妄想ストーリーPART.3 〜 話 〜 | born free one kiss one heart

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舞台俳優のまゆたんです。ただ今俳優活動を休止し、ジェジュンを本気で応援しております。




「ユチョン、起きて、起きて」

「ん・・・今何時・・・」

「10時」



☆TVXQ☆まゆたんPRISM日記

「え!嘘!

・・・・なんだよ~まだ7時前じゃんかあ・・・」







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「起きたな。ちょっと、来て」





ジェジュンに無理矢理起こされて居間に行くと
2人分の朝食が用意されていた。



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「コーヒー、飲むか?」

「あ・・うん・・・」




ジェジュンは何かを話したいとき、
よくこの手を使う。
ということは、僕に話があるってことだな。





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「まず、食べよう」





オムレツ・・・美味しい・・・。


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何だろう・・・
昨日、もう、話したよな。
今日の夜の段取りか?
わざわざ?

何で沈黙・・・?



「ねえ・・・なに?」

「うん」



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何だよ何だよ?
早く言ってくれよ、気になるだろう。







「おまえ、昨日、帰ってきてからのこと覚えてる?」

「・・・・・あんまり・・・覚えてない・・・」

「そうか」






そうだ・・・。
タクシーで帰ってきて、ジュンスが寝ていて
ユノチャンミン・・・
チャンミンが・・・、誰かと電話してた・・・




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「あのな、おまえチャンミンに絡んだんだよ。
チャンミンな、俺たちが帰ってきたとき電話してたんだ。
誰とだか覚えてるか?」


「いや・・・」



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覚えていないけど、ジェジュンの言い方で相手がわかった。




「おまえがチャンミンに誰と電話してるんだって
しつこく聞いて、ユノがミイっちゃだよって言ったら
おまえ、電話取り上げて切ったんだよ。
その後・・・」


「その後・・・?」

「チャンミンの襟首掴んで、殴った」




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「え、殴った!僕が?」




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「うーん、まあ正確に言うと、殴ろうとしたら
チャンミンがかわして、おまえ倒れ込んで
そのまま寝ちゃったんだけどね・・・・」


「殴っては、いない?」

「まあな。すっげかっこ悪かったよ」





「あとで謝っとけよな。それと、みんなが起きてきたら、
今日の夜話すことを、ちゃんと言ってくれ」


「わかった」

「シャワー浴びてくるわ。

・・・あ、それから
ミイっちゃには、俺が電話を切ったことにしてあるから。
朝一でお詫びのメールしてある。
だから、何も聞くなよ。
まずは、メンバーに話すことが先だから」




「ジェジュン」



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「ありがとう、すまない」




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「チャンミンに言え」





僕は、なんてことをしたんだろう。
チャンミンに殴り掛かった?
あいつを、殴ろうとしたなんて・・・・。


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でも、殴っていなくて良かった。
かっこ悪くて良かったよ・・・。

ミイと話していた。
どっちから電話したんだろう・・・。
いや、考えるのは止めておこう。








チャンミンが起きてきた。
僕は、すぐに謝った。
チャンミン



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「酔っていたから仕方がない。怒っていないから
今日はちゃんと仕事をしよう」


と言ってくれた。
恥ずかしい。僕、情けない。
なんだかこの男に敵わない気がする・・・
少なくとも、今は。






それからジュンスユノが起きてきて


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僕は、今日の夜に話したいことがあるので
聞いて欲しい


と言った。
















スタジオに着くと


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「ユチョンくん、おはよう」



と、いつものミイが笑顔を向けた。
昨日、ちょっと様子が変だったから
心配していたけど、大丈夫みたいだな。






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「ミイさーん、ユチョンさーん、おはようございます!
ミイさん、昨日は休んですいませんでした」


「大丈夫なの?無理していない?」

「はい!あの、お詫びに、これ焼いてきました」



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「わあ~クッキー??手作り~!
すごーい美味しそう~」





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「お、いいにおいですねえ」




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「みなさんもどうぞ!」




何だ・・・?
何で普通に、いや、普通以上に明るいんだ?
女の立ち直りってほんとわかんねえな。





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「彼女、可愛くなったなあ。アドレス聞いてこよっかな~」


は? ジュンス? 突然どうした?



「ジュンス、あいつは止めとけ」

「何で?・・・あ~もしかして今日の話って
ミニーちゃんのこと~?」


「違います」



違うんだよジュンス
あいつはお前にはふさわしくないよ。

なんて、言えないよな・・・・。








撮影はいつも通り、スムーズに進んで行った。


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チャンミンも、僕に普通に話しかけて来る。
僕も、普通に、今まで通りに振る舞った。




休憩時間、ミイからメールが来た。



『おくじょうにいます。30分まってる』




僕はすぐに向かった。







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「ミイ、どうしたの?ここあついよ」





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「ごめんね、ここしか無くって。

今日、みんなに話すんでしょ?
だから・・・・その・・・・」


「?」







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「ユチョナ,タンシヌル サランハゴ イッスムニダ.
ファイティン・・・・」


「かんこくごだ」

「うん・・・・」




ミイは、いつもより深いキスをしてきた。

だから、僕もお返しに、深く、深くキスをした。


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「眩しい」

「めをあけるからだよ」


僕たちは、ちゃんと愛し合っている。













撮影が終わり、久しぶりに5人一緒に宿舎に戻った。




居間に集まってもらい、

僕は

話し始めた。






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「僕は、ミイっちゃと付き合っています」






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「え! 何それ!? え? まじで!?」
「ジュンス、静かにしろ」





「彼女の仕事とか、話とか、
見たり聞いたりしているうちに、
どんどん好きになってしまって、
僕なりに結構アプローチしたんだけど、
最初は思いっきり嫌われてたよ。

でも、めげずに・・・
彼女が韓国に来て、日本に帰る時に
メールを送ったんだ。

そしたら、ソウルに戻ってきて」





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「何それ、聞いてないよ!」
「ジュンス、聞こうよ」





「それで、告白をして、彼女も僕のことを
好きだって言ってくれて

その、付き合うようになったんです」






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「みんなは、知っていたの?」

「なんとなく気づいただけだよ」

「そっか・・・・よかったね、ユチョン。
僕はいいと思うよ。
ミイっちゃは、いいと思うよ」






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「なんで・・・・
なんでこの前聞いた時、嘘をついたの?」


「その・・・言いにくかったのと
全員にちゃんと話たかったんだよ」


「僕をばかにしていたの?」



「チャンミン、やめろ」

「何? 今度は何?」

「いや、ちゃんと話した方がいい」






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「いいよ、チャンミン、話して」








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「僕も、僕もミイっちゃのことが好きです。
たぶん、ユチョンと同じ頃から。

僕はいつも慎重すぎて、気持ちを伝える前に
他の人に奪われてしまう。

そんな恋はもうしたくない。
だから、ミイっちゃに告白しました。

このことでメンバーに迷惑をかけるつもりはないです。
仕事にも支障を起こすつもりはありません。

ミイっちゃがユチョンと付き合ってると聞いて
気づいてたけど、引き裂くつもりはないけど
僕が砕け散るだろうけど、
この気持ちを、貫かせてください」







☆TVXQ☆まゆたんPRISM日記

「ユチョン、どうなの?お前次第だよ」


「・・・・・わかった」


「ほんとにいいのか?」






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「ジェジュン、好きにさせよう。

その代わり、仕事に影響したらその時点で決着をつけてくれ。
それと、5人の関係を崩すようなことは
絶対にしないでくれ。
それで、いいかな?」






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「はい」




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「はい」





「よーし。じゃあ今日は解散!」

「解散って言ったって同じ家だよ」

「そうだったの~」




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「うわ~なんでユノが持ってくー!
僕がぜーんぶお膳立てしたのにー」





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「リーダーだからでしょ?」






なんだよ、ユノも知ってたんだ。
チャンミンにも気づかれて、僕ってわかりやすいのかな。
ジェジュン感謝してます。
ジュンス・・・は、まあよろしくお願いします。

メンバーにちゃんと言えてよかった、
チャンミンとはこれからいろいろあるだろうけど

ちょっと、頑張ってみようと思う。



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恋に障害はつきものだってね。





僕は、この恋の障害が
とても大きくなってしまうことに

まだ気づいていなかった。













写真はお借りしました。
ありがとうございます。