「家族療法と認知行動療法による統合的アプローチ」研究会の第六回目が行われました。
横浜支部定例会後に開催されました。
 
 
今回は青年期の不登校・ひきこもり事例を題材に、親子間での葛藤的コミュニケーション問題についてのコンサルテーション場面を想定して、動機づけ面接を用いたアプローチについて実践研究を行いました。
 
 


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(演習の模様)
 
 
 
 
演習を通して、家族療法によるアプローチと動機づけ面接によるアプローチの違いについて様々な点を確認することができました。
 
 たとえば、クライアントの発話に対してカウンセラーが質問形式で応じるのか、傾聴形式で応じるのかという応答形式の違い。
 
 あるいは、問題をカウンセラー側の見立ての視点に立つのか、クライアントの体験の視点に立つのかといった、ポジショニングの違いといった発見がありました。
 
 
こうした様々な違いを建設な方向で統合していき、これからも長期化した不登校・ひきこもり事例への支援技術に特化したアプローチ方法を研究していきます。
 
 


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(シェアリングの模様)
 
 
 
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