京都が舞台の本をもうひとつご紹介します。
本のタイトルは「有頂天家族」 作者は、森見登美彦さんです。
くすっと笑えるところが随所にあるのですが、最後には、「家族」っていいなぁ。とほっこりします。
偉大な狸の父親が亡くなり、残された4匹の狸とそれを取り巻く、親戚の狸や師匠の天狗が京都の随所で起こす騒動が、おもしろいです。
京都をよく知っている人なら「あぁ、あの場所」と思いを巡らせながら、京都をよく知らない人は知らないなりに、どんどん引き込まれていきます。
ただ、ルビが初出しか振っていないので、京都人以外の方だとこれってなんて読むんだっけが時折に出てきます。
皆さんこれが読めますか? 「糺ノ森」「夷川」
また、4匹の化け具合に加えて、母親を「宝塚の美青年」に化けさせるところは、さずが関西人です。
TVアニメ化もされているようなのですが、まずは、本で面白さを味わってみてはいかがでしょうか。
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