悲しいニュースです。
30代の女性医師
筋弛緩薬と麻酔薬で自殺されました。
ご冥福をお祈りいたします。
どこまでも
とどまるところを知らない
医師の過労死、自殺…。
これだけ医師は日本の各地で
超過重労働の末に
追い詰められています。
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筋弛緩剤で医師自殺 神戸中央市民病院
神戸新聞 11/21 11:00
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0000746066.shtml
神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)に勤務する三十代の女性医師が、毒薬に指定されている筋弛緩(しかん)剤を使って自殺していたことが二十日、分かった。院内の保管場所から無断で持ち出して使用したとみられる。
市などによると、十八日午後一時十分ごろ、同病院内の手術室で点滴をしたまま倒れている女性医師を職員が発見し、神戸水上署に届け出た。既に死亡しており、麻酔薬を服用し筋弛緩剤を投与した形跡があった。同署は自殺の可能性が高いとみている。
使われた筋弛緩剤は粉末のバイアル一本(十ミリグラム)で大人一-二人分の致死量にあたるという。同病院では施錠された室内に保管されており、担当する医師のみが鍵を所持していた。
関係者によると、女性医師は情緒不安定な状態が続いていたといい、病院側もそのことを把握していたが、勤務の変更などはなく、筋弛緩剤がある部屋の鍵もそのまま所持させていた。
同市保健福祉局経営管理課は「こんなことになるとは思わなかった。だが、薬の管理上に問題はないと考えている」としている。
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麻酔医が筋弛緩剤で自殺=神戸
時事ドットコム 2007/11/21-12:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007112100446
神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)に勤務する30代の女性麻酔医が、院内の筋弛緩(しかん)剤を使って自殺していたことが21日、分かった。神戸水上署が詳しい動機などを調べている。
調べによると、麻酔医は18日午後1時10分ごろ、手術室で点滴をした状態で倒れているのを看護師に発見された。既に死亡しており、体内から麻酔薬と筋弛緩剤が検出された。
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30代女医、手術室で自殺 筋弛緩剤投与か
izaニュース 11/21 11:50更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/105093/
神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)の30代の女性医師が、毒薬に指定されている筋弛緩(しかん)剤を使って手術室内で自殺していたことが21日、分かった。
市などによると、18日午後1時10分ごろ、職員が病院内の手術室で点滴を打った状態で床に倒れている医師を発見した。間もなく死亡が確認され、病院が神戸水上署に届け出た。
手術室内の保管庫にあった筋弛緩剤「マスキュラックス」を自分で投与した形跡があった。遺書は見つかっていないが、精神的に不安定な状態が続いていたという。
市の担当課は「薬の管理に特に問題はなかった」としている。
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>同市保健福祉局経営管理課は
>「こんなことになるとは思わなかった。
>だが、薬の管理上に問題はないと考えている」としている。
看護師が自分の夫を殺害するのに
キシロカインを持ち出して、
病院側のキシロカインの管理不十分
という判決が出たばかりです(1)。
夫は低酸素状態に陥って脳障害を負い、
寝たきりとなっています。
>薬の管理上に問題はないと考えている
薬の管理以上に、
医師の労働管理がなっていないのでは
ないでしょうか?
>女性医師は情緒不安定な状態が続いていたといい、
>病院側もそのことを把握していた
過重労働と
それに耐えられない状態での
自殺の選択となると、
病院の責任は避けられないのではないでしょうか?
このような、地方自治体の
医師に対する労働基準法を
全く考慮しないような労働を認める無責任さと
それになんら恥じない姿勢が
いまの地方での医療崩壊をまねいている
一因なのではないでしょうか?
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(1)
■キシロカインの管理について「夫薬殺未遂訴訟:病院運営の市に賠償支払い命令 山口地裁」
http://ameblo.jp/med/entry-10056298967.html