ行くぜ!」


すると、彼は高速移動をし始めた。スピーダーの高速移動能力が発揮されている!


ダークネス「あれ?どこ行きやがったァァ!!」


すると、瞬間移動したドライキが猛スピードでダークネスを切り裂いた。


ダークネス「グァァァァ!!」


ドライキ「アンリミテッド・・・。限りのない力だ。そんな、闇にまみれたお前の力など足元にも及ぶか!」


ダークネス「き、貴様・・・。」


そして、ドライキは一定の距離を取った。


ドライキ「さぁ、終わらせるぜ。」


ドライキはアックスの後部からソケットを取り出した。(ファングメモリのメモリを取り出すような操作です。)


そして、そのソケットにアンリミテッドカードを挿入した。


マジデイイヨ!レッツゴーターミネイトターン!


そして、そのソケットを360゜回転させた。


ザ・クライマックス!!クリスタルストラァァァイク!!


すると、アックスから雪の結晶のようなきれいな光が包み込んでいた。


そして、空高くジャンプした!


ドライキ「ハァ・・・アンリミテッドクリスタルストライク!!ダァァァァァ!!」


そして、横向けに高速回転を始め、そのままダークネスに突っ込んでいった。


突っ込む間際に勢いよく振りかざした!


ダークネス「ウグァァァァァァァァ!!!」


ドライキの新必殺技! ”アンリミテッドクリスタルストライク”は見事命中。大爆発四散した!!


ドライキ「やったな・・・。」


ダークはナオコを離し、姿を消した。


ナオコは自分でロープを外し、ドライキの元へ駆け寄った。


ナオコ「龍牙君・・・やったわね。」


ドライキ「はい!あっ・・・そうだ。」


彼はナオコの後頭部に入っていたダークカードを抜き取り、握りつぶした。


ドライキはフォンに友情カードを差し込み、アプリを起動させた。


マッ・ジッ・デッ・トッ・モッ・ダッ・チッ?


ドライキ「一緒にタッチしてくれないか?」


ナオコ「いつもこうやってみんなは友達になって行ったのね・・・。わかったわ!」


ドライキとナオコは一緒にOKボタンをタッチした。


OK!キ・ミ・タ・チ・マ・ジ・デ・ト・モ・ダ・チ!


―――――――龍牙とナオコの家――――――――


龍牙は昨日、飲み損ねたレアな缶コーヒーを味わっていた。


龍牙「クァァァァ~!やっぱり、レアなだけ違う!」


ナオコ「よかったわね・・・。あれ?その缶コーヒーの名前・・・。」


龍牙「あっ!アンリミテッドコーヒー・・・だって。」


ナオコ「なんて偶然なのかしら?ハハハッ。」


龍牙「いや、こんな偶然あるんですね!いや~嬉しいな~ハハハハッ!」


―――――――――――――――――――――――――


次回、仮面ライダードライキのマジで予告!


春磨「母さん!」


香織「春磨!あんたは一体どこで何をしてたの!」


龍牙「春磨のお母さん?」


ダーク(青年体)「カイズのお母さん・・・なかなかいいかもしれない。」


カイズ「母さん!来ちゃダメだって!」


香織「私を殺しなさい。」


次回もマジで楽しんでくれ!


―――――――――――――――――――――――――