皆さま、こんにちは。遅ればせながら、1月2月の千葉支部定例会のご報告をさせていただきます。
年も明け寒い日が続きますが、体調に気を付けてがんばりましょう。

1月は、受験や進路がクローズアップされている事例が多い時期ですね。でも、私たちには、残念ながら受験に受からせてあげることも、進路を決めてあげることもできません。つまり、症状に直接働きかけるような”薬”のような存在になることはできないのでしょう。もし、私たちにできることがあるとすれば、IPやご家族にとっての”ビタミン”として関わることではないでしょうか。IPや親御さんが何か行動しようとする力に対して、ほんの少しだけ支えになるようなものかもしれません。特に、親御さんとうまく関係が取れていないようなIPに対しては、”ビタミン I(愛)”としての活動がSTに求められているのだと思います。また、1月の定例会を通して感じたことは、そこにいる一人ひとりの力が各事例に生かされているのだと思いました。これからも皆さんと一緒に事例に対して意見や感想を述べたりしながら、より丁寧にケースと向き合っていけたらと感じています。

 最後に、冨永君がMCR卒業ということで、一言述べたいと思います。僕はトミーと一緒に活動ができて、とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。またいつでも戻ってきて欲しいです。トミー、4年間ありがとう!!




20140226



では、次に2月の定例会の報告です。

まずはケース検討会。難しい問題をスタッフ全員で真剣に、そして様々なアイディアをだし合い、検討がおこなわれました。嬉しい変化が生じたケースもあり、みんなで喜びを分かち合いました。
検討会後のスキルアップ講座(COST)の時間には、”人の話を聴くこと”について体験を通じて学びました。ある事例についてメモを取らずに聴き、その後ワークシートに書かれてある事例に関する質問(たとえば、その人は友人関係で悩んでいる等)に答えていくという内容でした。体験してみると、人の話を聴くときに、いかに“思い込み”を持って記憶しているか、実感しました。そして、“思い込み”が入ると、事実が歪んでしまうことを感じました。日頃の人間関係や仕事においても、おそらく同じようなことが生じていると思うと、気をつけなければいけないな、と反省しました。他のメンバーも同じように話していて、みんなで体験をシェアできました。自分の対人関係を改めて見直した、そんな定例会でした。

それではまた来月お会いしましょう。