こちらは瀬戸山容疑者が


直接、辞職するきっかけになった


「イタリア旅行」です。



他にも瀬戸山容疑者には


「アメリカ視察」って言うのもあります(笑)。




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旅行が辞職の一端 医療センター瀬戸山院長が会見


高知新聞 2006年01月13日

http://www.izai.net/kouti.html

 高知医療センター(高知市池)の瀬戸山元一院長は12日、同センターで記者会見し、3月末での辞職を正式に表明した。自身の健康状態を第一の理由に挙げながらも、同センターへ手術器具などを納入する業者がメンバーに加わっていた昨秋の私的な海外旅行が「一つのキーになっている」と述べ、辞職を決意する一端となったことを明らかにした。

 瀬戸山院長は、旅行先で「コーヒー1杯の接待も受けていない」と業者との不適切な関係を否定したが、利害関係にある業者の同行を「好ましいことではなく、けじめをつけた」と説明。

 方向付けに尽力した高知医療センターについては、目指す急性期医療が救命救急センターを中心に進んでいるとの自負をのぞかせながらも、「この病院はまだまだ発展しなくてはいけない使命を帯びている。中途での退任は、職員のみならず県民市民に申し訳ない」と頭を下げた。

 同席した県・高知市病院企業団の吉岡諄一企業長は、瀬戸山院長の辞職を重く受け止める姿勢を示す一方、民間のノウハウを活用するPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)事業で病院運営に携わる特定目的会社(SPC)との関係について言及。

 「対等の関係で緊密な連携を保たないといけないが、疑惑を抱かれる手法は戒めなければならない」と述べ、PFI事業の特性を踏まえた職員と業者の接し方について独自の基準を確立する考えを示した。

 【写真説明】記者会見で辞職を表明する瀬戸山院長=右=と吉岡企業長(高知医療センター)



 新たな波紋を危惧 思い半ばの“カリスマ院長”

 病院運営では全国初のPFI事業に、電子カルテシステムをはじめとする統合情報システムの導入。さらには大学の医局にこだわらない医師の確保や診療科の壁を越えたチーム医療の展開―。

 全国が注視する公立病院の統合に際し、院長予定者、院長として次々に新機軸を打ち立ててきた瀬戸山元一氏を、その足跡から「カリスマ的」と形容する向きがある。

 宮崎県出身ながら小学2年から7年間、高知市で過ごした縁もあって平成12年春、旧県・市病院組合理事に就任。舞鶴市民病院の経営再建や島根県立中央病院の運営で発揮した手腕が買われ、それが統合新病院づくりでは「患者が主人公」という理念に集約された。

 強いリーダーシップを発揮しようとする手法から自治体や医療関係者とのあつれきを生むこともあったが、高度医療に特化した新病院を構築するためには必要不可欠な人材だったとも言える。知名度の高い瀬戸山氏の存在が、地域外から医療スタッフを呼び寄せる原動力ともなった。

 しかし一方では、民間業者との「付き合い方」が早くから疑問視されてきた。PFI事業の優先交渉権者を選定する直前に参入希望業者と米国に視察旅行に出掛けるなど、その“脇の甘さ”は県・市病院組合議会でも厳しくただされた。

 そうした業者との距離感覚の危うさは院長就任後もささやかれ、今回発覚したイタリア旅行での業者同行にしても同様。民間病院なら許容範囲内でも公的病院の医療トップにはそれが許されず、厳しい目が向けられる。その目がいったん張り付けば、今後の医療センターの運営や瀬戸山氏が理想とする病院像にも暗い影を落としかねない。  橋本大二郎知事、岡崎誠也高知市長らは早い段階で、旅行の件について報告を受けていた。辞職表明まで1カ月以上の時間は「功労者の円満退社」に向けた調整期間だったと言えなくもない。

 院長自身は医療センターの開院前後から体調不良を訴え、精彩を欠くようになった。信を置いていた医療スタッフも一人二人と距離を置き、はた目にも理想と現実のギャップに悩んでいたようにも映ったが、思い半ばにしての“カリスマ院長”の辞職劇には、内外へ新たな波紋を広げることへの危惧(きぐ)と今後をにらんだ状況判断が見え隠れしている。(政治部・岡林直裕)

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瀬戸山容疑者は


舞鶴市民病院の


院長もされていました。





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高知医療センターの贈収賄:逮捕の瀬戸山前院長、舞鶴市民病院の院長も /京都

毎日新聞 2007年9月17日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/news/20070917ddlk26040248000c.html


 ◇地域医療検討委も務める

 高知医療センター(高知市)のPFI事業者選定を巡る収賄容疑で16日、逮捕された瀬戸山元一前院長(63)=現・同志社大大学院教授=は以前、市立舞鶴市民病院長も務めていた。内科医の一斉辞職(04年)問題に端を発し、経営難に陥った同病院の運営方針を巡り混乱が続くなか、市域の医療体制も踏まえて将来像を探るため市長の私的諮問会議として5月に市が設置した「舞鶴地域医療あり方検討委員会」(11人)のメンバーにもなっていた。検討協議は現在も続いている。検討委のメンバーの一人は「事の真相が明らかになっていないので、コメントは差し控えたい」と当惑したように話した。

 瀬戸山前院長は1979年から舞鶴市民病院に勤務、副院長を経て82年4月から92年3月まで院長を務めた。

 ◇  ◇

 左京区の瀬戸山前院長の自宅は、午後2時前から高知県警の家宅捜索を受けた。近所に住む女性は「素晴らしい先生と聞いている。豪快でやさしそうな印象で、信じられない」と不安そうに話した。【松野和生、珍田礼一郎】

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