ネタ元は、
産科医療のこれから
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/01/post-1341-7.html
と
fujiさん
http://ameblo.jp/med/entry-10064965106.html#c10088490942
です。
いつもありがとうございます。
先進国中、日本医療はフランスについで2位!!
でも、医療関係者はそう思っていても、
日本国民のほとんどが
そうは思っていないはず。
「日本医療はひどい」
とか
「たらい回しとか、医師は楽しているのにひどい」
なんて、
「マスコミが作った医師の悪人像」
が蔓延しています。
このまま、
現状でも日本医療は世界で2位という
素晴らしいものです。
それなのに、
先進国最下位、しかも保険料最大
(=保険会社の儲けがでかいが、
医療としては成績が悪い)
そんなアメリカ医療を国は目指しています。
大企業が医療という、人の命すら握り、
利益を蓄え、
一方、
一般市民は、
マスコミのミスリードの中、
先進国最低のアメリカ医療を見習って
日本医療はどん底まで
落ちていくことでしょう。
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先進国19か国中、医療大国1位は仏、2位は日本
2008年01月09日 12:15 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2334107/2508656
【1月9日 AFP】英国の研究チームが先進国19か国を対象に行った回避可能な死に関する調査結果が8日、米医療経済・政策専門誌「Health Affairs」の1・2月号に掲載された。それによると、適切なタイミングで効果的な医療を提供している国の1位はフランス、2位は日本だった。一方、米国は最下位に沈んだ。
研究を行ったのは、ロンドン大学衛生熱帯医学校(London School of Hygiene and Tropical Medicine)の研究チーム。チームは、2002-2003年の間に、適切なタイミングで効果的な医療が施されれば死を回避できた75歳未満の人の死亡率を調査した。
その結果、1997-1998年時点から回避できる死の割合が大半の国で平均16%低下している中、米国だけがわずか4%の低下にとどまったことが判明。仮に米国が上位3か国と同水準の医療を提供していたとすれば、年間10万1000人の死が回避できたと研究は指摘している。
研究に出資した非営利組織Commonwealth FundのCathy Schoen上級副社長は「米国が大きく遅れをとっていることは驚くべきことだ。ほかの国は米国よりずっと少ない資金しか投入していないにもかかわらず、回避できる死の割合が急激に低下している」と述べた。
研究の主著者Ellen Nolte氏は「米国以外の国では大幅に改善していることは特筆すべきことだ」と語っている。
19か国の順位は上位からフランス、日本、オーストラリア、オーストリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、英国、米国となっている。前回調査で、米国は15位だった。(c)AFP
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教育と一緒で、
国やマスコミが
素晴らしいものにケチをつけはじめ、
国民と一緒になって
大事な宝物を
叩き潰していく…。
一般の方には危機感がないのかもしれませんが、
日本医療は本当につぶれます。
これはほぼ決定事項です。
国が決めました。
医師や医療関係者の意見が
よく分からない印象を持つかもしれませんが、
すでに、多くの医師の心の中で
”日本医療は末期状態”
すでに救命できない、と考えています。
その上で
このまま
どこまで現状維持できるか、
破綻したあとはどのように再建するか、
ネット上で医療関係者が話をしているのは、
”崩壊後”の議論になっているのです。
あれほど、懸命に意見を言っていたのにね…。
せっかく、世界2位なのにね…。
世界に誇る教育が、”ゆとり脳”に醜く変質したのと同様、
世界に誇る医療が、”アメリカ型の大企業の利益優先医療”に
不気味に変質していくことでしょう。