京都大学の山中教授が作製に成功し、
2012年にノーベル賞を受賞して話題となった
iPS細胞（人工多能性幹細胞）
マウスの胚で分化に成功したことが
英科学誌ネイチャーに掲載され、
再生医療での応用が期待されるヒト由来ES細胞
理化学研究所の小保方晴子さんの発表で
一躍注目を集めたSTAP細胞（刺激惹起性多能性獲得細胞）
などなど…。
「再生医療」はケガや病気で失った機能を
元通りにするための高度医療のことをいい、
その昔は夢のお話でした。
自分には関係のない遠い未来の医療という
イメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、皮膚移植治療のように
実際治療が実現しているものもあります。
さらに、「再生医療」は美容や健康改善、
病気や老化の予防など、
私たちに実に多岐に渡る効果をもたらしてくれています。
もはや私たちの生活とかけ離れた遠い存在ではないのです。
再生医療にはいくつかの種類がありますが、
国家プロジェクトとして今もっとも注目を集めているのが
「幹細胞」を応用した再生医療です。
本来、私たちは自身を修復・再生する力を持っています。
その力の元になるのが幹細胞（細胞のタネ）で、
幹細胞のおかげで多少の切り傷や火傷などのケガや
病気は自己修復することができます。
しかし、幹細胞は老化とともに激減します。
骨髄中の組織幹細胞の数は
80代では赤ちゃんの1/200にまで減ってしまいます。
子供のケガや病気は治りやすいのに対して、
年齢と共にケガや病気は治りづらくなるのはこのためです。
幹細胞は、弱っている細胞を活性化し、
日々減少していく大切な細胞を増やしてくれる細胞です。
幹細胞を補充する幹細胞療法は
「未病を防ぐ」「老化を防いで若返る」「健康な体にする」
医療なのです。
手術に頼らない自己治癒力を生かした美肌づくりを
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