今日はちょっと古い話題になるが、町田ゼルビアについて。


町田ゼルビアは現在、JFLに所属し、来年度、2011年度からのJ2昇格を目指していた。
JFL開幕当初は、相馬新監督の下、絶好のスタートダッシュを切ったこともあり、
度々、ニュースにも取り上げられていた。


そんな中、今月の始めに、町田ゼルビアが記者会見を行い、
Jリーグからの入会予備審査が通らなかったことで、
2011年度からの昇格を断念せざるをえない状況になった
との話があり、ニュースになった。


この入会審査には、4つの条件があるようだが、
その中で「スタジアム」の件で、満たさなかったようだ。


記事を読むと、今までであれば、条件つきで入会審査を通ったかもしれないが、
大分、東京Vの話もあるので、条件を厳しくしているのか、
と、思えなくもないのだが、ここではあまり深く掘り下げない。


この件を機に、東京都のJのチームについて考えてみた。
まず、首都圏の主要都市を本拠地としているJのチームを並べてみた。


・埼玉県: 浦和、大宮
・東京都: 東京FC、東京V
・神奈川県: 川崎F、横浜FM、湘南、横浜FC
・千葉県: 千葉、柏


各都市の人口数で考えれば、東京を本拠地とするJのチームが少ないように思える。
更に、東京Vに関しては、もともと川崎のチームが移転してきたものであるし。


これをプロ野球にしてみると、


・埼玉県: 西武
・東京都: 巨人、ヤクルト
・神奈川県: 横浜
・千葉県: ロッテ


であり、人口数に応じてチームが分布しているようだ。
(これも、長年をかけて平均化している印象はある。
 ちょっと前であれば、首都圏にチームが集中していた)


やはり、東京都のサッカーチームの数は少ないように思える。
首都にサッカーチームが少ないというのは、
日本サッカー界にとって、あまりいいこととは思えない。


Jの場合、ある程度は大企業バックアップのあるチームがJの上位にいるが、
地域密着を理念としており、「オラガマチ」意識を強くしようとしてきている。
Jがある程度、定着してきたこの時期に、東京都にチームが少ないという事実は、
やはり、東京都人の「オラガマチ」意識の低さによるものだろう。

東京都の場合、地方から人が集まってくる都市であり、
どうしても、「オラガマチ」意識は低くなるのは仕方ないか。


町田ゼルビアの「町田市」は、人口40万人を超え、人が集まってくる都市というよりは、ベットタウンであり、
更に、そこそこ大きな都市であり、いい「オラガマチ」のチームになりうる。


(東京Vは、経営危機の問題もあるが、練馬で新スタジアムの計画があり、
それを機に、本拠地を練馬へ移転という話があるよぅだ。
東京の場合、「区」単独であっても、地方都市と同様に十分なキャパがあり、
「オラガマチ」的には、「区」への変更はいいことだと思う。
8月にコンサのアウェー戦に行った時は、ちょうど練馬区民デーだった。)


今年度の昇格は難しくなった町田だが、
昇格後に、昇格前のスタジアムの話を笑って話せる時が
来ることを願いたい。


東京3チーム目のJチームとなるべく、がんばってほしい。
日本全体のサッカー熱を盛り上げるためにも、
やはり、東京都に、サッカーチームが必要だ。



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