AmebaGG NEWS

2008-02-20 12:02:44

■「今いる医師を大切にして欲しい」 阪南病院問題 和歌山医大学長インタビュー

テーマ:■【医療崩壊・大阪府】


阪南病院は


存亡の危機にあるわけですが、


これは以前から言われていたことのようです。







全国の公立病院はどこも、


同じような状況だと思いますが。





>しかし皆、マスコミ報道などで二の足を踏んでしまう。



>「昨年2月14日~今年1月4日まで市長とはお会いできなかった」


>平成16年ごろから、「このままじゃ危ないですよ」と言ってはいた。



>「(労働条件などが悪かったので)今いる医師を大切にしてほしい。


>うちからの新たな補充はもう無理ですよ」と再三申し上げてきた。






この程度の認識で


公立病院は運営されているのです。


つぶれるべくしてつぶれつつある


公立病院。








この問題に対する


和歌山医大学長のインタビューです(注1)。





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「引き揚げではない、理解を」 阪南病院・和歌山医大学長

産経ニュース 2008.2.15 03:02
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/080215/osk0802150302001-n1.htm


 阪南市立病院が医師の一斉退職で4月から入院受け入れを全面休止する問題で、長年にわたって同病院に医師を派遣し続けてきた和歌山県立医科大学の南條輝志男学長が産経新聞社のインタビューに応じ、医師派遣を断念するまでの経緯などについて語った。

 --医師たちは病院でどんな状況にあったのか

 「平成18年3月、19年3月に1人ずつ内科医が抜け、残った5人に相当な加重がかかった。疲弊していたところへ、2人が家庭の理由などから辞めなければならなくなった。3人では阪南市立病院を支えるのは到底無理だった。引き抜きなどで大阪の他の病院に流れてしまう恐れもあった。全国的に内科医が不足しており、和歌山も一昨年の4月に350床規模の公立病院で内科医ゼロの状態に陥るほど(何カ所かゼロになっている)で3人を失うのならば、和歌山の病院に戻って働いてほしいと思った。“引き揚げ”ではないことを理解してほしい」

 --結果として阪南市立病院は存続の危機にある

 「病院に魅力があるとかないとかで医師の派遣を決めるわけではない。私自身も大学紛争で医師不足だった70年代、この病院で2年半、病院活性化に尽力したという自負がある。もちろん、個人的感情だけではない。和歌山医大の3分の1の学生は大阪出身で、泉南地区から来る学生も多いので、ぜひ病院をなんとかしたいという思いだ」

 --存続のために何か対策を

 「先の公立病院は内科医ゼロという阪南市立病院と同じ状況に陥った。しかし外部医師の外来応援で3カ月つなぎ、立ち直っている。同病院も“つなぐ”ことができれば-との思いで個人的なツテを頼り、関東や府下の知り合いの内科医を見学に招いたり努力してきたつもり。しかし皆、マスコミ報道などで二の足を踏んでしまう。私としては努力こそすれ、切り捨てようなどと思ったことはない」

 --再派遣の可能性は

 「病院と大学の努力だけではどうにもならない部分がある。行政にも何らかの手は打ってもらいたい。補充はぜひしたいという気持ちはある。現在は“補充がなくなった”だけで決して引き揚げではない。教授たちからも「引き揚げなら、自分のところの医師も帰していいか」と言われたが、何とか説得して今の状態を維持してきた」

 --病院事業開設責任者である岩室敏和市長は、話し合いのために和歌山医大に頻繁に来ましたか

 「昨年2月14日~今年1月4日まで市長とはお会いできなかった」

 --阪南市の対応は十分だったか

 「平成16年ごろから、「このままじゃ危ないですよ」と言ってはいた。しかし、実際には市として医師の確保はできなかった。学長就任後も「(労働条件などが悪かったので)今いる医師を大切にしてほしい。うちからの新たな補充はもう無理ですよ」と再三申し上げてきた。院長や副市長はじめ幹部たちとは「このまま病院を閉院したら大変なことになるよ」と話をし、昨年末からは毎日のように連絡を取り合ってきた。副市長(市長が2月6日に解職)も頑張っていたのに辞められたのは惜しい」

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>(労働条件などが悪かったので)

>今いる医師を大切にしてほしい。




これは、


現在、日本医療にたずさわる


多くの現場で当てはまることです。






今の日本医療は


中堅医師をあまりに


軽んじ、使い捨てに走っています。





現状を維持しているのは


中堅医師の努力にほかなりません。


そこに一方的な医療費削減、


僻地、離島手当の全国的な廃止、


大量の文章作成、


そして医療訴訟のトンデモ判決の連発


と、わざと中堅医師を


最前線から離脱させるような


施策を続々と取り入れ、


いまや日本医療は崩壊しています。





将来展望を描ける理想もなく


ジリ貧だけが将来の予想図であり、

まったく医学的な根拠とは無縁の


被害者救済のための医師叩き判決など、





さらには開業医の締め付けは


「勤務医の現場の士気を


さらに落としています。




開業医を締め付けると勤務医が


ぐっと来るのは、


”いつかは開業できるさ。”


”それまでがんばれるだけがんばる”


という医師ですら、


”悪くなる一方だから、


すぐに開業しないとまずい”


ということになり


皮肉にも開業医締め付けが


勤務医の戦線離脱をさらに加速させています。







約1年間、


和歌山医大の学長とも会わなかった


市長さん。





劣悪な勤務条件を


変えられなかった


阪南病院事務サイド。






気付いていないかもしれませんが、


ルールが変わったのです。


医療でも。




進化せず、進化するチャンスを


そのまま見過ごしてきた


公立病院に活路はあるのでしょうか(1)?







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(1)

最後の文章は、


なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?


の冒頭の文章から。




でも、今の日本の場合は


沼を干上がるようにしているのが


国自身なので、


タチが悪いです(笑)。


進化しようとするとそのさきの沼地も


国がカラカラにする、という


ひどい有様です。




クリックするとアマゾンに飛びます。

パコ・ムーロ, 坂東 智子
なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?







注1:和歌山市民さんのコメント


http://ameblo.jp/med/entry-10074006868.html#c10101638954


で誤記が判明しましたので訂正いたします。




和歌山県立医科大学を”和歌山大学”と書いておりました。


申し訳ありません。


和歌山医大に訂正させいていただきます。

関係者の方々申し訳ありませんでした。










コメント

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1 ■asahi.com: 報酬年3500万円、麻酔科医を募集 大阪・泉佐野市

asahi.com: 報酬年3500万円、麻酔科医を募集 大阪・泉佐野市
2008年02月20日10時03分

 関西空港の対岸にある大阪府泉佐野市の市立泉佐野病院で、激務などを理由に麻酔科の常勤医が一斉退職する見通しとなり、後任の医師を確保するため、病院側が最高で年3500万円の報酬を雇用条件に提示していることがわかった。麻酔科医が不在になれば、救急対応を含む大半の手術ができなくなる。拠点病院としての機能低下を防ぐ窮余の一策としている。

 同病院の麻酔科には現在、4人の常勤医師がいるが、いずれも3月末で辞職する可能性が高い。一部の医師が昨年末に辞職を願い出たのを機に、残る医師も「補充なしで手術室を支えられない」と退職を決めたという。

 年収3500万円は病院事業管理者(特別職)の約2倍。厚生労働省の調査(昨年6月時点)では、自治体病院勤務医の平均年収は1427万円で、これと比べても突出している。同病院は所属先のない「フリー」の麻酔科医に1日約12万円の報酬を支払っているといい、この水準をもとに年収をはじき出した。今月1日から大学などに要請する形で募集を始めたところ、これまでに数件の引き合いがあるという。

 同病院は全国に3カ所しかない「特定感染症指定医療機関」の一つ。今夏をめどに、産科医療の中核施設「地域周産期母子医療センター」となる予定で、緊急手術に即応できる常勤麻酔科医の確保が急務だった。市幹部は「ほかの医師の給与に比べて高すぎる、との指摘が内部にあったが、手術ができない事態は避けねばならない」と話す。


>いつぞやの同じ過ちを繰り返さないのを祈るばかりです。
http://ameblo.jp/med/entry-10016637474.html

2 ■保険医取り消しだった藤枝市立総合病院

中日新聞の記事です。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080220/CK2008022002089038.html

当直料を7200円から2万円に上げる。
時間外の分娩1件に2万円。

もともとは約15時間の労働に時給500円以下だったのが、今度は一般業種並の1300円になるだけです。準夜・深夜の労働ですよ。
産科は歩合制をとる訳ですが、全科で歩合制をとるべきではないですか。

3 ■無題

少しきつい言い方なのかもしれませんが・・・

公立病院は経営のことを少しは考えている
のでしょうか?

赤字をいつまでも放っておいて、
首が回らなくなるギリギリで国が援助・・・

決して現場で働いている医師等を非難する
つもりはないのですが、そもそも

民間?の医療機関は診療報酬の上げ下げで
顔色を赤くしたり青くしたりしています。
しかし、公立病院は民間よりも良い待遇を維持
したまま赤字経営。

極端かもしれませんが、公立病院の見直しは
必要だと思います。

4 ■無題

身内がつい先日手術を受けたこともあり、日々のお医者さんの奮闘に感謝しています。
本題とは関係ありませんが、本文の「和歌山大学(の)学長」は、「和歌山県立医科大学(の)学長」と訂正いただけませんでしょうか。
二つの大学は全く別ですので。

5 ■和医大の限界

たしかに「和歌山大学」ですね。
和歌山医大とは全く別の大学です(笑)

でも、和歌山はそれでなくとも和歌山市から新宮市まで非常に長大な距離をカバーしなくてはならないから、実際問題、大阪のことなんてかまってられないですよ。
県立医大だから、「県内の医師が不足してるのに
なぜわざわざ大阪に派遣するんだ」という圧力もありますしね。

そういえば昔、和歌山で働いていた時、MRさんが1週間かけて紀伊半島一周して帰る営業をしていると聞いて驚いた記憶があります。
月曜は白浜で、火曜は勝浦で、水曜新宮、木曜御坊に泊って金曜日に営業所に帰るという、強硬温泉ツアーみたいなのを毎週しておられました(笑)

6 ■支配されるという特権

  以前の 10年前にドロッポしましたサマと 東京メガテリウム サマ  の話を聞いていて、思い出した会話。 ゲーム『タクティクスオウガ』の聖騎士(聖)と暗黒騎士(黒)の会話です。
  何故、かくも過酷な労働環境に身を投じるのか? 『奴隷医師』、『自称弱者サマ』など、適当に読み替えると、味わい深いカモ・・・。 善良な多くの方を非難したいわけではなく、ただ、下気のような方もいる可能性を否定できない、ということで。

聖「力で人を縛り付ける。そうしたローディスのやり方に問題がある。……そうは思わないのか?」
黒「縛り付けた覚えなどないな。彼らは力で支配されることを望んだのだ」
聖「望んだだと?」
黒「そうだ。……世の中を見渡してみろ。どれだけの人間が自分だけの判断で物事を成し遂げるというのだ?」 「自らの手を汚し、リスクを背負い、そして自分の足だけで歩いていく……。そんなやつがどれだけこの世の中にいるというのだ?」
黒「……貴公らの革命を思い出してみよ。貴公らが血を流し、命を賭けて守った民はどうだ?」「自分の身を安全な場所に置きながら、勝手なことばかり言っていたのではないのか?」
聖「彼らは自分の生活を維持するだけで、精一杯だったのだ……」
黒「いや、違う。被害者でいる方が楽なのだ。 弱者だから不平を言うのではない。 不満をこぼしたいからこそ、弱者の立場に身を置くのだ。彼らは望んで『弱者』になるのだよ」
聖「ばかな……。人には自分の人生を決定する権利がある。自由があるのだ!
黒「しかし、民は自分以外の誰かにそれを求める。自分では何もしないくせに権利だけは主張する」
「救世主の登場を今か、今かと待っているくせに、 自分がその救世主になろうとはしない。 それが民だッ!」

黒「……聖騎士よ。貴公は純粋すぎる。民に自分の夢を求めてはならない。支配者は与えるだけでよい」
聖「何を与えるというのだ?」
黒「支配されるという特権をだッ!」

7 ■無題

1103さんへ
公立病院は経営のことは考えていません。
考えているのは頼まれた有権者の病院への就職、頼まれている業者が病院で仕事をとること。採算も仕事の能力も二の次。何か問題が起きたらとろい医者に責任をかぶせる。
まずちゃんと細かい収支を出せる病院はまずないはずです。当直室のエアコン整備に20万なんていう経費が計上され、医師不足対策費として使われて足りました。

8 ■内科医さんへ

もしも、内科医さんが書かれている内容が
ほとんどの公立病院のスタンスであるので
あれば、国は中規模病院の統廃合ではなく
公立病院の廃業をかんがえるべきですね。

9 ■医師不足の改善支援(福島)

東邦銀、勤務医向け低利ローン 医師不足の改善支援
 東邦銀行は25日から、福島県内の病院などの勤務医向けに、原則として使途を限定せず事業用以外の資金を低利で融資する個人ローン「東邦ドクターローン」の取り扱いを始める。知識や技能の向上に取り組む勤務医を経済的に支援し、課題となっている地域の医師不足の改善を金融面から後押しするのが狙い。同行によると、勤務医に限定した個人ローンは全国でもほとんど例がない。

 対象は県内の医療機関で働く医師・歯科医師と、県内に住んで近隣の医療機関に勤める医師・歯科医師。融資額は最大1000万円と、通常の使い道自由の個人ローン商品より多額で、期間も最長15年と長い。金利(25日時点)は変動型2.90%、固定型3.90%と通常商品より低利に設定した。無担保で第三者保証人が原則不要。

 開業用など事業資金としては使えないが、研究費や海外研修費、書籍代など使途は基本的に自由。収入が少ない研修医向けには、研修期間終了まで元金返済の据え置きを選択できる制度も設けた。

 開業医との所得格差が指摘される勤務医に使い勝手が良い資金を供給し、職務環境の向上を図ることで、「医師の県内定着に一役買うことができる」(個人金融部)と判断した。医師と関係を築き、将来のさまざまな取引につなげる狙いもある。

 当直を頻繁に務めたり、複数の病院を掛け持ちで勤務したりしていることも多い勤務医の多様な働き方を考慮し、行員が予約制で病院を訪問してローン相談に応じる出張サービスも設けた。

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