先日、MCR主催「不登校・ひきこもり支援講演・シンポジウム」が行われました。
3連休最終日、成人式の日に、本当にたくさんの方々にお集まりいただきました。
講演、シンポジウムを引き受けてくださった先生方、ご参加いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 
 
少しではありますが、講演・シンポジウムについてご報告させていただきます。
 
午前中は、目白大学の笹川智子先生に「不登校・ひきこもりの背景としての社交不安障害と認知行動療法による支援」という題でご講演いただきました。前半は、社交不安障害についてとても分かりやすく、詳しくご説明していただきました。後半は、前半に基づいた認知行動療法によるアプローチを学ぶことができました。私は支援者の立場でお話を伺っておりましたが、講演を様々な立場の方々と聞き、共有できたことがとても良かったと思います。今後のMCRでの支援でも、今回の講演を活かしていければと思っております。
 


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午後は、東洋学園大学の塩谷隼平先生に司会を務めていただき、シンポジウムを行いました。

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関東で不登校・ひきこもり支援を行っている機関の方々に、親の会、訪問支援、居場所、就労支援の4つの立場から話題提供していただきました。


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訪問支援はMCRが担当いたしました。1人持ち時間20分弱という短い時間設定の中、それぞれの機関・活動についてまとめてくださいました。話題提供で話していただいたことは、活動のほんの1部であると思いますが、他機関のことについて知れる機会というのはなかなかないので、興味深く聞いておりました。


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その後、指定討論である静岡大学の荻野達史先生を交え、支援についてディスカッションを行っていただきました。不登校・ひきこもり支援はたくさんの機関が行っていますが、今回の4つの機関を見ても、それぞれ対象や支援の方法や時期、難しさを感じていることについては違いがあり、支援について多角的に考える機会になりました。
 
 
スタッフとして参加させていただきましたが、本当に有意義で勉強になった1日でした。公開講座・シンポジウムで学び得たことを今後の定例会や研修でさら深めていきたいと思います。
 
 
スタッフの皆さま、
全支部をあげての公開講座、お疲れさまでした。
また今年も1年、よろしくお願いいたします