9月15日 曇りくもり のち 晴れ晴れ


前編:五竜山荘からキレット小屋まで

後編:キレット小屋から扇沢まで



4日目の朝は爆睡で 寝坊してしまった・・・

目覚まし鳴ったの全然気がつかないで眠っていたみたいなので

周りのテントの方に迷惑をおかけしたかもしれません・・・


足の裏のカイロも温かかったし 気温もマイナスにはならかったみたい

気持ち良く起きられたので

今日はもう一日頑張って 鹿島槍ヶ岳まで行くことにしよう!



ご来光

東の空から いつもの でも今日も特別な 太陽が昇ってくる


この日は 今回の縦走では初めて テントがスッキリ乾いていて

風も強くないし 撤収がラクだった~


行く前にトイレに行こうと向かうと 行列・・・

五竜山荘のテント場のトイレは 個室は2コしかなくて男女共有

10人目くらいだったのかなぁ?

なかなか進まなくって 10分くらい並んでいるうちに 空がすっかり明るくなっちゃった

あ~あぁ 男だったらこんなに並ばずに済んだのに~

トイレ待ちで迎える朝焼けって なんか切なすぎる~っ!!



トイレ&給水を済ませて 五竜岳へ向かう時には 多くの人がご来光待ち


この時点で5時半くらいだったかな?

予定より遅くなってしまったので 気持ち早歩きで五竜岳を目指す



でも やっぱりご来光見たくって 途中で立ち止まって東の空を見ると

徐々にオレンジ色の光りが広がる
この山旅一番の朝焼け♪



大好きな富士山も大きく見える~♪

おはようございま~す!!



登って 振り返ると五竜山荘と 今まで歩いて来た道がずっと見える

スゴイ遠くからはるばる歩いて来たなぁ・・・



五竜岳への道は 何ヶ所かこんな岩場があるよ


あまり登山に慣れていない人も登っているので

すれ違いは要注意!!



もうすぐ山頂

雪の時期は 最後の岩場が難しいと書いてあったような気がしたので しっかり確認しなくっちゃ!


最後の岩場

雪がなければ 普通の岩場だけれどね・・・



五竜岳山頂(2814㍍)


2度目の五竜岳登頂

最初に五竜岳に登った時の日記右矢印2010年7月24・25日 五竜岳 の日記



白馬・唐松・五竜まで稜線をつなぐことができた!

あとは鹿島槍まで行けたら・・・ スゴク嬉しい!!



今一度 来た道を振り返る


右手奥のなだらかな稜線が 小蓮華山の稜線

黒い三角のピークは白馬岳

ひとつ手前が白馬鑓ヶ岳

さらに手前が天狗岳

グッと降りて見えないあたりが不帰キレット

次のピークは唐松岳

V字に降りて登って 唐松岳頂上山荘が見える

手前にさらに稜線が続いて 写真には無いけれど五竜山荘があって

今 五竜岳山頂に到着

スゴイたくさん歩いて来たよ!楽しい!!



西に目をうつすと 左の大きめのピークが立山 右の岩岩したピークが剱岳



さらに奥に目を移すと 薬師岳の緩い稜線も見える

緩くてなだらかなピークね♪

左に向かって 手前は水晶岳 奥は黒部五郎岳

また歩きたいな♪



そして これから向かう鹿島槍ヶ岳の双耳峰

南峰の右手奥に とんがってるのは槍ヶ岳!


ココまで来たら もう行くしか無いでしょ!!

私は慎重派で キレットなどという名前の場所は 基本通りたくないんだけど

この時は この道を歩いて 鹿島槍ヶ岳にたどり着きたかった

ワクワクが止まらない!!



五竜岳の下り


最初から ズルズル滑りやすい岩場

4日目ともなると こんな場所も普通の登山道に見えてくる

ただ うっかり落石をおこして 下の人にぶつけたりしないように注意は必要



少し降りて 見上げると 急な斜面だということが 伝わるかしら?


後ろのお兄さん すごく歩くのがはやいんだけど

落石に気をつけて しっかり距離をとって歩いてくれていた

当たり前と言えばそうなんだろうけど

こうゆう当たり前なことができない人が多いよね



こんなザレザレの道でも 岩陰には可憐に花が咲いていて 感動しちゃう



こんな岩場は当たり前

鎖がたくさんかかっているけれど 3点支持など基本は押さえておきたいところ


下りきると G4・G5と岩場のアップダウンに突入



枯れたウルップソウがたくさん

今度は咲いている時期に歩きたいなぁ・・・



G4

ローマ字だけ とか 数字だけ っていうピークに登るの初めて!!

なんかカッコイイ!!



ホッと一息ついて G5へ向かおう



G5

コメント書こうと思ったけど もう忘れちゃった~

特筆して難しい場所は 無かったような・・・?



G4・G5を終えると 少し緩い けれど ザレザレ滑りやすい道に

このあたりから キレット小屋に宿泊していた方々とすれ違いが増える



北尾根ノ頭

前を歩いている方の先に ハシゴがうつっているの見えるかな?

鼻歌歌っちゃいそう♪

落ちたら?とか考えないの しっかり気をつければ落ちないから大丈夫~♪



登ってから 見下ろしてみた

ヒュ~!!落ちたらケガじゃ済まないね



北尾根ノ頭


4日目のテント泊縦走は 荷物の重さには大分慣れたとはいえ

重いコトは変わりなく 結構しんどい

ゆっくり休みたいなぁ~って気持ちになるけれど

もう少し歩いてからにしよう!!

だって先は長いから!



少し緩い道になるので ホッとするね


ほどなく口ノ沢ノコル

あまりにお腹が空いちゃったので クリーム玄米ブランを食べた

久しぶりに食べたら めちゃ美味しく感じた~



口ノ沢ノコル


降りると すぐにこの急登が待ち受ける・・・

コレが三段登りかしら?

ザックが重いこともあって 足が進まないのなんのって・・・



ココを過ぎたあたりだったかな?

ちょうど反対側から歩いて来た方からの情報で

八峰キレットで滑落した人を ヘリで搬送するために足止めされたと聞いた

見えないように包まれた状態で搬送されていたとのことだった


あとからニュースで 鹿島槍ヶ岳で滑落して亡くなった方がいたとのことを知った


登山をしていると 滑落とか 救助される場面などによくあうので

決してめずらしいことではないんだと思う

本当に気をつけて登ろうと 思った




二段のクサリ

歩くというよりは 岩場の登りが続く

かなり急で 距離もあるので 途中で休憩しながら登るよ


クサリもあるけれど しっかり三点支持で足もと手元を確認してね

写真に写っているのが全てではなく かなり長いので 集中して慎重に!



途中まで登って 振り返って写真撮影


ずっと登るから 結構息がきれてしんどい

この時はすれ違いがなかったので良かったけれど

もしすれ違いが必要な時は かなり注意が必要!


この後

写真なかったんだけれど

登り切って降りる区間がザレザレの急坂で

間違って降りそうになった場所があったので 要注意


地図に岩峰を回りこむと キレットが見えると書かれていたので

それっぽい場所が来ると期待するんだけど あ・違ったみたいなことがあったりして・・・



ほんの少しだけれど お花が増えると キレット小屋はもうすぐ



キレット小屋に到着♪

今日はココで半分かな~と思って歩き始めたけれど

案の定?予定時間よりも早く到着

地図では五竜山荘からキレット小屋まで5時間なんだけどな・・・

小屋前のテーブルで 昨日五竜山荘で購入したパンを食べて休憩


キレット小屋から鹿島槍ヶ岳南峰までは 約3時間

鹿島槍ヶ岳から先の道は 2度歩いているから様子もわかるし

今日下山できたら 麓でゆっくりして明日のんびり帰れるなぁ・・・

テント寒いし~ 暖かいトコで寝たい・・・ 温泉入りたい・・・ 誘惑が・・・

とりあえず 鹿島槍ヶ岳まで登って考えよう!!


後編:キレット小屋から扇沢 へ続く・・・