「メタボ」が”いじめの代名詞”になる、


そんな時代が来ました。




新年早々、こんな話で申し訳ありませんが、


国が推し進める


「メタボ」対策自体が


医療費抑制の効果が不明であり、

逆に大量の「メタボ」対象者の


通院で、逆に


ムダに医療費がかかる可能性があります。






そして、


意味のないかもしれない


国による「肥満いじめ」の推奨が、


今後、全国で巻き起こる可能性があります。







医療は


タダでも人手が足りないところに、


いままで正常だと思っていた


「メタボ」の成人男性が


大量に押し寄せると


パニックになることでしょう。





喜ぶのは


ダイエット関連や漢方、メタボ対応食料品などの


健康関連業界だけです。



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院内の保育士3人、暴力や暴言で停職…兵庫県立淡路病院

2007年12月29日 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071229-OYT8T00155.htm

 兵庫県立淡路病院(洲本市)の院内保育所で、保育士らが乳幼児をたたいたり、「メタボ」などのあだ名で呼んだりしていたとして、県は28日、同病院総務課保育担当の女性課長補佐(58)を停職6か月にするなど3人を懲戒処分にした。

 同病院長(64)ら上司7人についても、監督責任を問い、厳重注意や訓告とした。

 他に懲戒処分を受けたのは、別の女性課長補佐(56)と、女性主査(46)で、2人とも停職3か月。県病院局によると、3人は院内保育所の保育士で、2003年ごろから、看護師らから預かった乳幼児の頭を平手でたたいたり、「あほ」などと暴言を吐いたりしていた。

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すでに死者まででている


メタボ狂想曲(2)。






医療経済学的には、


国民が健康になればなるほど、


逆に長期生存するため、


死ぬまでの医療費は減らず


福祉費が増大する、


というのが大方の見方です(1)。






厚労省は


効果の見込みの極めて薄い


「メタボによる医療費削減」を


どこまでやるのでしょう?



ああ、


関係団体から


財務省のお墨付がついているので


どこまでもやるんですね…。






今年は、国が推奨する


”メタボ”と


陰口を叩かれる中年男性が


大量に出ることでしょう。



寒い時代ですね…。




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(1)「改革」のための医療経済学


P.220 「効率のよい予防医療がコストを高騰させる理由」


をご参照下さい。

兪 炳匡
「改革」のための医療経済学


(2)

■メタボ被害 市長発案の「減量作戦」参加の課長、運動中死亡 三重: 追記あり

http://ameblo.jp/med/entry-10043657174.html

■結局、根拠がなかったメタボ基準 「メタボ基準検証へ 厚労省研究班、2万4千人の腹囲分析」

http://ameblo.jp/med/entry-10054624789.html

■メタボ健診 5割「診察必要」…5万人調査 医療費高騰の恐れも

http://ameblo.jp/med/entry-10044623050.html