さて、


わたしも大学院を出ていますが、


こんな恐ろしい本を読んでしまいました…。




「高学歴ワーキングプア


「フリーター生産工場」としての大学院」






黄色の帯がまた


恐ろしいことを語っています…。





「非常勤講師とコンビニのバイトで


月収15万円。


正規雇用の可能性ほぼゼロ。」







クリックするとアマゾンに飛びます。

水月 昭道
高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)







急激な少子化を迎え、


パイが急激に縮小することを恐れた


大学と文科省が取った政策は、


「大学院生の大量生産」です。





これにより大学は生き延び、


文科省は急激なパイの縮小を避け、


そして、大量に出された大学院生は


社会に貢献することなく、


高学歴ワーキングプアとして


大学の非常勤講師や塾講師など、


安価な労働力に没落していくわけです。



就職に関して、


人生設計に関して、


日本においては


大学院卒業、博士郷取得


というのは


輝かしいことかもしれませんが、


有効な手段ではなく、


かえって人生の足かせになる可能性があります。






博士(はくし)が100にんいるむら

http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html



を思い出してしまいました…。





↑大学院生、必見です…。


でも、


決して下を向いちゃいけませんよ、


本当にネ…。







アメリカでは、


博士号は本当に


”ピカリ”と輝く効果がありましたけど、


日本では、何だか…


といった感じですね。





本当の意味で人生に答えなんかありません。


でも、日本で生きる以上、


「タイミング」は存在します。


これは本当。


残念ながら。






でも、個人的には


大学院は必要だと思います。





医学部が、最高学府ではなく、


知的な好奇心を満たしてくれる場所ではなくなり


たんなる「医師の促成栽培場」と


しての新カリキュラム前倒しが


行われています。





国が、大学が18歳以上の


”遊び場”や


”就職前の職業訓練学校”


として認識している以上、


大学院が


知的な場所としてあるべきだとは


思います。




でも


内情はろくな授業もなく、


院生の個人的な努力だけを強いられ、


挙句に卒業したあと


今度は


人生にも迷ってしまうとなると、


いったいこの国の教育システムは


どうなっているのか、


はなはだ疑問ではないでしょうか。