5月20日水曜日にジョン・M・ベネット博士の検鏡会と講演会をJapan MDS Patient Support Group主催で行いました。ワシントンでお会いした時も、「あと2週間だね!!」ととっても楽しみにしていらっしゃいましたが、日本がとってもお好きなんです!!

とかなんとか……、簡単に書いていますが、ほんとはとっても凄いことなんですよ~!!


私が門外漢で素人なので、「そうだ、ベネット先生が日本にいらしゃることがあったら、日本の若い先生方に直接指導してもらえる機会をつくろう」なんて考え付いて、気軽に実行したわけで、専門家の方々は話しかけることすら恐る恐るってな感じ、自分から話しかけるなんてよほどの方でなければなさいません!!!!幸いにも緒方先生がとっても親しくなさっていたことをよいことに、企画・立案したわけですが、我ながら恐れをしらぬ所業でございました!!


でも数は少ないですが、お若い先生方に良い機会になったと自負しています。きっと、後で大~きな財産になっていくと思います。たった一回の機会でも、お会いしていた直接ご指導いただいたという経験は一生の宝になると思います。このような経験をもとに、MDSにさらなる関心を持っていただきたいと思います。

また今回用意した検体は緒方先生のところで検査をされた患者さんの検体で、特に他の病院で誤った診断をされたものを選んでいただきました。難しい事例ばかりです。そのような症例に直接触れること、またきちんと染色された標本に触れることなど、短い間ではありましたが、後々役にたってくるとおもいます。何事もまず触れてみることがとっても大切ですよね。


検鏡会の時の緒方先生のあいさつ

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I am glad to introduce Dr. John Bennett.

He has been the top authority in diagnosis of myeloid malignancies.
Among a lot of his achievements, I would like to emphasize two points here.


One is, he is the founder of FAB cooperative leukemia working group, which established diagnostic criteria of leukemia including AML and MDS.
Establishing diagnostic criteria means establishing common language. Without it, we cannot communicate with others, we cannot exchange patients’ data.


The second one is that he has been the chairman of the MDS Foundation until recently.
That organization made the network of MDS researchers and thus accelerated MDS research and established many therapies which we can utilize.


Today, we have a good opportunity to touch his skills and his personality.
I hope that each of you learn something from him, which may change your future as in my case.

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May 20th, 2015

13: 20 Greetings by Yumi Yamamoto (Japan MDS Patient Support Group [JAMPS])
          Opening remarks by Dr. Kiyoyuki Ogata

13:25 Start of microscope teaching session

Bennet先生   緒方先生


15:00 Comments and closing remarks by Dr. John M. Bennett


          Photo taking/Break


15:30-16:30 Special lecture by Dr. John M. Bennett
      “Risk Adaptive Strategies for MS Management”

          5月20日ベネット先生検鏡会・講演会

上記のようなスケジュールで行いました。


ベネット先生は奥様のキャロルさんとご一緒のときはほんとにやさしいお顔ですが、やはり学者のときは笑っているときでも目が鋭い。専門家の間で厳しい先生と思われれているのも肯けます、さすが~!!


また日本にいらっしゃる機会がありましたら、企画したいと思います。