金木病院

http://blog.goo.ne.jp/kinbyou



金木病院・望まれる具体策

http://blog.goo.ne.jp/kinbyou/e/e899ae60d4aaee686ee4557eb4f42222

のコメント欄が荒れております。


私も投稿したのですが、

反映されていないようです。


以下、上記コメント欄からの引用です。

(下線、太字は当管理人による)

-------------------------


コメント



承認されませんでしたね (とある内科医)


2006-12-05 06:38:57


残念ながら私の意見は反映していただけなかったようですね。
私は公的救急病に長く勤務した医師で、現場の医師の本音を良く知っているのですが・・・
自分と合わない意見は無視するというのも一つの手でしょうが、
それで現状が改善するでしょうか?

医師も人間です。
毎日担当外来が50人以上・受け持ち入院患者20人以上・その上月5~6回も救急指定当直を強いられるという、常軌を逸した労働条件の病院では、誰も働きません。

ホワイトリボンも結構ですが、まず地域での病院の役割を分担して、医師が働いても良いと思えるような労働環境を作ることが先ではないですか?

早く新しい医師が赴任することを願っております。



>とある内科医さん (管理者)


2006-12-05 07:02:23


医師の過酷な労働条件は知っているつもりです。

しかし、ことは人命に関わる問題です。

地域住民の悲痛な叫びをききいれることができない理由などにいかなる正当性も認めることはできません。
市、県、大学病院、国・・・もしも金木病院の救急体制が復活ないとなれば、この国は不幸な国です。

とても「美しい日本」とはいえません。
何度もご投稿いただきありがとうございました。参考になりました。





救急医療を復活するには。 (abc)

2006-12-05 16:18:06

医師も人の子です。普通に働いて、その上時間外救急医療をするのは不可能です。人気のない病院であれば、なおさら医師は来ません。
本気で救急医療をしたければ、常勤医に当直をさせないでバイトの先生を呼んでくることです。そうすることによって、常勤医が定着しやすい雰囲気になります。
一般的な相場の2-3倍の平日一晩25万円、休日24時間40万円も払えば、間違いなく、どこからか、来ていただけます。年間でいくと1億2000万くらいで夜間救急は何とかなります。
お金を出せば、医師が来るのに、どうしてそれをされないのでしょうか。住民一人月1000円出せば、何とかなる金額です。
大阪府の夜間休日医療センター(小児)の場合、医師の手当ては一晩20万だと聞きます。これで、何とかまわしている状態なのです。
お金がなくて、さらに24時間対応をしてほしい、これはずうずうしい話だとおもいませんか。お金がなければ、遠方の救急病院に行くというのが当たり前だと思いますが。




大きな視点では、 (田舎者)

2006-12-05 23:32:16

署名やホワイトリボンでは、残念ながら医師は来ないでしょう。
これは、日本全体の医療の構造の問題です。
一地方のこのような運動が大勢に与える影響はほとんど全くない。

日本の医療は世界一です。これはWHOで認められています。
全世界で認められている事実です。
日本の医療関係者は、出来るだけ高度な医療を、出来るだけ
広い範囲に、出来るだけ安価に提供してきました。
その国際的・総合的評価が「世界一」です。

しかし、国(政治家)は診療報酬を削減することにしました。
出来るだけ安価にしてきたのに、無理矢理にでもお金を減らすのです。

これでは、「出来るだけ高度な医療」も、「出来るだけ広い範囲に」も、
崩壊していく一方なのは当然です。誰でもわかる理屈です。
その崩壊の最初が、金木病院をはじめ、東北や北海道の田舎から
起こっているのです。今以上に悪くなることはあっても、改善される
ことはあり得ない、と、まずは認識しなければなりません。

金木病院の救急体制復活は、あり得ません。そう、この国は
「不幸な国」なのです。世界一の医療なのに、もうお金は出さない。
その先に「美しい日本」などあり得ない。これも、誰にでもわかる理屈です。
そしてこれは、さきの選挙で小泉自民党が圧勝した時点で、既に決まって
しまったことなのです。今更騒いでも、既に遅い。

しかし、絶望しかない訳でもない。誰でも出来ることで、かつ強い効果が
期待できることがあります。


それは、
医療費削減を唱える政治家に、選挙で絶対に投票しない。
それで、医療費削減を唱える政治家を、根こそぎ全て落選させる
ことです。
これが不可能な場合は、残念ながら、田舎の人々は現在レベルの医療を
望むのはあきらめるべきでしょう。

もし、次の選挙でそういう政治家を全て落選させたとしても、医療崩壊は
不可逆なので、もはや手遅れかもしれない。
しかし、「あきらめない!」のなら、こうするべきです。
さらに言えば、これ以外の行動は根本的な問題解決には全くならないでしょう。
現在の状況が変わらなければ、その先にあるのはイギリスのような徹底的な
医療崩壊でしょう。




美しくありませんね (田舎住民)

2006-12-06 11:16:38


金木病院の救急維持の活動に微力ながら参加させて下さい。
木を見て森を見ずというのは、心のない医師を象徴するよう
に「病気をみて患者を~」、「病院をみて地域を~」にも当て
はまりますね。金木に限らず東北地方全体が医師不足ですが
医師の倫理観の崩壊が酷いためでしょうか。例えば学校の教
師は地方勤務での経験が生涯役に立ったといいます。医師
は逆に時間を無駄にしたと評します。また、へき地に医師に
来て欲しいなら金を積めとは、人の心があれば、普通は言え
ないことではありませんか?
いつでも気軽に365日、24時間かかれる病院が欲しいというような些細な願いも

聞いてもらえない日本は美しくありません
ね。





医師の年収を下げ僻地に回せ (どきゅんちゃん)

2006-12-06 19:24:29

医者は卒後5年で年収1000万に達するそうです。
こんなに恵まれた仕事は他にありません。

30歳で年収1000万を皆もらえる仕事があれば教えてください。

提案としては、都会の医者の年収は500万以下にし、僻地の医者の年収は1000万以上にするように法律で定めるべきです。医療は国の保護産業なのだから給料も国が決めるべきです。






Unknown (管理者)

2006-12-06 19:59:52

>医療は国の保護産業

同感です。医療を損得勘定のレベルに貶めてはならないと思います。

ご提案の都会と地域の医師給与については、にわかに同意はできませんが、少なくとも全国どこで暮らしていても「命」が保障されるのでなくては憲法に違反します!ゼニカネのために医療切り捨ての被害を被っているひとたちが大勢います。ふるさとを捨てなければならないひとたちが大勢います!

この国が医師の待遇問題も含めて「医療体制」を真剣に対応することがいま求められていると思います。





Unknown (Unknown)

2006-12-06 21:49:02

医師の給与が500万って本気で言ってますか?
医師になるのにどれほどの苦労が必要か、知った上でのご発言ですか?
あなたが血のにじむような努力の結果、公務員以下の報酬であったなら医師という職業を選択しますか?しませんよね?
不見識にも程がありますよ。





訴訟も手かと (僻地の他爆燃料)

2006-12-06 22:19:32

やはり医師の志が低くなったのが一番の原因と思います。
給料も良くて、高いモラルを求められる仕事なのだから、
僻地や救急病院にこそ医師は勤務すべきと思います。

やめる医師や、救急をやめる病院を訴訟して、ことの重大さをわからせることが必要と思います。





Unknown (ガンジ)

2006-12-07 02:17:26

署名が2万人ですか、それは切実な数字ですね。一つ一つの
名前には、良い医療を求める真剣な願いが込められていて、
はんぱなモノじゃありませんね。住人達の高齢化も進んで、
タクシーで遠くまで通院するような事態だけは避けないと。
だらだらと怠けてばかりで救急医療を嫌がるの医者達には、
医の倫理をもう一度教え込まねばならんと、私は思います。
はっきり言えば、


金木病院もこういう強制的な再教育には、
有望な病院であります。


医者は躾けをしてもらう側だから、
料金は当然無料で結構。寧ろ勉強料を払わせたい位ですね。





逆効果 (とある内科医)

2006-12-07 08:47:03

「医療は国の保護産業なのだから給料も国が決めるべきです」
「金木病院もこういう強制的な再教育には、有望な病院であります。医者は躾けをしてもらう側だから、料金は当然無料で結構。寧ろ勉強料を払わせたい位ですね」


「医師に定着してもらいたいなら、医師の労働条件に気を遣うべき」という私の意見は掲載しないで、上記のような暴言は掲載許可するわけですか? これを読んだ医師はどう思うでしょう。
おそらく「こんなメンタリティを持った地域では絶対に働かない」と激怒するでしょう。もし私の知り合いに金木病院に勤務したいと言い出す医師がいれば、真っ先に止めます。

何を考えて管理人さんが掲載許可したのか分かりませんが、かなりの医師が注目している掲示板にこの意見が採用された時点でもうお終いだと思います。





勤務医師のつらさ、わかっていますか (素直な医師)

2006-12-07 12:48:26

東北某県の山間部の公立病院に勤めていた医師です。
今年退職して、今は大学病院で研究生活をしています。
皆様、地域の病院勤務医のつらさを、本当にわかっているでしょうか。それがわからない限り、地域に医師は来ないと思います。まず、病棟がつらい。入院患者のことが気になって、外来のない、いわゆる「休日」も、心の休まる時がない。
次に、夜間呼び出しがつらい。私は、週に3日は当直をしていましたが、十分な睡眠が取れなければ、精神に変調をきたすものです。この2点が、他の職種と圧倒的に違う点です。3交代制にすれば、まだ耐えられますが。
夜、普通に眠れる、日曜日に普通に休める人々がうらやましいです。
では、地方の住民、首長方は、この医師の非人間的な勤務実態に報いるのに、何を持ってすべきでしょう。
やはり、感謝の言葉と、そして、「お金」しかないのではないでしょうか。
私は、地方病院に勤務していたとき、患者様から感謝の言葉は多々いただきましたが、役所や病院職員からは、こき使われた印象です。多くの地域では、感謝の言葉さえもない患者もいると聞きます。
「感謝」だけでお金を出さなければ、口先だけで安く使われているという風に考えてしまいます。医師も人の子ですから。ましてや、家族もその地域で住むのを嫌がっているのでは、いくら使命感のある医師でも、3年ももたないでしょう。
私は、なんとか、その東北某県の僻地に5年以上いましたが、辞めるときはつらかった。私が辞めてから、病院の入院受け入れ、救急受け入れも中止され、入退院を繰り返していた、弱ったお年寄りが次々に亡くなったと聞きます。

「人の命は、地球よりも重い」

では、まず、皆様がその気になればできることをして下さい。署名とかではなくて、皆で、医師にお金を出しましょう。私は、その僻地の病院から、年2000万円以上もらっていましたが、あっさり辞めました。
医師一人に、3~4000万円払う必要があるでしょう。そうすれば、医師が、何年かいてくれるでしょう。
本当に、命が大事ならば、お金を出しましょう。
一医師の素直な感想です。






Unknown (どきゅんちゃん)

2006-12-07 13:22:49

>Unknown (Unknown) さんへ

医師の年収500万というのは本気です。
医師になるほどの苦労といいますが、サラリーマンはみんな苦労している。過重労働で過労死者まで出している。医師のみが甘えないで頂きたい。

都会の医師は余っているのはコンセンサスが得られている。都会の医師の僻地へ循環するには、都会の医師の年収を大幅に下げて、僻地の医師の年収を大幅に上げる改革が求められる。

なお、現在の日本の財政は苦しく、医療費も下げなくてはならない。それなのに、医師は既得権のみ考えて、高給を要求するのか? 医師はいつから金のためだけに生きるようになったんだと思う。

年収1000万とは、労働者人口のうちたった5%しか得られない、狭き門である。その狭き門の多くを医師が占めており、医師免許を持っているだけで年収1000万、ひいては2000万以上もらえる現実をどう思うか?

今後は、社会に役立たない医師は500万で充分であるし、僻地に行って身をささげる医師にのみ、年収1000万を保障するべきである。
医療費削減+医師不足の現状では、それが妥当な策である。医師のわがままで、日本中の人が適切な医療を受けられずに苦しんでいる現状を受け止め、医師は献身・自己犠牲の精神の元にがんばっていただきたい。少なくとも、年収500万から1000万あれば人並みの生活はできるのだから、年収は500万でも医師は不満に思うはずがないのである。年収1500万くらいないと我慢できないという医師は、病気である。

医療費削減により、全国民が痛みを受けているのだから、医師も痛みを受けるべきである。君達医師は、ただ贅沢したいがために、国の政策にいつも文句言うんじゃないのかね。





>とある内科医さん (管理者)

2006-12-07 13:30:51

>もし私の知り合いに金木病院に勤務したいと言い出す医師がいれば、真っ先に止めます。

おだやかでない話です。それが本音なのですか?医師の激務の現状は分かっているつもりです。ではなぜそうゆう状況にいたったのかということもこのブログではいろいろ論じています。

医師サイドのご意見もごもっともです。やや極論もありますが、医療制度に対する不満や意見も素直な叫びではあります。

目前にせまった救急停止を撤回させるためにいまわたしたちは活動を展開しています。活動をどのように展開したらよいかというアドバイスなら大歓迎ですが、いまの医療の現状を説き、最初から救急維持は無理というようなご意見では管理者として保留せざるをえなかったということもご理解いただきたいものです。





どきゅんちゃんへ (素直な医師)

2006-12-07 15:08:31

都会の医者の給料を下げたら・・

「下げる」ということは、開業医や民間病院でなくて、公立病院勤務医の給与を下げるということですね。そうしたら、腕の良い医師は、民間病院に移るでしょうね。あるいは、経営に自信があれば、開業します。
現に、

公立病院では、事務や看護師などが医師に近いぐらい、あるいはそれ以上の給料をもらっていますので、経営を圧迫し、腕の良い医師は嫌気がさして、民間や開業に移る流れが始まっています。
では、それも封じ込めるために、診療報酬全体を下げるのでしょうか。現に、診療報酬は下げられてきていますが、もし、医師全体の所得が、サラリーマン並になれば、医療の質がかなり低下するでしょうね。
私、医師ですので判りますが、やはり、薬の匙加減というのは、微妙で、医師の頭の良し悪しが結果(患者の生き死に)にかなり関係します。
だから、世界どこでも、医師の所得は、高めです。本当に命のことを考えるなら、医師が高所得であるようにすべきです。
若い人々は、自分が病気になるなんて考えもしないから、そしてお金がないから、嫉妬心大爆発でしょうが、それじゃ、先の読めない動物と同じです。
都会500万-僻地1000万では、命は保てない。
都会1500万-僻地3000万とすべきでしょう。
現状では、都会1500万-僻地2000万なので、そして、新しい研修制度で地方大学卒業の若い医師たちが地方勤務の惨さ、安さに目覚めたので、僻地医療が崩壊しているのです。

私、友人の官僚に、現状はこうだが、これでよいのか?と詰問したら、なんでそんな僻地に人が住んでいるんだ?、都会に移れよ、不経済で困る、とノタマワッテいました。





-------------------------


すごいですね。


ちょっとビックリしました。


色々言いたいことはありますが、


共通することは、





今まで死ぬほど頑張ってきてくれた


医師に対する住民の感謝は


一言もない、という事です。





ようは、


ないと不便、


いればこき使う、


ってレヴェルなのでしょうか。





「ここは佐沼よりひどい」


とだけ言っておきましょう。


-------------------------

金木病院救急休止で住民に不安

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/20061201102505.asp

東奥新聞 12月5日


 「やっぱりだめか」「一刻も早い救急体制復活を」-。医師不足が深刻化している公立金木病院(五所川原市)が、二〇〇七年一月一日付で救急指定を取り下げることが報道された三十日。年内に退職する内科医二人の異動の準備などのため、十二月中には救急車受け入れが事実上、困難となるだけに、地域住民には不安が広がり、速やかな医師確保を求める声があらためて聞かれた。

 時折雪が降り、冬本番間近となったこの日。金木病院を訪れた五所川原市金木地区の無職男性(72)は「一刻を争う場合、死なずに済む人が助からないかもしれない」と表情を曇らせた。同地区の女性(69)は「新聞で知った。『(体を)悪くできないね』と夫婦で話した」。かつて夫が救急搬送された体験が、頭をよぎるという。

 金木病院は、主に同市金木、市浦両地区、中泊町、つがる市稲垣、車力地区から救急搬送を受け入れてきた。件数は年間六百-七百件。同病院が救急車を受け入れなくなれば、五所川原市の西北中央病院や、つがる市立成人病センターに救急車が集まることが予想されるが、どこまで対応できるかは不透明だ。

 救急搬送時、金木病院から西北病院までの所要時間は夏場で十五分ほどだが、冬場は天候次第で二倍以上要することがあるのも不安材料。中泊町中里地区の男性(75)は「早く医師を確保し、空白期間をできるだけ短くしてほしい」と望む。

 こうした中、五所川原地区消防事務組合は、救急搬送のうち軽症・軽傷患者の一部を個人病院に振り向け可能か検討中だ。同事務組合担当者は「住民のためとの思いが根底にあるから協力を得られるはず」と期待する。


-------------------------



あれ、


隣の病院まで


車で15分?

(注:下記およみください)



それで、


「タクシーで行くのは嫌だ」


という住民のご意見があるんですね。


なるほど。




-------------------------


元県民さんの御指摘がありました。


>冬場の金木をご存知ですか?
>雪は上から降ってくるものばかりではないのです。
>吹雪になれば一寸先も見えない状況です。
>道も雪で見えなくなります。夏場の道路事情は
>参考になりません。



さらに詳しい状況をさがして


金木病院ブログのほうを

みましたら、コメントにありました。



>夏場で15分ほど。


>冬場はその2~3倍の時間がかかるといわれています。

とのことでした。






で、

冬は30-45分ぐらいかかる。


ということで補足訂正させていただきます。





-------------------------

参考:

●宮城県登米市立佐沼病院


心が佐沼(=心が僻地)、の語源となった病院。

医師の精神論、根性論ばかり叫ぶ住民と

現状を説明する医師のバトルが下記で繰り広げられていた。

ネットでは「佐沼に行くと住民に殺される」、

とまで言われた。聖地認定済み。


登米市電子会議室

http://www.city.tome.miyagi.jp/cgi/patio/patio.cgi?mode=past&no=23&p=1



-------------------------

こちらもよろしくお願いします。


投票開始! 聖地認定 「心に残る病院・医院 2006」

http://ameblo.jp/med/entry-10021116497.html