子供の頃のリベンジイデオンだが、発売された各イデオンを一通り仮組みしてきたが、どれもこれもとんでもキットばかりで、1/600の変形合体版が一番まともだったという悲しいオチがついてしまった。


ただ現在の私の技量だと、可動とスタイルの両立は無茶だと思うので、段階を経てチャレンジしていくことにした。


少しずつゆっくりと進めていく予定だ。


それで今回はスタイルはいじらずに、関節だけを作り直していこうと思う。可動のクリアランス確保のために幅増し・幅詰めは行うが、それ以外はいじるつもりもない。


また設定画を調べてみて、嫌気がさしたのだが、このイデオンというメカのデザインが実にいいかげんだと気づいたからだ。立ち絵と各メカの各状態や合体直前の絵で、デザインやディテールが違うのが当たり前みたいになっているのだ。酷いと立ち絵の前後で違ってしまうとう有様。

なので、キットに準じ設定と違っても直さないことにした。




以前仮組みしたものは比較や検討に使うので、新しいキットをおろした。

キットは変形優先で可動部が作られているので、一体となっている可動部が存在するので、そこを切り離すことが最初の仕事だ。

肩と足首が一体成型だ。


まずは足首から。



内側のパーツだが、黒線がカットラインだ。

だが黄色く囲った踵のパーツがあるので、そのまま真っ直ぐにノコを挽くことができない。

そのため、この部分を先に切れ込みを入れてから、足首全体を切り離した。




切り離した状態。

かかった時間は小一時間くらいだ。




外側はさらに厄介だ。

内側は変形の都合で別パーツとなっているが(横の白いパーツ)、外側はダクト部(黄色で囲った部分)が一体だ。

昔のキットではよくあることなのだが、改造のネックとなる部分の代表だ。

使う・使わないにしても邪魔なので、まずはこのダクトを削ぎ落としてから、内側と同じ手順で足首を切り離した。




分割できた状態。両方で1時間半くらいかかったが、この状態ならダクトの再利用も可能だ。




次に肩を切ろうと思ったが、問題が発覚したので、今日はやめた。

矢印のところが肘側なのだが、写真で見えるキットの空洞部はキャタピラのパーツが入るスペースだ。

そのため、関節を仕込むスペースがないのだ。

ここがクリアできないと変形合体と可動の両立ができないので、少し考えることにする。