ショートムービー(微電影)撮影 | medai yusukeのブログ

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目代雄介のブログです。

台湾に来て5年半、初めて中国語のセリフが多いショートムービーの撮影のチャンスを得た。




今回のクライアントさんは美容クリニック。自社の美容商品をショートムービーという形で宣伝したいという新たな試みだった。




また面白いことにその美容クリニックの院長は大の堺雅人さん好き。彼主演のドラマ『リーガルハイ』にインスピレーションを受け、台湾版リーガルハイのようなストーリーでショートムービーを作りたいとのことだった。




オーディションを受け、その後直接美容クリニックに伺い院長先生ににお会いし、面接をした。


その際彼は『僕は君にリーガルハイの堺雅人さんみたいに、中国語で延々と早口でリズムよくしゃべってもらいたい。』と熱いまなざしで訴えてきた。そして僕は『ありがとうございます、ベストを尽くします』と答えた。






その後ドラマ、リーガルハイを見たが、堺さんのあまりにもすごい演技に圧倒された。


相手役との掛け合い、話のテンポ、緩急、表情、感情、、、、すべてにおいて素晴らしく、「これがプロの俳優さんなんだ」と感心した。そしてそのドラマは本当に本当に面白かった。




このようなキャラクターを中国語で演じる、、、、、


正直できるかどうか不安だった。


しかし「この仕事をやりきったらきっと自信がつくぞ!!もうどうなるか分からないがベストをつくしてやりきってやる!!」という思いで自分を奮い立たせた。




中国語のセリフが届き、毎朝お経みたいにぶつぶつ練習した。時に早く、時にゆっくり。きっととなりの部屋の人はびっくりしただろう笑


とにかく現場ではいろいろな動きや表情、感情が監督に要求される。まずはセリフをしっかり自分のものにしようと心がけた。




不安はもちろんあった。撮影日に近づけば近づくほどそれは大きくなっていった、、、








本番、、、、何とかやりきった。溺れそうになりながらもなんとか泳ぎ切った感じだ。


初めてのショートムービー主演、セリフはほとんど中国語。


まだまだ全然プロのレベルにはないかもしれないが、すべてやりきった後、、、、すごく嬉しかった。


すごくすがすがしく、そして心の内側から何か熱いものが出てくる感じで興奮していた。


撮影の帰り路の夜、わざと歩いて帰った。達成感をかみしめながら、、、










まだまだこの俳優の道は長い、自分の演技は理想とはとてつもなく遠い、しかしあの日僕は心の底から嬉しかった。




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