マズメシ - アレンジャーだった私 | フツメシになりたい!~アメリカ人の夫にマズメシ認定されたアラフォーの戦いのブログ~

フツメシになりたい!~アメリカ人の夫にマズメシ認定されたアラフォーの戦いのブログ~

愛と胃袋を救うため、味覚障害と栄養不足から脱却し、正常な食卓と笑顔を取り戻すための、ある家族の壮絶な戦いの物語。

【アレンジャー:(英:Arranger: ARGR)】
調理の際、レシピに従わず、「風味」や「隠し味」を付け足そうとし、本来レシピが目指している味から大きくかけ離れた味を創作してしまう料理人のこと。一般の食物を劇薬レベルに置換してしまうケースが広く知られているが、本来、基本的なレシピから美味を作り出す料理人もアレンジャーとして分類される。しかし、一般に言われる「マズメシ嫁」に広く分布しているため、ネガティブな意味で使用される事がほとんどであるのが現状である。また、この場合本人にとっては「美味しいもの」と作ろうとしている努力の結果であるため、非常に病職を持ちにくく、治療を始めるのが困難である -(引用:広痔苑)。

==================================

以前にもお話したとおり、私はまごうかたなきアレンジャー、どこに出しても恥ずかしくない本場のアレンジャーでした。

1.レシピを探す。
2.材料をそろえる。
3.レシピどおりに作る。
4.と、思いきや、
5.「隠し味を入れて、味に奥行きを!」と何かを足す。
6.ヤバい味になった、甘みを足すためにハチミツを入れててみよう!
7.ヤバい味になった、~を足すために~を入れてみよう!
8.6、7を何度か繰り返す。
9.舌に優しくない劇薬誕生

というパターンを繰り返していました。

5については、「~風味を足してみよう!」とか、「××(特定の調味料)がないから、●●で代用してみよう!とかの別バージョンもあります。

作っている途中で飽きてしまっているわけではありません。
良くも悪くも「美味しく作ってあげたい!」という私の情熱が、私の料理の腕前を飛び越しちゃってるだけなんです。

では、私が過去にやったアレンジを2、3挙げてみたいと思います。

1.ドレッシングに貝殻を砕いてIN!
シーフード・サラダに普通のドレッシングではなくて、より一層のシーフード風味を足そうと思いまして。シジミの貝殻をハンマーで砕いてからなんでも混ぜてくれる高級ブレンダーで轟音を鳴り響かせながら灰のように細かくしました。貝殻は、見た目かなり細かくしても食べたらジャリジャリします。食べてみると、細かい貝殻を食べている感じ・・・ってそのまま過ぎ!旦那に「せめて食べ物を入れようよ」と言われました。ブレンダーから貝殻の粉を出す時、町工場の焦げ付くような匂いがした時点で、気がつくべきでした、ハイ。

2.刺身醤油にオレンジジュースをIN!
聞いただけで「キモッ!」と思えるそんなアナタはきっと料理上手でグルメですね。カツオとか、臭みのきつい魚を柑橘系でマリネにしたものなんかはおいしいんじゃないか、と思ったんです、ハイ。でも、ここはアメリカ。カツオなんて手に入らないので、ハマチの刺身を買ってきました。醤油で食べるのは普通なので、柑橘系の香りを足すため、オレンジジュースを醤油に入れてました。正統派「気持ち悪い」系のモノができました、ハイ。

3.プリンに梅干をIN!
スイカに塩をかけたらおいしいんだから、プリンに梅干をいれたらどうだっ!と思ったわけです。ワザとやってるんじゃないの!?と言われそうですが、本人は大真面目です。これを話した時、主人に「じゃあ、なんで塩じゃなくて梅干なの?」と聞かれ、そのほうが色がキレイだから、と言うと「あ、一応理由があるんだね、おもしろーい(棒読み)」と言って、普通に分けて食べてました、ハイ。

文句を言わず粛々と数々のマズメシを処理してきた旦那(さりげなく捨てたり、食べられる部分だけを食べたり)は、えらいなあ、と感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。

そして、マズメシの諸先輩方には、私の創造力など足元に及ばない方がたくさんいらっしゃいます。
皆様も、ぜひGoogle先生で「マズメシ」と入れて調べて見てください。
スープの色付けに絵の具を入れる方卵サラダの歯ごたえを出すために卵の殻を入れる方シーフードカレーを作るのに水槽の水を使う方など、猛者ぞろいです。イカスミパスタを作りたいからって、墨汁使うのはやめよう!

ちょっとカゼ気味なんで、更新が遅れてますが、明日かあさってにマズメシ脱出の心得について書いていこうと思います!