ネタ元は

ある産婦人科医のひとりごと

お産可能な施設、全産婦人科の半分以下に…05年厚労省調査

http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/12/post_d6f6.html

です。


いつも本当にありがとうございます。






福島県産婦人科医不当逮捕事件で

注目を浴びている佐藤教授。


国や警察のそれこそ「不法」に

真っ向から正論で立ち向かっています。


是非、がんばってもらいたいものです。




その佐藤教授が


「手の施しようもない」


と強く国と地方の対策不足を


非難しています。

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お産可能な施設、全産婦人科の半分以下に…05年厚労省調査

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20061201ik07.htm

2006年12月1日 読売新聞)


医師不足現場は悲鳴

 産科・産婦人科のある医療機関が減り続け、このうち、お産のできる施設が昨年初めて半分を割ったことが30日、厚生労働省がまとめた2005年の医療施設調査でわかった。

 小児科も減少傾向にある一方で、小児科中心の診療所は増えており、過酷な勤務の病院から、専門性を発揮できる診療所に、小児科医が流れていることを示している。

 調査によると、産科・産婦人科を掲げている病院は1616施設で、前年より50施設減った。診療所も加えた産科・産婦人科5997施設のうち、お産を扱っているのは2933施設と全体の48・9%。1984年の調査開始以来、初めて半分に満たなかった。

 また、小児科のある病院も、05年は3154施設と、前年より77施設減少。診療所も2万5318施設で、前回調査(02年)より544か所減った。


産婦人科・小児科拠点集約も対応遅れ

 医師不足が深刻な産婦人科や小児科。厚生労働省が30日発表した医療施設調査でも、減少傾向は裏付けられた。診療科の看板を下ろす病院が相次いでいる医療現場からは、


「医師不足は今に始まった問題ではない。もう手遅れ」


という悲鳴も聞こえる。

 福島県では、昨年から今年春にかけて6病院が産婦人科を廃止した。医師の開業や他病院への移籍、死亡などが理由だ。大学病院に新しい医師の派遣を求めても、「余力はない」「1人だけの体制では、医師の負担が大きく危険」と、断られたという。

 厚労省は産婦人科や小児科について、地域の拠点となる病院に医師を集める「集約化」を都道府県に指導しており、福島県も計画を策定中だ。

 しかし、医師を派遣する側の福島県立医科大の佐藤章教授(産婦人科)は


「7、8年前から、県や市町村に、産科医を拠点の病院に集中させてほしいと申し入れていたが、自治体側は『うちの病院には派遣して』と言うばかり。

今になって、集約化といっても、絶対数が足りなくなっており、

手の施しようもない


と、対応の遅れを批判している。


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以前から、医師は現場から危機感を持って


救急崩壊

産科崩壊

僻地医療崩壊


を訴えてきていましたが、



国、厚労省と、


マスコミと、


地域市民の


医療に対する一体攻撃で


各個撃破されていきました。






365日、24時間待機状態


週に3回以上の当直という


無限地獄で、


一歩踏み外すと裁判、


医事紛争率はなんと25%を越える…





せっかく志ある先生が一杯いたのに…


こんな環境で耐えられますか?





そのうえ、

ホワイトカラー・エグゼンプション?!


医師の無限労働 合法化制度


時間外賃金 ゼロ計画




これじゃあ、


だれも現場に残りませんよ…




自由度が高いというなら、

救急患者に対応しなくてもいいのでしょうか?



「自由度の高い働き方にふさわしい制度」という名の拷問 ホワイトカラー・エグゼンプション

http://ameblo.jp/med/entry-10020623866.html



医療費は削るだけ削って

さらに削る。



「医療費亡国論」

が規定路線の国ですから、


これはすでに


崩壊ですらなく、


予定通り


なのです。



すでに崩壊ですらない いまだ生きる「医療費亡国論」

http://ameblo.jp/med/entry-10019868542.html


医療費さらに抑制へ 経済財政諮問会議

http://ameblo.jp/med/entry-10019963693.html