今日は酸素マスクの体験談。
私の理解では、
手術後、低下する呼吸機能のサポート、体力回復を促進するため、酸素吸入が行われます。
私も2回の手術とも、手術室から出る時点で酸素マスクが付けられていました。
この酸素マスク。暫くすると厄介な存在になります。
それは、口の渇き。酸素マスクを付け、口呼吸をしようものなら、口の中はカラカラ。
自由に水分補給も出来ないことから、私にとっては結構苦痛でした。特に1回目の手術では。
1回目の手術では、
手術後、明け方まで酸素マスクを付けていたと記憶しています。
従って、明け方までは口の渇きとの戦い。大袈裟かもしれませんが。
途中、口の渇きを癒すため、看護師さんが水を口に含ませてくれました。
飲むことは出来ないので、口に水を含んだのち、顔を横向きにして、器にだらりと出します。
一時は、落ち着くのですが、程無くして口は渇きます。
口を閉じ鼻呼吸にすると多少は楽になるのですが、無意識になると口呼吸になってしまい、口が渇く。
この繰り返しだったことを覚えています。
一方、2回目の手術では、ちょっと状況が違いました。
当然、最初は酸素マスクからスタート。
手術室から高度治療室(HCU)に移動してから暫くすると、口の中が渇き始めます。
そして、前回同様、口の中に水を含ませることもしました。
転機が訪れたのは、術後3時間ぐらいだったでしょうか。
何度か、口を潤していただいた後、看護師さんから
「血中酸素濃度も安定しているので、マスクから鼻のタイプに変えてみましょうか? 口の渇きが減りますので」。予想も無しなかった問いかけに、思わず「はい!」。
酸素供給量を減らしたうえで、鼻の穴に挿入するタイプに変わりました。
結果として、口の渇きが無くなり、とても楽になりました。
前回もこれに変えてくれたら良かったなぁ、というのが正直な気持ち。
ただ、個人差もあるようです。
HCUでお隣にいた方は、鼻から空気が入る感じが苦手だったようで、マスクタイプに戻してもらっていました。
酸素吸入も選択肢があることを知った出来事でした。