こんばんは


   

 

 先日の 「アンケート」 についてりりーぽーさんからお答えをいた

 だきました。  ありがとうございます。


        遠い昔、ゲシュタルト心理学で卒論を書きました。心理

        学用語には、フランス語が多く、(例えばdejavuとか)そ

        のころは、心理テストと呼んでいたと思いますが、サン

        プル集めを指していましたが、それがアンケートなのか

        も?と思いました。




 なるほど!!!と思いました。 合点がいきます。 きっとこの心理

 テストの方法がほかの分野にも使われるようになったと考えると

 つじつまが合います。 昨日の 「ははあ体験」となりました。 心理学

 では指導的な地位を持っていたフランスの学者の皆さんが心理テス

 トに用いた調査様式が日本にもたらされたのでしょう。 勉強になり

 ました。



りりーぽーさんは歴史にも大変造詣が深くて次のようなコメントも

いただきました。

 

     

      語源を知るのは、とっても面白くて、大好きです。最近「メソ

      ポタミア」という本で、アルファベットは、αとβからきていて、

      エジプト語からセム語にその原理は伝わり、何と紀元前17

      世紀の原カナン文字、原シナン文字にあらわされていて、

      フェニキア人の海洋交易により、ギリシャにもたらされた。と

      知りました。 おもしろいです。また、語源に関するお話聞か

      せてください。


  アルファベットがBC17Cにさかのぼるとは!! 驚きでした。 そし

  て感動さえ覚えます。 可能ならその時代にタイムスリップして、

  アルファベットとともに流れ行く先々まで一緒に進んでみたいとさえ 

  思います。



  いろいろな国で話されている言葉は一見単独で発展させてきたよ

  うな印象がありますが、 実際はりりーぽーさんの言うように時空を

  超えて旅をするような 「しろもの」 であるとつくづく思います。



  英語がアングロサクソンの言語文化だと一般に理解されていますが

  実は大変な雑食派で、さまざまな言語を食べて、(場合によっては

  食べさせられて) 成長してきたようです。



  特に1066年、ノルマン(現フランス人による)征服 (Norman

  Conquest) により、大幅にフランス語が英語の中に入りました。

  このとき征服者であるフランス人はアングロサクソン人を奴隷とし

  畜舎で働かせたそうです。 



  家畜の豚の Pig,Hog まではアングロサクソン系の英語、それ

  を料理して食べる人たちはフランス人なので、食卓のご馳走はは

  フランス語のPork となりました。 同じことがBeef にも当ては

  まります。 奴隷のイギリス人が扱った家畜の牛は Cow,Ox,

  で食べる段になるとフランス語の Beef になったというわけです。

 


 

  現在英語の語彙の5分の3をこうしたフランス語(ギリシア、ラテン

  系)が占めているというのです。 調べてみると、本来の英語5分の

  1で、あとの5分の1は世界中から入った語彙です。



  英語を話す人が今一番多いようですが、単に英米覇権主義

  からきているとばかりはいえないように思います。 このように

  ミックスした言語なので、だれでも自分の言語文化をその中に

  見出してアットホームに感じるから??かななんて思うときもあり

  ます。


  
       


  ではおやすみなさい