「選択肢はもうない」
すがすがしい
町長さんのお言葉ですね。
羅臼の病院が診療所に改変、
入院がなくなります。
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唯一の病院、診療所に/羅臼町
asahi.com 2007年06月21日
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000706210006
■常勤医1人態勢/町長きょう議会で表明
根室支庁羅臼町の脇紀美夫町長は20日、町立の国民健康保険病院を小規模な診療所に縮小する方針を固めた。複数いた常勤医師は1人となる見通し。21日開会の定例町議会で表明し、議員と住民への説明を開始する。地域医療を支える柱だが、医師の不足に加えて看護師も集まらなくなり、入院収益も大幅に落ち込んでいたことから、町財政では経営が続けられないと判断した。脇町長は
「選択肢はもうない」
と話している。
◇
人口約6300人の羅臼町は世界自然遺産の知床を抱え、夏場を中心に年間約70万人の観光客が訪れるが、同病院が唯一の医療機関だ。
現在の態勢は、常勤内科医2人、非常勤外科医1人、看護師17人だが、7月に内科医1人と看護師4人が退職予定で、その先は常勤医が院長1人となるが、看護師を含め補充の見通しはない。
こうしたことから、すでに救急外来を停止している。病床担当の看護師のローテーションも困難なため、病床を休止する方向で入院患者の転院を進めている。20日現在、48病床に対して入院患者は11人まで減っている。
同病院によると、医師不足が特に深刻になったのは、医師が初期研修の場を自由に選べるようになった04年から。さらに昨年の診療報酬改定で、患者1人あたりの看護師数が多いと診療報酬がより高くなったため、都市の大規模病院が高待遇で看護師確保に走り地方での確保が困難になった。
この改定で同病院は看護師数が最低ランクとされたため、入院基本料の1泊約1万1千円が、5630円に引き下げられた。このため、05年度約2億円だった入院収益が06年度は約1億3千万円まで落ち込んだ。
町は病院維持のために、一般会計から毎年、7千万~1億4千万円を繰り入れているが、病院の不良債務は6億6千万円(06年度末)にまで達した。
脇町長は「国の制度による影響も大きく、抱える問題は地方自治体で何とかできるレベルを超えている」と話している。
道によると、ここ数年で市町村立病院が診療所に転換した例は財政破綻(は・たん)した夕張市など三つのケースがある。
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入院基本料が
>1泊約1万1千円が、5630円に引き下げられた。
…
これって半額じゃないですか。
こんなひどいこと、
国がしていいのですか?
医療費抑制とは
こういうことなんです。
「一泊11,000円を
なんと
5,630円に!!」
すごい値引きですね。
普通の病院が、もつわけないです。
でもきっと、厚労省は
うれしいに違いありません。
だって、基本方針である、
ベット数の削減
がまた達成されたからです。
明らかに
「厚労省による
僻地の病院つぶし」
が効を奏しております。
これで
「地方の医師不足」
なんていうのはおかしいと思いませんか?
これは
厚労省主導の「人災」
なのです。
横浜市立大付属病院ですら
看護師が集まらず(1)、
特別室を閉鎖するのです。
まさに、
日本中が
「選択枝はもうない」
状態なのです。
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(1)
毎日新聞
横浜市立大付属病院:看護師不足で特別室休止--来月1日から /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070622ddlk14100358000c.html