医師、医療 VS 患者、遺族
というのは
マスコミも取上げやすいようです。
このシンポも
報道のネタになっております。
そして、われわれ医療者は
この流れに
逆らうことが出来ないのでしょうか?
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産科医療のこれから
ちょっぴり整理、大淀事件の“情報流出”事件に関して。
http://blog.m3.com/OB_Gyne/20070503/2
日々是よろずER診療
シンポジウム聴講記
http://blog.m3.com/case-report-by-ERP/20070429/1
日々のたわごと・期間限定特別ブログ
http://symposium.b-r.under.jp/
などで取上げられているシンポジウム。
4月28日に行われたもので、
これが先日の報道記事の元です(1)。
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<シンポジウムのお知らせ>
http://homepage1.nifty.com/hkr/simin/
『医療被害にあったとき』~患者・家族にできること~(さいろ社)出版記念シンポジウム
被害者の視点を忘れずに「産科医療」の事故・裁判・質・システムを考えるシンポジウム
日 時 : 2007年4月28日(土) 午後 13:30 ~ 16:45
場 所 : エル大阪(大阪府立労働センター)6階大会議室
(京阪電車または地下鉄谷町線「天満橋駅」下車、西へ徒歩約5分。℡06-6942-0001)
<第1部> 注目を集める事件の真相を語る
●陣痛促進剤事故を繰り返すリピーター医師
出元明美さん(「陣痛促進剤による被害を考える会」代表)
●横浜市堀病院の母体死亡事故
吉野克則さん(被害者遺族)
●奈良県大淀町立病院の母体死亡事故
高崎晋輔さん高崎憲治さん(被害者遺族)
●福島県立大野病院の母体死亡事故
鳥集 徹さん(ジャーナリスト)
●金沢大学医学部産婦人科の無断臨床試験裁判
打出喜義さん(「金沢大学病院 産婦人科」医師)
<第2部> パネル・ディスカッション
~被害を繰り返さないための産科医療改革運動20年の意味と今後を考える~
本年2月で「陣痛促進剤による被害を考える会」は、その活動が20年目に入りました。この間、産科医療の被害者たちによって数多くの裁判や行政交渉・市民運動等が行われてきました。それらの歴史を振り返ることで現状の産科医療の実態を正しく把握し、今後のあり方を提言します。第1部の講演者の他、医療事故や医療裁判に詳しい石川寛俊弁護士、数々の被害者運動を支えてきた「医療情報の公開・開示を求める市民の会」世話人の岡本隆吉さんらも加わり、会場の皆さんと共に議論をします。
【司会:勝村久司(当会世話人)】
予約不要で、どなた様でもご自由にご参加頂けます。(会場定員200名)
参加費:1000円(資料代込)、お問い合わせ等は下記主催団体事務局まで。
主催 :「医療情報の公開・開示を求める市民の会」「陣痛促進剤による被害を考える会」
チラシPDFファイル
http://homepage1.nifty.com/hkr/simin/sympo2007-04poster.pdf
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特に、
日々のたわごと・期間限定特別ブログ
http://symposium.b-r.under.jp/
を読むと正直血圧が上がってしまうのですが(苦笑)、
情報価値が非常にあると思います。
管理人さん、ご苦労様です。
そして
これが
こういった記事になるわけです。
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産科医療事故被害者シンポ:昨夏の妊婦転送死亡の両親、心情を手記に /奈良
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nara/news/20070429ddlk29040353000c.html
毎日新聞 2007年4月29日
「実香が人生をどんなに楽しみにしていたかと思うと、涙が止まらない」--。大阪市内で28日開かれた産科医療事故被害者らによるシンポジウムでは、昨年8月、大淀町立大淀病院で分娩(ぶんべん)中に意識不明となり、その後死亡した高崎実香さん(当時32歳)の実父母の手記が披露された。義父の高崎憲治さん(53)が預かった便せん4枚をゆっくり丁寧に読み上げ、悲痛な訴えにすすり泣く来場者の姿もあった。
実香さんは、満床などを理由に19病院に緊急転送が不可能と回答された。意識不明から約6時間後に20カ所目の大阪府吹田市の病院に運ばれたが、脳内出血で亡くなった。
実父は手記に「娘が長時間失神しても、助産師が対応していた。患者の命を考える医療を確立してほしい」とつづり、病院の対応や、県内の医療体制整備の遅れを批判した。実母は「医師がもっと早く診察していれば、他の病院での帝王切開も考えられたのでは」「病院は(妊娠高血圧症候群の妊婦などがけいれんを起こす)子癇(しかん)だと説明しただけ。最後には家族の方でも病院を探して下さいと言われた」と無念の思いを吐露した。
堺市から訪れた秋吉希さん(33)は、出産時に子どもを亡くした経験があるといい、「私の事故でも、病院からは不可抗力とだけ説明された。病院側には十分な説明をしてほしい」と話していた。【石田奈津子】
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産科医療シンポ:被害者の視点忘れずに…大阪で開催
毎日新聞 2007年4月28日 19時47分
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070429k0000m040052000c.html
被害者の視点を忘れずに産科医療について考えるシンポジウムが28日、大阪市内で開かれた。産婦人科病院「堀病院」(横浜市)と奈良県大淀町の町立大淀病院の医療事故の被害者遺族らが参加。産婦人科医不足の原因に被害者らによる訴訟の多さも理由とする声があることに、「被害者が裁判を起こすのは医師側があまりにも不誠実な場合だ」「医師もなぜ医療事故が起きたかを考え、再発防止に努力してほしい」と訴えた。
堀病院の被害者遺族は「医師不足は問題だが、事故の被害とは別だ。医療側はまず事故の真相を究明してほしい」と語った。大淀病院の被害者遺族も「(事故が起きた理由など)真実を知りたい。そして二度とこんなことが起きてほしくない」と涙を流しながら話した。
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いままで、
毎日新聞を中心とした
偏向報道で、医療関係者から
激しい反論が寄せられています。
毎日新聞は、
>「記事は医師、医療機関を悪者に仕立てている」という意見が寄せられた。
>だが私を含め担当記者は当初から、医師1人の責任で終わる問題ではないと考えてきた。」
((2)より)
といいつつ、
この記事が、
>医師1人の責任で終わる問題ではないと考えてきた。
という記事なんですか?
感情の垂れ流しのようにしか
思えないのは気のせいでしょうか?
この記事だけを読んで
一般の方はどう思うでしょう?
いまだに感情的な記事を垂れ流し、
「医師は悪」
という構図を繰り返し報道し続けています。
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(1)
また毎日「産科医療事故被害者シンポ:昨夏の妊婦転送死亡の両親、心情を手記に」
http://ameblo.jp/med/entry-10032325902.html
(2)
「明らかな人災」 毎日新聞特集 奈良・妊婦死亡