見えないアメリカ (講談社現代新書 1949)/渡辺将人

最近、毎週、深夜の「CBSドキュメント」を録画して見ては

「アメリカは壊れてるねぇ。日本人で良かった」

と呟くのが趣味になりつつあるが、なんだかんだでアメリカへの興味は尽きないのも事実。今の仕事はアメリカとは全く関係ないのだが。

アメリカ研究？の本として最近、某所で推薦されていたのが本書。確かに面白い。著者は自分と同年代にも関わらず、シカゴで政治学を学んで、日本のマスコミやアメリカの大統領選挙戦スタッフとして働くというブロードな経験を持っている。それに比べてなんとナローな自分の経験･･･。

自分は多少の洋楽通のつもりだったが、「（キリスト教系）保守層が好む」として名前が挙がってたアーティストは全く聞いた事の無いものばかりだった。世の中は広い。

大統領選やら、アメリカ映画やらアメリカドラマを野次馬としてディープ目に楽しむ為の教養として、オススメの一冊と思われる。マケインの選んだ副大統領候補が何故あの人か？というようなロジックも本書を読むと良く分かる。

Curiosity Diary