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帝王切開で妊婦失血死、医師が無罪を主張…福島地裁

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070126i103.htm
2007年1月26日11時21分 読売新聞

 福島県大熊町の県立大野病院で2004年12月、帝王切開手術で妊婦を失血死させたなどとして業務上過失致死と医師法(異状死体の届け出義務)違反の罪に問われている産婦人科医師、K被告(39)(大熊町下野上)の初公判が26日、福島地裁(大沢広裁判長)で開かれた。

 K被告は罪状認否で、手術について「できることを精いっぱいやった」と述べ、無罪を主張した。

 事件を巡っては、「悪意のない医療行為に個人の刑事責任を問うのは疑問」などと日本産科婦人科学会や日本医学会が相次いで表明しており、公判の行方が注目されている。

 起訴状によると、K被告は04年12月17日午後、同県内の女性(当時29歳)の手術で、大量出血する危険を認識しながら、子宮に癒着した胎盤を無理にはがして大量出血を招き、死亡させたとされる。また、医師法で定められた24時間以内の警察への異状死の届け出をしなかったとされる。

 公判前整理手続きの結果、争点は、<1>子宮に胎盤が癒着していることを認識した時点で、大量出血する恐れがあるとみて胎盤をはがす処置を中止し、子宮摘出に移る義務があったか<2>大量出血の予見可能性<3>胎盤をはがす処置に手術用ハサミを使用した妥当性<4>医師法違反罪の適用の是非――などに絞り込まれている。



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産科医、起訴事実を否認 福島の妊婦死亡初公判

asahi.com 2007年01月26日12時08分

http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200701260217.html

 福島県立大野病院で04年に女性(当時29)が帝王切開手術中に死亡した事件で、業務上過失致死と医師法(異状死体の届け出義務)違反の罪に問われた、産科医K被告(39)の初公判が26日、福島地裁(大澤廣裁判長)で開かれた。K被告は「胎盤の剥離(はくり)を続けたことは適切な処置だった」などと述べ、起訴事実を否認した。

 K被告は「自分を信頼してくれた患者を亡くしたことは非常に残念で、心からご冥福をお祈りします。ただ、切迫した状況で、冷静にできる限りのことをやったことをご理解いただきたい」と述べた。

 検察側は冒頭陳述で「直ちに剥離を中止し、子宮摘出に移る注意義務を怠った」と主張。また、病院側に癒着胎盤をはがす手術を行うような体制や設備が整っていなかったと指摘した。

 起訴状によると、K医師は04年12月、子宮に癒着した胎盤を手術用ハサミではぎ取って女性を失血死させ、さらに、女性の死に異状があると認識しながら、24時間以内に警察に届け出なかったとされる。

 医療行為の過失を問われて医師が逮捕・起訴されたことで、全国の医師が抗議声明を発表するなど、公判は医療界の注目を集めている。

 公判前整理手続きが昨年7月から計6回実施され、同地裁は、胎盤癒着を認識した時点で胎盤をはぎ取るのをやめるべきだったかどうかを最大の争点として認定した。


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福島産科過誤:被告産婦人科医、起訴事実を否認 初公判で

毎日新聞 2007年1月26日 12時00分


 福島県立大野病院(同県大熊町)で04年、帝王切開手術中に女性(当時29歳)が死亡した医療事故で、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた同病院の産婦人科医、K被告(39)の初公判が26日、福島地裁(大沢広裁判長)であった。K被告は「死亡や執刀は認めますが、それ以外は否認します。切迫した状況の中で精いっぱいやった」と起訴事実を否認した。

 冒頭陳述で検察側は、先輩医師から応援を呼ぶべきだという事前のアドバイスを被告が断ったことや、胎盤はく離開始5分後の血圧降下など大量出血の予見可能性があったことなどを指摘した。

 起訴状によると、K被告は04年12月17日、帝王切開手術中、はがせば大量出血するおそれがある「癒着胎盤」であると認識しながら、子宮摘出手術などに移行せず、手術用はさみで胎盤をはがし失血死させた。また、医師法が規定する24時間以内の警察署への異状死体の届け出をしなかった。【町田徳丈、松本惇】



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医師の大半は


K医師のしたことが


「残念な結果に終わったが、


医学的に見ても適切な処置」


と考えています。







これでK医師が有罪になった場合は


医療はすぐにでも崩壊するでしょう。


そうでなくても、逮捕、拘留されており、


医師の僻地医療からの逃散はこれからも続くでしょう。










私はK医師の無罪を信じておりますが、

もしもK医師が有罪なら、全国の医師が医療ボイコット、ストライキ突入でもかまわないと思います。






当ブログ記事

【福島県立大野病院・産婦人科医不当逮捕事件 目次】
http://ameblo.jp/med/entry-10024180525.html