八戸、やるな(笑)。



>病院の医師、職員は当面、市職員のままなので、待遇などは変わらないが、

>経営目標が達成できないといった事態になれば、病院の責任が問われることになる。

職員の待遇、


特に


超高齢、高給取りの看護師



不動(動かない、転じて働かないの意(笑))の事務の


待遇はそのままで、


経営目標を達成できないときは


病院の責任になる、って、



何の罰ゲーム(笑)?




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八戸市市民病院 経営責任明確化


2007年12月14日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20071214-OYT8T00105.htm


管理者に権限集中 赤字体質脱却目指す

 八戸市は来年度から、市立市民病院(三浦一章院長)で院長などの責任者に権限を集中させ、経営責任を明確にして赤字体質からの脱却を目指すことにした。地方公営企業法を全部適用するもので、県内の病院では、県立中央病院(青森市)に次いで2例目。

 同病院は、単年度収支の均衡を目指しているが、診療報酬の減額改定などからここ数年は赤字続き。2006年度決算では、赤字の穴埋めに市の一般会計から約3億8800万円が繰り入れられた。

 同法の全部適用後は、職員人事や予算原案作成の権限が市から病院へ移される。一方、一定の経営目標を独自に立てて達成責任などを負うなど、独立採算制の経営が求められる。

 同法の全部適用後も、病院の医師、職員は当面、市職員のままなので、待遇などは変わらないが、経営目標が達成できないといった事態になれば、病院の責任が問われることになる。市は現在、権限拡充に伴って新設される病院事業管理者(任期4年)の選定を進めている。

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いまさら、


医療関係者と一般の方の


認識の違いを書きますが、


今、病院は中長期の計画を


たてることが出来ません(笑)。




なぜなら、


2年ごとに厚労省が


診療報酬を改訂するからです。





現状では、


全国の病院は


半年先の


2008年4月以降の


計画でさえ、


立てる事が出来ないのです。









2008年4月に診療報酬が


また改訂されますが、


つい先月まで、財務省は


「診療報酬は3%以上の大幅削減をしろ!」

と言っていたぐらいですから、


地方病院に、2年以上先のことなんか


分かるはずがありません。





そして、今年は


なんと、信じられないぐらいのことですが、


0.1-0.2%の診療報酬増加がありそうです…(笑)。





皮肉なんですが、


ホンのちょっと、


増加させることだけでも国は大騒ぎ。





いま、医療は瀕死状態ですが、


国の方針は


その状態のままで行く、


という事です。





削って、削って死にそうになった医療は


診療報酬を大幅に上げる、


つまり元に戻さないと


医療は死に絶えるのに。





というわけで、


”病院は2年以上の長期計画を立てられず、


厚労省による2年ごとの診療報酬対策を立てるので精一杯”


”医療業界は今後よくなる事はない”





そこに、八戸市市民病院のように


職員の人件費をそのままにした


病院経営を持ってくるのは、


民間病院でも逃げ出すことでしょう。






ある公立病院では、


「昔、病院が黒字のときは、


黒字を市町村の会計に奪われ組み込まれ、


赤字になったら切り離される。


これって、ヤクザの集金みたいなものですよね」



と聞いたことがあります…。





地方病院の悲哀がここにはあります。