讃岐 1-0(前半0-0)札幌

<得点者>
[讃]高橋泰(81分)

先発
GK 1 金山隼樹
DF 14 上原慎也
(83分→FW 40 丁成勳)
DF 3 パウロン
DF 23 奈良竜樹
DF 33 上原拓郎
MF 4 河合竜二
MF 10 宮澤裕樹
MF 24 荒野拓馬
MF 17 ヘナン
(70分→MF 15 古田寛幸)
MF 28 菊岡拓朗
(61分→FW 13 内村圭宏)
FW 19 石井謙伍

控え
GK 30 杉山哲
DF 26 小山内貴哉
MF 8 砂川誠
MF 32 中原彰吾

敗戦。
負けてはいけない相手だったし、
負ける相手ではなかった。

J2、一年目相手に、
勝ち点3を獲得したい一戦。
メンバーを大幅に変更してきた。
ディフェンスラインでは、
左サイドバックに、上原拓をいれて、
シンヤを右に回してきた。
左サイドでの上原拓のプレーが、
いい意味で、気になるところだ。
カズーが怪我により、外れ、
ボランチは宮澤と河合。
二列目には、荒野、ヘナン、菊岡。
ワントップには石井だろうか。
やや、ゴール前に飛び込む、
というところの迫力が、
やや低いメンバーではあるが、
荒野がどこまでゴール前に
入ってこれるかがポイントになりそうだ。

立ち上がり、コンサは、
あまりボールをつながずに、
長いボールを使って、
攻撃の形を作りに来る。
それもあって、流れとしては、
コンサが押し込む時間が続く。

サイドからの攻めも組み合わせながら、
コンサが讃岐ゴールに迫り、
シュートも積み上げていく。

だが、なかなかゴールネットを揺らせない、
歯がゆい展開が続き、
ロスタイムにも決定的な場面を作ったが、
ゴールは最後まで奪えずに、
前半が終了した。

攻撃陣は讃岐のプレスにかかる前に、
長いボールを使う攻めを見せ、
試合の主導権を握ることができた。
その後は、余裕がある場合には、
サイドからの攻めを組み合わせ、
幅のある攻撃を見せてきた。
これだけいい形をみせることができたのは、
久々かもしれない。
だが、このいい流れの時間に、
得点が奪えなかったのは、
やや厳しい結果となった。
後半もいい流れを続けて、
早い時間帯に先制点を奪いたい。

守備面ではあまり讃岐に、
シュートをうたれる場面は、
あまりない流れとなった。
後半も危ない場面は
数少なくなるだろうが、
きっちりと集中したいところだ。

後半、開始からの選手交代はなし。

後半も流れは前半に引き続き、
コンサが押し込む時間が続く。
だが、前半と違い、
あまり長いボールを使わない。
意識したものだろうか。
それもあってシュートにいく場面は、
前半より減ってくる。

あまり流れがよくないので、
ベンチは早い時間帯に動いてくる。
菊岡に代えて内村を投入する。

内村が前に入ったことで、
前でためをつくることができ、
サイドからの攻めを増やしてくる。

続いてやや時間をおいて、
二枚目のカードとして、
ヘナンに代えて古田を投入する。

だが、讃岐は木島を投入して、
前で収まりができ始めて、
流れがよくなってくる。
その流れで讃岐に先制点を奪われる。
左サイドからのクロスを、
逆サイドであわせられた。

失点後にコンサは三枚目のカード。
シンヤに代えて丁を投入する。

残り時間わずかな中で、
パワープレーも交えて、
讃岐ゴールに迫る。
だが、ホームでの勝利を
狙う讃岐もゴールを固めており、
そこをなかなかこじあけることができない。
そして試合は終了し、敗戦に終わった。

前半から讃岐を圧倒した。
これまでの試合の反省をふまえ、
ボールがうまく回せない場合は、
無理せずに長いボールを使った。
それもあり、いい形で主導権を握った。
だが、この流れの中で得点を奪えず、
後半になるとベンチの指示なのか、
長いボールを使わなくなった。
それもあって前半ほどの
いい流れをつかめなくなった。
自ら、いい流れを失った感じがある。

逆に途中交代の木島が、
いいアクセントとなり、
リズムがよくなり、
得点を奪った讃岐とは、
対象的な流れとなってしまった。

ただ、コンサの攻撃の中で、
今までにない可能性を感じる
シーンがいくつかあった。

まず、久々のスタメンに復帰してきた荒野。
やはり、彼のプレーは、
前目でリズムをもたらす。
まだ、試合勘という意味では、
まだものたりない部分はあるが、
ゴール前でのプレーは、
得点を感じさせる。
そして、なによりもよかったのは、
前線からの守備力。
あれは、今ではチーム一だろう。
彼不在の中では前線からの守備が、
全く機能していなかったが、
彼が入ると、だいぶ変わりそうだし、
彼と連動できれば、
もっとよくなってくる。
次節に向けては、
リバウンドだけが心配だ。

そして急造?の左サイドバック、
上原拓はよかった。
サイドバックからのクロスに、
得点の可能性を感じたのは久々だ。
次節も続けて起用すべきだ。

ヘナンも悪くはなかった。
交代で入った古田が
イマイチだったこともあったが、
荒野との組合せもおもしろそうだ。

と、いい面も多々あったのだが、
讃岐は負けてはいけない相手だったし、
負ける相手ではなかった。
初の完封勝利を献上。
サービスが、よすぎだろう。
前半、あれだけ圧倒していただけに、
残念な敗戦となった。



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