トヨタ新型プリウス、１台売れば20万円の赤字

トヨタの新型ハイブリッドカー“プリウス”ですが、現在のところ受注は約14万台と月販売目標１万台に対して14倍と予想以上に受注が伸びていて、納車は今から半年後だとか

さぞトヨタはプリウスで儲かってんだろうなぁ～

と思いきやクレディ・スイス証券の遠藤アナリストは新型プリウスの利幅について『１年目は20万円～30万円の赤字で、原価償却負担が減る３年目から黒字に転換し、４年目から20万円の黒字に転換する』と予想しています
原因は販売価格

『当初より30万円下げた205万円でホンダのインサイトに対抗したので利益は大きく下がっている』と指摘

トヨタの高級ブランド『レクサス』の最高級モデル『ＬＳ』の利幅は170万円ということですが、プリウスのような格安のハイブリッドが売れれば売れるほど利益率の高い高級車は売り上げが下がるわけで、トヨタはプリウスの受注が増えたからと言って、手放しでは喜べないでしょう

トヨタの豊田副社長は『今はお客様に買いたいと思っていただくことが大事』とコメント
新型プリウスの燃費性能などを勘案すれば205万円は安すぎましたね