デイリースポーツ



”それでも医者か!”


何をもって


デイリースポーツは


叫んでいるのでしょう?





なぜ、理解のないまま、


医師を愚弄するのでしょう?




私は心底、怒りを覚えます。







このような報道が続く限り、


毎晩、


血のにじむような努力をしている医療関係者、


とりわけ、


”当直”という”軽労働”の名のもとで、


日夜”夜勤”業務を行い、


救急患者さんを診ている医師に、


このような言葉を


マスコミはいまだに浴びせ続けているのです。







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それでも医者か!救急搬送66歳男性死亡


デイリースポーツオンライン 2007/12/07
http://www.daily.co.jp/gossip/2007/12/07/0000762648.shtml


 兵庫県姫路市の自宅で吐血した男性(66)が急患として搬送される際、近隣の18病院が受け入れを断っていたことが6日、分かった。男性は救急車内で心肺停止し、119番通報から約2時間後、自宅から約30キロ先の赤穂市民病院(同県赤穂市)で死亡が確認された。

 赤穂市民病院は搬送遅れと死の因果関係を「分からない」と説明。死因も明らかにしなかった。

 搬送した姫路市消防局は「手術が必要な深夜の救急搬送でこれほど時間を要したケースは記憶にない」と話している。

 姫路市消防局などによると、6日午前零時7分に「意識がぼんやりしていて、吐血した」と男性の家族から119番。3分後に救急隊が到着、搬送先を探したが、姫路赤十字病院や国立病院機構姫路医療センター(いずれも姫路市)など18病院が「専門医がいない」「別の手術中で手が離せない」などとして断ったという。

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このような報道が続く限り、


医師の献身的な努力を


当然のものとして、


足蹴にしているマスコミが


医療崩壊を引き起こしていることは


間違いありません。



”それでも医者か!”


には、


”だからデイリースポーツなんだ!!”


とでも答えておきましょうか(笑)。



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追記:

ssd's Diary
どこまでゲスなんだこいつら

http://ssd.dyndns.info/Diary/2007/12/post_440.html



に救急搬送を断った病院一覧が


掲載されています。



いつもありがとうございます。





姫路市消防局 発表

神戸新聞 掲載




どうしようもないですね。


これらの病院も


医師は軽労働の当直で、


夜勤ですらなく、


それなのに必至に救急を行って


手が回らず、


受け入れられなかったら


新聞にまで名前が載せられる…。





この情報をリークした


消防局、新聞は本当に


地域医療の破壊


を切に望んでいるんでしょうね。





でなきゃ、


こんなひどいこと出来ません。


GWに宿泊を断られたホテルを


ぜーんぶ新聞に載せるようなものですから。






以下、記事です。


ひどいと思ったのか、すでに記事は見ることが出来ません。




追記の追記:

URLが変更になり、

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000762620.shtml

となっていたようです。


ぴろりんさんからの情報です。

http://ameblo.jp/med/entry-10059029174.html#c10081556903

いつもありがとうございます。


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急患受け入れ拒否 病院側「当直が専門外」「処置中」

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0000762620.shtml


(こちらにURL変更になったようです↓)

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000762620.shtml


 「もう少し早かったら助かっていたかもしれない。悔しい...」。六日未明、十六カ所の病院に治療を断られ、やっと搬送された病院で間もなく死亡した姫路市の男性(66)。駆けつけた救急車は自宅前で一時間十分、立ち往生を余儀なくされた。播磨の中心都市で浮き彫りになった医師不足。遺族はまさかの悲劇に無念さをあらわにした。

 受け入れを断った病院は、神戸新聞社の取材に「当直が脳外科医だったので、内科の輪番病院を紹介した」(姫路赤十字病院)▽「輪番日以外は救急に対応できない」(国立病院機構姫路医療センター)などと説明。

 外科と内科の輪番日だった姫路聖マリア病院(姫路市)は、六日午前零時に別の救急患者の手術を開始。さらに十分後、入院患者が心肺停止になり、七人いた医師は全員、手が離せない状態だったという。

 姫路市消防局は「症状が重篤なら、神戸市内の三次救急病院に運ぶこともある。今回の男性は当初、会話もでき、意識レベルも低くなかった。二次救急病院で対応できると考え、姫路市内から順に探し始めた」と説明する。

 同局によると昨年、患者の受け入れ先が決まり、救急車が現場から出発するのにかかった時間は平均十一分四十三秒、病院までの搬送時間は八分二十五秒という。

 担当者は「医師不足で専門の当直医が減り、搬送を断られるケースが増えている。異例の事態が起きてしまったのは残念。今後は病院との連携を密にして、受け入れてもらえるようにしたい」と話している。





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■抗議文送りました また”たらい回し” 「18病院たらい回し…男性死亡 姫路」 
http://ameblo.jp/med/entry-10059014079.html