俳優、押尾学被告と離婚し、息子との雲隠れ生活を続けている女優の矢田亜希子。元夫の一連の事件にショックを受け激ヤセしているという報道もあり、離婚したとはいえ、まだまだドラマや映画にキャスティングされない状況だ。そんな彼女の救世主となれるのは、かつて矢田を助けたアノ人たちかもしれない......というウワサが浮上している。
人気絶頂だった当時の押尾学との交際が発覚して間もなく、二人でハワイに旅行したときのこと。「婚前旅行か?」と、成田空港ではすごい数のマスコミが、先に帰国した矢田を待ち伏せていた。このとき、矢田と同じ飛行機にアノ長寿ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)の一団が偶然にも乗り合わせていて、彼らがなんとも男前な行動に出たという都市伝説がある。
なんでも、「若い女優をカメラの前にさらすのはかわいそうだ」ということで、石井ふく子プロデューサーと橋田壽賀子を筆頭に、強力な『渡鬼』メンバーのおば様方がガッチリと矢田を囲み、空港のエスカレーターを出てきたというのである。これにはマスコミもあ然、キャリアの高い業界関係者が人気の若手女優をうるさい報道から守ったという深イイ話だ。帰国の翌日、石井ふく子プロデューサーの机の上には矢田の事務所から丁寧なお礼の手紙と品が届いたという。
「女の人生波乱万丈」がテーマのドラマを数多く生み出してきた、脚本家の橋田壽賀子と石井ふく子プロデューサー。女優の真価を見抜く審美眼は超一流の大御所熟女ツートップである。その彼女たちが、矢田に「女優としての将来性」を少しでも見出していなければ、あの時わざわざ渡鬼チームが矢田を助けることもなかったかもしれない。
今、矢田が誰からも文句を言われずに、すんなり芸能界に復帰できるのは橋田ファミリーのドラマでしか考えられない。『渡る世間は鬼ばかり』も第9シリーズを終え、マンネリ化している感は否めない。テコ入れとして投入するには、私生活で苦い経験を味わった矢田は話題性も十分だ。矢田サイドと渡鬼サイド、利害関係のある両者が水面下で着々と手を結んでいる可能性も、低くはない?
(文=森タマソー)メンズサイゾーより