水ビジネスのセミナー【備忘録】その3 | megaseminarのブログ

水ビジネスのセミナー【備忘録】その3

水ビジネスのセミナー【備忘録】その3


“アジア新興国水ビジネス”の最新動向と事業戦略


電気分解で工場排水に含まれる有害物質を除去する技術は薬品を使用しないので湖沼浄化にも応用されようとしている。特に、薬品を混入しないので生態系に優しいことが大きな優位点と思われる。これは世界全体を市場とする企業にとってISO基準順守の観点から、薬品を使用しない環境保全技術を求める企業には朗報ではないでしょうか。


東南アジア の開発途上国では、ゴミ処理は大問題であると同時に、ゴミに依存する人々が大勢存在するのも事実である。“ゴミ処理場”でリサイクル可能なものを分別収集し生活の糧にしている。ところが高く積み上げられた“ゴミの山”の崩落事故、やメタンガスの発生・浸出水の処理などの問題がある。


世界中で、浸出水中の高塩分ならびに難分解物質は、浸出水処理の課題となっている。ここに“藻類バクテリアを用いた新たな処理システム”が応用できるのではと期待されている。実際にこの技術はオランダのスキポール空港で飛行機に噴射される不凍液の処理に成果を上げているとのこと。また、日本の“膜”技術を応用することも考えられているそうです。


水ビジネス に関する環境問題に取り組む研究者の苦労話として、研究サンプルとして海外から「汚水・廃棄物」を輸入するのがなかなか手間がかかるそうです。なにしろ「バーゼル条約」で環境汚染を他国に持ち込むことが原則禁じられているので…



■記事の元となったプログラム内容
“アジア新興国水ビジネス”の最新動向と事業戦略

http://www.megaseminar.jp/2011/ms20a/20110202.html

日時:2011年2月2日(水) 9:30~16:45
講師:下記参照


第一部 アジア新興国における水事情・ODAの最新動向と展望
(独)国際協力機構 地球環境部計画・調整担当次長 安達 一氏   


・アジア新興国における水事情 及びODAの実態と展望
・アジア新興国の水分野におけるODAの実績と今後の展望


第二部 アジア新興国水ビジネスにおける市場の読み方と具体的戦略
日本上下水道設計(株)経営工学研究所所長 玉真 俊彦氏


・アジア新興国 水ビジネス市場の動向分析
・アジア新興国 水ビジネスの市場の読み方
・アジア新興国 水ビジネス市場の具体的戦略


第三部 アジア新興国水ビジネスにおける具体的戦略
輝水工業(株)代表取締役社長(兼)CEO 森 一氏   
(前)日本ノリット(株)代表取締役社長(兼)CEO 北東アジア代表
(元)GEエナジー・ジャパン(株)代表取締役(兼)ウォーター事業日本代表

・アジア新興国 水ビジネスにおける外資のリーダーシップマーケティングとは
・アジア新興国 水ビジネスにおける欧米型水ビジネスモデルとは
・アジア新興国 水ビジネスにおけるこれからの日本型水ビジネス
・BOPビジネス と リバースイノベーション
・アジア新興国での水ビジネス マーケティング
・アジア新興国 水ビジネスにおけるプロジェクトの具体的進捗策


第四部 アジア新興国水ビジネスにおける具体的戦略
(有)神戸インターナショナルテクノロジー代表取締役 宝月 章彦氏
(元)(株)神鋼ソリューション専務取締役 工学博士 
技術士(総合技術監理部門、水道部門)


・水処理ビジネス現状と今後の市場?
・アジア新興国“水ビジネス”市場が日本企業に求めるものとは?
・アジア新興国における水処理メーカー、資機材関連メーカーの具体的戦略


※その他の大型リチウムイオン電池のセミナーはこちら


・“中国水ビジネス”の最新動向と新規参入における具体的戦略
http://www.megaseminar.jp/2011/ms20a/20110131.html
・中国水ビジネスの実際例と具体的戦略
http://www.megaseminar.jp/2011/ms20a/20110201.html
・“アジア新興国水ビジネス”の実際例と新規参入における具体的戦略
http://www.megaseminar.jp/2011/ms20a/20110203.html