悪魔のリンゴ
アイギナ島の王子ペレウスは各地で事件を起こしていた。そのとき、目に止まったのはヘパイストスの育て親テティスである。テティスは「父親より優れた子を持つ」と予言されていたため、美人だったが男の神々はテティスと結婚(浮気)するのをあきらめていた。
そんな中、ペレウスが求婚した。テティスはいろいろな物に変身し逃げようとした。だが・・・ペレウスはどんな恐ろしい姿に変身されてもめげずに立ち向かっていった。そのうち、テティスはその気迫(しつこさ)に負け、結婚を許した。
ゼウスはテティスの結婚を祝福しようと、ペレウスとテティスをオリュンポス神殿に招いて、そこで盛大に結婚式を行った。
その結婚式は多くの神々が集まり、かなり大規模であった。
だが、女神エリスは招待されなかった。争いの神だからである。
気に食わないエリスは一つのリンゴを結婚式場に落とした。”世界一の美女に送る”というメッセージを添えて。
ここで名乗り出たのは、仕事熱心でお堅い感じ(恋愛には興味ない)のアテナとゼウスに浮気されまくっているヘラ、そして恋愛の神アフロディテである。
大変な事態が起きた!3柱(神の数え方は柱ですよ~)の女神は「私のものよ!」と言い争いをしてしまった。
アテナ:「世界一の美女に必要なのは美貌だけでなく知力も必要よ!戦いの神のあたしがもらうべきだわ。」
アフロディテ:「恋愛の神の美貌に勝てる神なんていないわ!ということで、あたしに決まり♪」
ヘラ:「勝ってに決めないでくれる?最高神ゼウスの妻なんだから世界一の美女は私よ!」
一同:「そうだ!ゼウスに聞いてみましょ!言い争いしてても決まらないみたいだし。」
ゼウス:「えっ、私!?えー(えーとの「えー」)・・・(なんか、誰を選んでも問題が起きるような気がするが(--:))・・・「いやー、とても私には決められないよ。みんな美し過ぎるからな(これでいいよな?)。」
ゼウス:(だが、誰かに決めないと、いつまでもケンカしてそうだ。早いとこ決めないと・・・)
こうして選ばれたのは、パリス(イリオス王の息子)であった(だけど、神の命令だから拒否できない(>_<))。
パリスは承知し、後日三柱の女神が現れた。三柱の女神は、自分を選んでくれたときには褒美をあげると言った。
ヘラは「あなたを全世界の王にしてみせるわ」
アテナは「戦での勝利をお前に与えよう」
アフロディテは「世界一の美女と結婚させてあげる♪」
パリスは悩んだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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そして結論を出した。
さあ、パリスが選んだのは?(ちなみに、みなさんだったら、どの神を選びます?)