ワーキングプア
~働いても働いても豊かになれない~

 再放送予定

7月25日(火)深夜【水曜午前】0時~1時14分

http://www.nhk.or.jp/special/onair/060723.html


格差社会では常に勝者であり続けなくてはいけません。


しかし、現実に多くの人に接して感じることは、

「働いている低所得者」より

「生活保護を受けている人」のほうが

より良い生活をしているように思えることが多い、

ということです。


それを知ってしまったら

誰も働かなくなりますよね。

生活保護の方が楽なんですから。


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一度、低所得に陥ると

そこからは容易には抜け出せません。


私がもしも怪我をしたり、病気になったら

子供たちはそこから這い出すのに

信じられないほどの努力が必要でしょう。


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アメリカでは、大学にストレートに行くのは

「貧乏な天才」と「お金持ちの普通の人」と言われてます。


通常の人は、20歳前に自立するのが普通で、

自分で学費を稼ぐため一度就職し、それから大学へ行きます。


奨学金は非常に多くの種類があり、

金銭的に低所得者でも優秀であれば

奨学金を使って上へ上がれるシステムがあります。


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言うまでもなく、日本では
人に厳しいシステムになって来ています。

ストレスがあるのは当たり前、

長時間労働は当たり前、

休暇をとらないのは当たり前。


そして一度路線から外れると、

容易には人並みの生活には

戻れません。


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さらには医療費を抑制する、

という事は、高齢化社会になっても

治療費を出さない、

と言っているのです。


より安く、より短い治療をしなさい。

老人が増えても、子供が減っても

お金はかけない、

と国は言っているのです。


そして国民は医療関係者を叩きます。

世界最高峰の医療を叩いて叩きまくってます。

国がお金を出していないのに、

なぜ現場を目の敵にするのでしょう?


日本の医師は、アメリカの医師の4-6倍働いています。

(患者数が2倍以上、労働時間が2倍以上)

給料はアメリカの医師の半分以下です。

ミスをするな、というのがばかばかしくなるくらいの仕事量です。


出来ることはただ一つ

「神様に祈る」だけです。

ベストを尽くしても、これだけ少ない人数で

こんなに仕事をすれば、

医療事故は一定の確率で起こってしまいます。

過労で寝不足で運転するバスの運転手のように。


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再放送がありますので見てみてください。

日本のゆがみが分かると思います。